ジーンダイバー13話「大逆転への作戦会議」の感想です。3300万年前の中央アジアにやってきた唯は、プグラシュティクにパックを奪われてしまうが、助け出すことに成功する。退却したため、目的がマメジカのDNAデータを採取していたことしか分からなかった。
大逆転への作戦会議
唯の後ろを巨大なサイのような動物が歩いて行った。
雷獣類のエンボロテリウムというサイに似ているが、サイではない。今後絶滅してしまう哺乳類の1つである。新しい植物の誕生により、大型哺乳類の餌が無くなり絶滅してしまったようだ。他にも、ウインタテリウム、アルシノイテリウムなど変わった動物が、始新世の終わりから漸新世にかけて絶滅していた。
始新世(5600万年前~3500万年前)
漸新世(3500万年前~2300万年前)
生態系の中に空白の時間ができて、生き残った動物たちは、それぞれの環境に適応していろんなタイプに進化していった。これを適応放散という。絶滅した動物がいるので、生き残った動物が進化するチャンスが増えたことになる。突然変異が自分ピッタリの場所を見つけて、急速に広がっていく。
絶滅した動物たちが持つ有利な遺伝情報を集めていたことになる。適応して生き残っていける情報を使い、歴史の書き換えで起こる影響から、自分たちの先祖の系統を守ろうとしていた。猿人よりも前の時代に向かって人類を絶滅させようと考えている可能性がある。
虎鉄はこれからの作戦を考えていた。危なく踏みつけられそうな感じでした。近くにいたら足跡などで気が付くと思うのだが、通信に夢中になり気が付かなかった。
プグラシュティクは、唯の後ろには大きな組織がいると考えているに違いない。そのためイブや猿人を絶滅させることに失敗したら、次の標的を切り換えている。同じ時代に襲撃したら、組織が待ち構えている可能性があると思っているからだ。
プグラシュティク3戦士は、援軍を呼ばないのは何かしら理由があるだろう。
「彼らは人類を怖がっているからでしょ?その恐怖心を取り除いてあげれば、話し合いで解決しないかしら?」
「そりゃ無理だと思うけど…」
プグラシュティクから見れば、枝分かれした人類の歴史、バーチャル世界は不可解な世界である。人類からたくさんの情報を知りたいと思っているはず。話し合うことができれば、虎哲はプログラムの暴走を解くきっかけにもなるかもしれないと、唯の意見に賛成する。アキラは反対だった。
エピガウルスがプグラシュティクの先祖である。歴史から先祖を消すことができると脅すことで、話し合いの席に参加させようとしていた。プグラシュティクは、唯のDNAデータを持っているため、唯が行動すれば現在地を特定することができる。
唯がエピガウルスのいる時代に行けば、先祖を消されると考え、必ず姿を現すとこになる。そこをパックが通訳することになる。パックの通訳する能力をシステムに読み込ませて、唯がプグラシュティクと会話できるようにしていた。
虎鉄は自分の思うようにいくと計画しているが、今まで都合よく物事が進んでいたのは、パックの協力と唯の行動があってこそである。プグラシュティクと話をすることになっても、絶対に協力してくれるとはいえないだろう。
唯は450万年前の北アメリカに向かう。
次回「和平交渉成立せず!」
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