ふたりはプリキュアSS18話「本日特売!満と薫がお手伝い!」のネタバレ感想です。満と薫はひょうたん岩で休んでいた。家がないのでここが居場所なのかもしれない。ゴーヤーンがやってきて、ドロドロンの情報から、2人はプリキュアと友達になったのはいいが、もしも裏切るようなことがないかと心配していた。満と薫はゴーヤーンを挑発して攻撃する。反撃をするのかと思われたが、攻撃を止めて引き下がった。

「緑の郷で、ずいぶんおくつろぎですな薫殿満殿」
「ゴーヤーンじゃない…何の用?」
「ご報告するのも私の役目です…あなた方プリキュアとお友達になったとか」
「仲良くやってるわよ…いつでも倒せるわ」
「大丈夫なのですよね?風のように気まぐれで、月のように変わりやすい、仲良くなりすぎて自分達の役目を忘れるようなことは…」
「私達はアクダイカーン様の忠実な下部、プリキュアに近づいているのは全てアクダイカーン様のためよ」
「勿論存じておりますよ…しかしもしもということも」
「バカバカしいそんなバカげたことを言い出すなんて、それでよくアクダイカーン様のおそばにいることができるものね」
「怒った?ならかかってこれば?相手になってあげても、あなたに私達が倒せるかどうか?」
「今は私どもがやりあっている場合ではないでしょうに、アクダイカーン様のご意思に逆らうことにならないように」
本日特売!満と薫がお手伝い!

パンパカパンが開店記念セールのため全品20%OFF。咲は手伝うため部活を休むことになり、いつものバイトが体調不良で休むため人手不足だった。舞が手伝うことになりました。薫はセールの意味が分からず、満がお得な日であると説明する。薫は全く興味がなく、くだらない発言が多い。満は興味あるみたいで行く予定である。
パンを3個購入で300円以内って安い。みのりは手伝おうとするのだが、戦力外とされて相手にされなかった。レジ1台で行列発生で店内は混雑、パンを乗せるトレーがなくなりそうで母の指示で咲が動く。そこへ満と薫がやってきました。
「くるみパン、クロワッサン、ベーコンロールお会計272円です」
「お姉ちゃんみのりもお手伝いする」
「お待たせしました…ちょっと待っててね」
「お父さん、舞お姉ちゃんみのりも手伝う」
「鉄板で火傷しちゃうぞ表に行ってなさい」
「少し安いってだけで、あんなに集まるなんて、みんな物好きなものね…プリキュアがせかっく誘ってくれたんだし、行ってみましょう」
咲はみのりのワガママにも対応できず、薫にみのりの面倒を押し付けて、満にエプロンを渡してバイトさせることにした。いきなり説明もなし状態で、満と薫は指示に従うことになりました。
満はすぐに店内の商品と値段を暗記する。ウインナーロール120円、ブルーベリーパイ130円、コーンマヨパン120円、カレーパン100円、クロワッサン90円。更に20%OFFの細かい計算まで暗算するのです。
咲は笑顔と挨拶の重要なポイントを教えました。自動ドアではないため、お役様が帰ろうとすると満はドアを開けてあげました。会釈もして無愛想だが順調に仕事をこなしていく。
「グッドタイミング!エプロンが似合うね看板娘!お願いちょっとお店手伝って…」
「なんで私が…」
「テラスでおしゃべりするのもいいよね…薫しばらくみのりをお願い」
「なんで私が…」
「パンの種類や値段を覚えるより、もっと重要なことがあるの…笑顔と挨拶、お客様が来たらいらっしゃいませ!帰りの際にはありがとうございました…これが一番大事なの!」

みのりは薫に自分が邪魔なのかもしれないと相談する。みんなのように店の手伝いをしたいのだが、指示してくれない。薫は、はぐらかしたりせず、思ったことをストレートに伝えました。咲舞のようにしようとしても身長も力も足りない、それでは手伝いなどできるわけがない。人に聞かず、自分のできることを見つけるようにと、言い方はきついですが、真っすぐな回答だった。その様子を舞が見ていた。
「みのり邪魔なのかな?お手伝いしたいのに…」
「そんなの無理に決まってるじゃない!あなたはまだ背も小さくて力もない!あの人達と同じことをしようとしても無理!私も無理だけど、ああいうこと苦手だから満はすごい…」
「薫お姉さんは一緒ににやりたくないの?」
「いつも一緒だけど、別々にやることもある…満はみちるにできること、私は私にできることやる…人の真似じゃなく自分にできることをやればいいのよ」
「みのりにできることって何?」
「そういうことを人に聞いてるようじゃダメね!何ができるか自分で考えるのね」
ゴーヤーンはアクダイカーン様に満と薫のことを報告します。自由にさせておけと放置している。失敗ばかりのドロドロン存在を忘れていて、こっちも期待していると嘘を言って、期待されてると勘違いしてやる気を出し出撃します。
「あの?お話終わりました?」
「そういえばあなた様のことすっかり忘れていました」
「プリキュアを倒す方法を一生懸命考えたのにさ」
「あなたならきっと倒せることでしょう」
「本当にそう思ってる?」

みのりはパンパカパン前にやってきたおじいさんを見つけて声をかける。杖を持っていて、店が空くのを待っているようだったが、みのりが案内して購入する手伝いをしてあげました。この行動には他のお客様も感動したようで、店内の通路を開けてあげました。
おじいさんには感謝され、母も咲も喜んで褒めてくれました。薫はその様子を見ていました。みのりは薫の教え通りに行動して、みんなに喜んでもらえたのが嬉しくて報告する。薫に抱きつきありがとうと感謝の気持ちを伝えました。
「おじいさんどうしたの?」
「店が空くのを待っているんだよ…ゆっくり選んでいると迷惑がかかると思ってね」
「人気のパン売り切れちゃうよ?おじいさん来て」
「すみませんおじいさんが通ります道を開けてください!トレー持ってるから欲しいパン乗せてね」
「お嬢さんありがとう」
「やればできるじゃない」
「薫お姉さんありがとう!いった通りのことしたんだよ!みのりにできること一生懸命考えたの本当にありがとう」
みのりは疲れて寝てしまい、咲舞と満薫は4人で休憩します。薫はみのりと対等に接したこと、咲はケーキやパンに囲まれ、ありがとうの言葉を言われるのが嬉しいと伝えます。この感謝の言葉に満と薫は考えて帰ってしまいました。今まで自分達が感謝されることはなかったのだが、今日は初めてありがとうを言われた。咲舞は後を追いかけてパンを渡しました。無言で受け取りそのまま帰宅していきました。
「薫さんすごいね…みのりちゃんと対等に話てたでしょ」
「思ったことを言っただけよ」
「それって中々できないことだと思う」
「学校休みの日、好き勝手にすごしてるじゃない!仕事を手伝うなんて嫌じゃないの?」
「土日に家族でお出掛けってこともほとんどなかったけど、いいこともたくさんあるんだよ!一番嬉しいのはありがとうって言ってもらえることかな」
「手伝ってくれたお礼パンなんだけど、今日はどうもありがとう…お疲れ様」
え?バイト代がパンってダメだろう。バイトの契約書がないのに仕事させられて報酬がお金じゃなくてパン。いやいや何時間労働したのだろうか?

舞は海の方を見て、ひょうたん岩が近づいていることに気が付いた。ドロドロンが出現してウザイナーを召喚します。プリキュアに変身しますがドロドロンの糸で行動不能になってしまう。満と薫はプリキュアが苦しんでいる姿を見て、2人の言葉を思い出していた。拳を握りしめ、糸を切り、ウザイナーに攻撃した。
なんと満と薫がプリキュアを助けました(#^.^#)どこからの攻撃か分からず、合体技で浄化されドロドロンの作戦は失敗に終わる。
舞は糸が切れた理由は何か?誰かが力を貸してくれたのではないかと考えていました。フラッピもチョッピも力を感じていませんでした。
「糸が急に切れたじゃない何か不思議な力が働いたようで…」
1日バイトしたの?8時間労働したのだから、勿論給料支払ったんだろうね。SS放送当時2006年の東京の最低賃金は719円である。パンを受け取った様子もなく、完全にお手伝い無給ってことになるのだろう。帰りは夜になったので車で美翔家まで送ってもらいました。
「舞ちゃん1日で手伝ってもらってありがとう」
「私もすごく楽しかったです」
「薫お姉さんいつくるの」
プリキュアの弱点を見つけ、強力な力の発動の鍵となるのが、咲舞の心であることまで知っていた。だが、2人の危機に感情が揺らぎ助けてしまった。ドロドロンが気に入らない、プリキュアを倒すのが自分達であり、倒されてしまったら目的が達成できないと思ったのかもしれない。
薫は、プリキュアを助けてありがとうと言って欲しかったのかもしれない。
「ありがとう…何故こんな言葉に私は動揺してるのだろう?糸を切ったのが私だと知ったらプリキュアは、ありがとうと言うだろうか」
「薫もう止めよう…プリキュアを倒すのは私達なんだから…」
満と薫の心に変化が現れました。プリキュアを倒すのが目的で転校生としてやってきたのだが、咲舞と関わり、薫はみのりの影響力で心が揺らいだ。この出会いと経験が、物語を大きく変えていくことになるだろう。
次回「大切なものは何?咲と舞の願い事」
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