デリシャスパーティプリキュア16話「らんらんって変?肉じゃがとウソ」の感想です。らん回の話となり、らんの小学生の時に起きたこと、キュアスタを投稿するきっかけが語られる物語となっている。
らんは食べたかったタマゴサンドをGETしていつものように語りながらレビューをキュアスタに投稿していた。するとクラスの高木にその様子を見られて変な奴だと笑われてしまった。
「ほぇぇぇ~ついにゲット!タマゴサンド卵が金塊のように輝いてるよ。う~んデリシャスマイル!黄身の甘さが幸せを運んでくる!野原で寝ころんだら四葉のクローバーに全身を囲まれてる想像感だよ!キュアスタ投稿完了!」
「お前何サンドイッチと喋ってんだ?華満って変な奴!ははははは」
らんらんって変?肉じゃがとウソ
学校に登校してゆいはらんに挨拶をするといつもと様子が違っていた。ここねが来た時には既にこんな感じで異変に気が付いた。何かあったのか聞くと答えず、キュアスタの投稿を話題にしようとしたら、らんは慌ててゆいの口を塞ぐ。
「おはよう」
「ゆいさんごきげんよう…」
「へ?らんちゃん…」
「私が挨拶してもこんな感じなの」
「何かあったの?」
「いいえ何もございません…」
「キュアスタのタマゴサンド見たよ」
階段に移動してらんはゆいとここねに事情を説明する。クラスのみんなにはキュアスタのこと秘密にしていて、高木にタマゴサンドのこと見られて変だって言われたことを気にしていた。ここねは高木の方が変だと指摘する。宇宙人にさらわれそうになったとか、兄がアメリカの宇宙センターで秘密の仕事をしている。1000匹の野良犬に追いかけられた。河童の皿を集めているなどの嘘を平気で言っている人物だった。ゆいはスリルある人生を送っていると本当のことだと思っていた。
「え?キュアスタのことみんなには内緒にしてたの?ごめんね」
「らんらんってやっぱり変だよね…」
「高木君にタマゴサンドのこと見られて変だって言われた…」
「そんな…」
「それなら高木君の言ってることも…」
「こんなにも美味しいものがたくさんあるのに、どうしても誰かに伝えたくって」
「それでキュアスタを」
「というわけでではではごきげんよう」
らんは小学校の時に、ごはんなどの好きなことを話していたら、話過ぎてしまったようで「らんちゃんてなんか変だよね?」と引かれて避けられるようになってしまった。それからそういうことを話すのはやめようと決めた。だが、ごはんのことは我慢できず、美味しいものをみんなに伝えたくてキュアスタの投稿を始めたのだ。
高木はクラスの男子にらんがサンドイッチの言葉が分かると話を広める。ゆいが注意するが理解してもらえず、その話をらんに聞かれて更に元気がなくなってしまう。これはしばらく立ち直れそうにない。
「ねー高木君!らんちゃんのことで嘘言わないで」
「マジあいつ話しかけていたから」
「そうだけど…でもらんちゃんを変な風に言うのは止めて!高木君に変だって言われて気にしてるよ」
「でもサンドイッチに話しかけるのは変じゃね?」
ブンドル団アジトではブンドルのポーズを変更しようとナルシストルーが考えていた。するとセクレトルーが声をかけゴーダッツも現れる。ブラックペッパーなる人物が出現したが全てのレシピッピを集める目的は変わらず、邪魔する者は倒せと命令する。結局ポーズは変わらなかった。
「暇ですか?ていうか本当にポーズ変える気かよ?」
「それでは参りましょう!ブンドル!ブンドル!」
ゆいはらんに元気になってもらおうと家に誘いラーメンパーティーを行う。レシピはあるのだが、一番ラーメンのことを知っているのはらんであると指導お願いする。乗る気ではなかったらんであったが、ここねが鍋に湯を沸かして適当にやっていると、いつものらんに戻りました。マリはらんのまっすぐな情熱を後押しして、変ではなく素敵であり、好きなものが違うだけだと説明する。
「まずはかつおぶし、こんぶ、にぼし別の鍋で出しを取るの」
「鳥と和風の完璧すぎるハーモニー。これはもう食のオーケストラ」
「思ったんだけど変って素敵なことじゃない?」
「変が素敵」
「みんな好きなものが違うだけなのよね。好きなことを好きっていうのはとても素敵なことだし、どんどん言って行けばいいのよ。らんのごはんへの鬼盛の情熱は才能よ!誰に何を言われようが自信を持っていいってこと。だって大好きなんだから」
「ありがとう!らんらん自信が湧いてきた!高木君のことはもう気にしない」
母が帰宅して高木のことについて話す。高木家は両親が店を経営していて兄が面倒を見ていてくれたのだが、遠くの大学に行くため一人暮らしを始めた。大学で宇宙の勉強をしてアメリカで働きたいそうだ。家で高木はぼっちだったので、そのため平気で変な話を言うようになったのだろうか?
高木は山海食堂で肉じゃがを食べているところをらんが目撃する。高木はどうも美味しそうに食べていなかった。そこにナルシストルーが登場してレシピッピを奪う。ゆいたちも駆けつけプリキュアに変身するが、炊飯器のモットウバウゾーのビームを受けて地面に押し潰される。
「あの時の高木君…肉じゃがに大切な思い出があるんだよ!そんな思い出を絶対奪わせない!」
ヤムヤムはバリバリカッターブレイズを腕に巻きつけ地面を割り脱出のスペースを作る。射撃技だと思っていたらこのような派生技も使える。隙を作りだしてプレシャスが1000キロカロリーパンチで殴り、ヤムヤムの必殺技で浄化に成功する。
らんは高木の食べようとしているに肉じゃがを一口貰うとレビュースタート。
「はにゃうま!これはジャガイモとお肉がシャルウィダンス!めっちゃ美味しいってこと。なんでさっき食べた時ガッカリしてたの?」
「見てたの?関係ねーよ」
「肉じゃがを代表してちゃんと教えて欲しい」
「あんまり甘くなかったんだよ…兄ちゃんが作ってくれた肉じゃが甘かったんだよ」
「それはタマネギ!きっとお兄さんは玉ねぎを炒めてそれを肉じゃがに入れたんじゃない?それがお兄さんが作った肉じゃがの秘密」
「なんでお前そんなことまで分かるんだよ」
「それはごはんのことが大好きだから」
「やっぱお前って変…でもカッコいいかも」
翌日、ゆいの母が高木にお弁当を作りました。レシピはらんが考えたものだった。高木の兄は弟の作り話でいつも笑っていた。嘘をついていたのはそれが理由でした。
次回「4人目のプリキュア!あまねの選択」
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