ジーンダイバー21話感想「バン・ニーの策略」の感想です。クレードゼロを奪おうとフラウとバンは唯に奇襲を仕掛ける。ドリルをバリアで防ぐことができたが、バンが発射したレーザーが唯の太ももを貫通してしまう。負傷した唯は倒れ込み、パックがフォローしてワープさせることに成功する。
「心配するな!急所をやられない限り、レーザーで受けた傷はむしろ治しやすいんだ!アキラ行くぞ!」
「これだけ?この薬だけで治るの?」
「焼き切れた神経も元に治る…最新の改良型だからな」
「あたしの傷のことよりクレードゼロが…」
「連中に奪われただろうな…」
唯が怪我したことでアキラは放心状態。虎鉄は落ち着いて対応するが、レーザーで受けた傷は治りやすい、じゃなくて痛くて倒れたんだから心配しようよ。クレードゼロが奪われたことで、人類が滅ぼされる可能性がある。
バン・ニーの策略
「ファイルが破損している…うかつだった…ピュイクシーがシールドを破りシステムに侵入したんだ」
「クレードゼロを改良するにはプログラムを改良しなくてはならない…時間が必要だな」
「グズグズしていると、敵がこちらの歴史線上に攻撃を仕掛けてくるかもしれない」
「自暴自棄に陥った猿共が総攻撃に出る可能性は十分にある」
「この世界の環境が破壊されてしまったら、遺伝子改良しても意味がない」
「どうするんだ?」
「リャナン・シー・ノゥオに援軍を頼む」
「連絡は私がしよう…ただし貴族院に」
パックが脱出する時にプログラムを破壊していたため、クレードゼロを改良することができなかった。修復するには時間がかかるため、このままでは計画に使用が出る可能性が高い。虎鉄の部隊が総攻撃を仕掛けてきた場合、対応できないと感じ、フラウは援軍を依頼する。
「そんなことしたって意味ないよ…もう駄目だよ」
「バカッタレ最後まであきらめるな」
「遺伝子を改造されてしまったら、その時点でもう…」
「こうして消えてないんだ!ギリギリまで希望を失うな!」
「アキラ一緒に頑張りましょう…ね♪」
アキラは自分達が消されるとあきらめてしまうが、虎哲は最後まであきらめるなと怒る。唯の傷が完治して、クレードゼロのシールドが解除されたら、ワープさせて奪い返そうと考えていた。
「父上…いったいこれは?」
「フラウ黙って聞け!詳しいことはお前より、そこにいる弟の方がよく知っている」
「何?」
「残念だが今回の作戦における独断失策を見逃すわけにはいかん!報告を怠和り、極めて危険な状況を招いた責任は、重大だ…継承権をはく奪し、バン・ニーに権限を与える」
「おまちください父上」
「お前のような有能な息子を持ってワシは頼もしいわい…今にも心臓が止まりそうなくらいにな」
プグラシュティクの一族では、大きな問題に直面していた。父上に相談すると、フラウは独断捜査での失態を報告しなかったということで、継承権をはく奪されバンに渡すことになった。これは全てバンの策略で、失敗を報告したのだ。
「どういうことだ?バン」
「落ち着きなさい姉さん全て一族のためですよ」
プグラシュティクの世界に唯が現れたことを報告せず、進化上の解明をリャナン家の力だけで解決しようとしたのが間違いだとバンは指摘する。リャナン家の技術があれば解明できると進言したのはバンだった。父上の性格は言い出したら聞かないことを知っていて、思い込ませる。
バンは、フラウやティルのように、かわいがってもらえず嫌われていた。そこを妬んでいたようだ。
他の王族が、国家の中枢機関の全てを握っているため、もしバレてしまえばリャナン家の再興ができなくなってしまう。名誉を守るため、父上が依頼したのは予備調査だったが、フラウが単独で動いたという風に報告していた。
「貴様!そこまで党首の座を手に入れたいのか?」
「どう解釈しようと勝手だ…言葉を謹んでもらおうか?本艦を発進させろ!」
「お前の命令など」
「代行を命じたのは父上だということを忘れるな!逆らうということは父上に逆らうことを意味するのだぞ」
バンの策略通りに一族は騙されてしまい、父上が主導権をバンに渡してしまったため、誰も逆らうことができなくなってしまった。ティルに連絡をしようとしたフラウだが、バンの命令でティルは無視して発進することになった。
次回「ティル処刑さる!」
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