ジーンダイバー3話「謎の生物あらわる」の感想です。バーチャル世界から現実世界に戻ることができなくなってしまった唯。時間を現代にして現在地を確認すると見たことがない動物ばかりの世界へ移動してしまった。アキラは虎哲に状況を説明すると、メンテナンス中に入ったことが原因であると調査を開始する。現場で待機していると唯の前に光の柱が出現し、中からビーバーのような生物が姿を現した。
謎の生物あらわる
服を着て直立歩行することができる生物の正体は何か?バーチャルステーションのモニターには893の文字が…ヤクザって意味じゃないのか?唯は挨拶をして頭を下げると反応してくれるようだ。何度も挨拶して反応を楽しむ。
「こんにちは…言葉が通じないのかな?」
「こんにちは!」
「こんにちは!」
「こんにちは!」
「こんにちは!」
「分かるのかな?今度は握手ね握手!」
「キエエエエエエエエ(/・ω・)/」
唯が生物の手に触れ握手をすると、急に怒り出して仲間を呼び囲まれてしまった。Vガンダムに登場するMSゾロアットみたいなパワードスーツを身に纏い、生物は謎の言葉を話して柱から戦闘機が追いかけてきた。唯は危険と判断して森へ逃げ込む。絶対入れないだろうと分かっているのに、突撃して墜落する生物。自滅した…こいつアホだろ!
生物はドリルを使って地面を潜り追跡してくる。走行するよりも早くモグラの様だ。前方に回り込まれてドリルで襲ってくる。唯は髪の毛が絡まり抜けてしまった。アキラに話しかけられ、焦っている虎哲は強い口調で言い返す。
「あいつら何なんだよモグラみたいなビーバーみたいな」
「説明より唯を戻す方が先だろ!話しかけないでくれ!その分遅くなるから」
「痛い…髪の毛が…」
唯は巨大な穴に落下してしまい逃げることに成功するが、自力で這い上がることはできない高さだった。この高さから落ちてよく無事だったと思う。生物は何故か追跡を諦めていた。
唯は穴を進むと何者かが生息していた痕跡を見つける。触手が唯に触れ黄色の生物が姿を現す。口を動かさなくても、背中にある羽を振動させて、人間の言葉を話すことができるようだ。見た目はポケモンのイーブイみたいな感じだが、口が悪い。
「寄るな!あんたなんかに負けないわよ!かかってらっしゃい!」
「助けてやったのに失礼な奴だな」
「もしかしてあなたが喋ってるの?」
「俺が喋っちゃ悪いかよ」
「口が動いてないのに…」
「動かさなくたって、これで俺は誰とでも話せるのさ」
「お前見たことない奴だな?どっから来たんだ?」
どうやら助けてくれたのは本当のようで、唯は一安心するのだが、通信しているアキラや虎哲のことが気に入らなくて怒り出した。黄色生物の名前はパックで、プグラシュティクから逃げてこの場所に隠れているそうだ。
「唯さっきの奴らの仲間かもしれないんだぞ!信用できないよ」
「お前誰と話してるんだよ?」
「バーチャルステーションにいるアキラと虎鉄よ」
「俺はパック・ロム」
「私は唯」
「それ通信機だろ貸して、こういうことはきちんとしなくっちゃな」
「誰だか知らないけど失礼な奴だな!そんなのとかそいつとか!俺はお前の仲間を助けてあげた恩人だぞ!お礼くらい言ったらどうだよ」
「ありがとう♪」
「なんで追われてるんだ?」
「握手をしただけなのに急に怒って」
「握手知らないの?こうやって手を握って」
「本当にこれしたのか?お前本当にどこから来たんだ?これは呪いをかけるってことだぞ!」
追われている原因を説明すると、仲良くするために握手をしたのだが、この世界では、呪いをかけるという意味で怒らせてしまったのだ。なんで握手が呪いなのだろうか?手が触れ合うのはセーフなのだろうか?この場所は安全だと思っていたら発見されてしまった。
襲撃されて転倒した唯は、アキラの指示でバンパイアを使う。アンカーガンで生物の遺伝子データを採取する能力を持っている。殺傷能力はなく護身用にもならないので、武器ではないのだ。謎の異世界で、複数の敵に囲まれ逃げ場はなく、プグラシュティクのレーザーが発射されそうになり、絶体絶命のピンチ。
次回「パックからのS・O・S」
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