ジーンダイバー16話「女戦士ティル」の感想です。5000万年前の北アメリカにいる原猿を守ることができた唯は、ティルの奇襲で地中に引きずり込まれる。虎鉄は2人を別の時代にワープさせ、ティルを人質にして交渉しようと考える。プグラシュティクの戦艦が出現した。
女戦士ティル
戦艦が出現したと同時に地中から奇襲してきた。唯はバリアを使って無傷。虎鉄はティルを水攻めにして、自分達の目的を伝え交渉開始する。人類を抹殺することでプグラシュティク遺伝情報の欠落を発見しようとしているが、それは間違いである。人類の先祖を消したとしても、仮想世界であるため、人類が消滅するわけではない。
「止まれ!それ以上近づいたり、余計な行動をとればティルの身の安全は保障しない」
「今回がお前達のために話し合いを設けてやる最後のチャンスだ」
「お前達を簡単に消すことができる」
「無益な戦いを好まない平和的な種族であること」
「お前達の境遇に我々が同情していること」
「進めている研究対象として、お前達を所望することを講義中であること」
虎鉄は、遺伝子情報を使いPCでシュミレーションしている仮想世界であること、プグラシュティクは仮想世界のトラブルで誕生した生物であると伝える。虎鉄は挑発され怒り出してしまい、アキラが落ち着かせる。トラブルで作られてしまったが、心がある生物として、このまま存在させておいてもいいと考えていた。消してしまったらプログラムを初期状態に戻すため、これまでの膨大な時間と労力が無駄になってしまう。
「お前達が我々を作ったというのか?」
「シュミレーションの世界だというならば、我々がお前達の子孫を消そうとしていることに、何故必死に抵抗する?」
「研究にとって不都合だからだ」
「虎鉄落ち着いて」
「PCが作りだした偶然の産物とはいえ、お前達だって身も心もある人間だと思えば、研究の対象として存続させてやろうと考えてるんじゃないか」
「なるほど、お前達が作ったというなら、我々の遺伝子の一部に進化の情報が欠けているのも、お前達の仕業なのだな?」
「生み出したシステムのトラブルと関係があるのかもしれん」
「トラブルの解消はできそうなのか?」
「今のところはまだ…お前達が自分達の世界に戻り、我々の情報を提供すればトラブルの原因も、遺伝子の謎も解明できるかもしれん」
「試しに、シュミレーション世界の、お前達の歴史を消してみたらどうだ?全てのトラブルが解決するかもしれないぞ」
「自分達の歴史が消えては困る理由でもあるのか?お前達がやらないなら我々がやるまでのことだ!」
「ええーい話の分からねー野郎だな!主導権はオイラ達が握ってるんだぞ!」
「だったら好きにしろ!我々はやりたいようにやる!」
「フラウ私をこのままにしておくき?姉さん!」
フラウは、進化に必要な遺伝子が欠けているのも虎哲の仕業であると考え、信用していなかった。PCのトラブルの原因も分からず、解消するまでの時間も分からないため、痛いところをツッコまれ、反論できない虎哲に対し、人間の歴史を消すことで、全てのトラブルが解消されるかもしれないとフラウはティルを見捨てて帰って行った。
「オイコラ待て!話はまだ終わってないんだぞ!」
「虎鉄の話にかえって気合が入っちゃったんじゃない?」
「ああいうのがカラ元気っていうんだ!口では威勢のいいこと言っててもビビってたぜ!絶対に間違いない」
「そうかな?」
交渉はまたしても決裂してしまい、フラウはティルの姉であることが判明した。原猿よりも前の時代に向かうのだろうけど、5600万年前の歴史はバーチャル世界には存在しないので、過去にさかのぼることはできないと安心していた。
それより前の時代は不完全な状態で、動物のDNAデータを集めないといけなかった。試しにどんな世界なのか覗いてみると、バーチャル世界が再現されていた。唯は鯨の血液を採取する。暁新世紀に向かうための準備をするのだった。
暁新世紀(8500万年前~5600万年前)
5700万年前の西アジアにやってきた唯だが、海の中だった。パックは溺れそうになり唯に飛び付く。ジーンダイブさせるには情報が少ないため、不安定で陸地など安全な場所にワープさせることができない。
鯨の先祖でパキケタスが、フリスティカンプソスに追われていた。巨大なワニが迫ってきてワープさせることができないため、唯は自力で走るが、ティルが転倒して襲われてしまった。
次回「セラフィー誕生」
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