ふたりはプリキュアSS8話「大好き!みのりと二人のお姉ちゃん」の感想です。初代プリキュアから始まるパートナー同士の喧嘩回である。みのりの家がパン屋であることを学校の友達に話したら、家に遊びに来たいとのこと。朝食でパンを食べていたのだが、ジャムを取ろうとしているとカップにぶつかりそうになり、咲は注意する。両親と咲に許可を得るのだが、喜んだみのりはテーブルにぶつかり、牛乳がこぼれて咲にかかってしまった。
「お姉ちゃんにお願いがあるんだけど、今度の日曜日みんなを呼んで遊んでいい?」
「私、日曜日部活だし」
「絶好調!」
「みのりぃぃぃ!」
みのりと二人のお姉ちゃん


ダークホールではアクダイカーンが激怒していた。カレハーンがプリキュアに敗れて、太陽の泉の在処も分からず、樹の泉を奪われしまったこと。全てカレハーンが作戦を失敗したのが原因である。ゴーヤーンは次の幹部を呼んでいた。
「いったい何をやっているのだぁぁ!樹の泉を取られるなど。7つの泉を手に入れ永遠の滅びの世界を築く!」
「ご安心を次なる者がもう…これはこれはお待ちしておりました」
日向家に舞が遊びに来ていた。みのりはポテトチップスとオレンジジュースを持ってきてくれた。みのりは咲の真似をしてグローブ装備する。咲は注意するのだが、みのりは無視して続けた。勢いあまってグローブが手から離れてしまい。オレンジジュースに直撃、更に舞の絵にかかって汚れてしまった。咲がスケッチブックを床ではなくベッドの上に置いておけばよかったと思う。
「ダメだ…だからダメだって言ったでしょ!舞の大切な絵が台無しになっちゃったじゃない!どうしていうこと聞けないの?」
「いいのよ別に、絵だったらまた描けるから」
「今朝も注意したよね?危ないから注意したのに止めなかったまたこうなったんでしょ?」
「咲、みのりちゃんは悪気があってやったわけじゃないのよ」
「やめなさいって言われたことをやめないで、いっつもこうなるのよ!何回同じことを言わせるの?もう一緒に遊んであげない!」
「ちょっと咲!みのりちゃんの気持ちもちゃんと…」
「舞には分かんないんだから、ちょっと黙って!…」


姉に遊んであげないと言われたのが心に刺さり、号泣してしまった。舞は咲を止めようと手に触れるのだが、怒り狂った咲は舞の手を振り払ってしまった。我に返った咲はまずいことをしてしまったと、ふたりの空気が凍り付く。争うことではないのに、ふたりの瞳がウルウルになってしまった。原因を作ったみのりだが、空気を察して泣き止んだ。舞は帰ってしまった。
「私、そろそろ帰らなきゃ…みのりちゃんまたね…それじゃ…」
フラッピは、明日学校で謝ればいいとフォローする。舞は姉妹の問題に口出して、余計なこと言ってしまったと悩んでいた。チョッピも舞のことを心配していて、みのりと舞は妹という存在であり、みのりの気持ちが理解できていると話す。何故自分が間に入ろうとしたのか?それは、舞は兄と喧嘩して怒られたことを思い出していた。
翌日、咲は教室で舞に謝ろうとしたのだが、互いに顔を合わせると気まずくなり会話がなかった。昼休みにお弁当を食べようとすると、舞の姿がなかった。どうやって話をすればいいのか?きっかけを逃してしまった。
笑顔の舞は可愛いのだが、落ち込んでしょんぼりしている舞も可愛い。
帰宅したみのりは、昨日のことを思い出し泣いてしまう。舞のスケッチブックを持ち、舞に謝罪するため走る。咲と舞が喧嘩中のため、フラッピはチョッピに会えないとグチグチ言いだした。帰宅した咲は、みのりが黙って出掛けたこと知り捜索を開始する。


みのりは舞にスケッチブックを渡して謝る。更に喧嘩した原因が自分にあると、ふたりのことを気にしていた。舞はみのりの気持ちが分かると、兄の望遠鏡を壊してしまったことを話す。大好きな兄に嫌われてしまったとショックだった。
公園で泣きそうなみのりを安心させようとしている舞の背後に、新たな幹部モエルンバが登場し、ウザイナーを召喚した。
「これ」
「わざわざ持ってきてくれたの?」
「みのりのせいで喧嘩しちゃったの?」
「喧嘩だなんて、私はみのりちゃんの気持ちが分かったから…きっとみのりちゃんも同じ気持ちなんだろうなって…」
「お姉ちゃんに嫌われちゃったかもしれない」
「大丈夫よ…絶対にそんなことないから安心して」
「俺の名前はモエルンバ!その精霊をこっちに渡すんだセニョリータ!お前達プリキュアァァァ!」


舞がみのりを庇い、咲が駆けつけるが、ウザイナーの攻撃で吹き飛ばされ、みのりは気絶してしまう。互いに気まずい状態で手をつなぐのは…互いに顔を見合わせているとフラッピに注意される。喧嘩中だが緊急事態のため、プリキュアに変身することになった。
変身することはできたのだが、精霊の光が発動しなかった。つまり攻撃も防御も格闘技のみで、遠距離から攻撃することも、防ぐこともできない。戦闘中だが互いの意見を言い合い、ウザイナーの火球を回避する。
「精霊の力が弱まってるラピ」
「ふたりの気持ちが揃ってないからチョピ」
「昨日のことが引っかかってるの?確かに舞に八つ当たりみたいになっちゃったけど」
「そうじゃない!みのりちゃんのことが心配だっただけ!あんな風に言われたらショックだったと思う」
「咲は姉なんだから、もっとみのりちゃんのことを考えて欲しいの」
「考えてるよ!でもみのり人の話を聞かないんだもん!」
「あんな風に言わないであげて、咲のことをとっても大好きなんだから」


火球がみのりに直撃しそうになり、ブルームは庇ってダメージを受けてしまう。精霊の力が発動していないので、直接のダメージをなる。上昇したウザイナーは炎を纏い急降下してくる。ブルームはイーグレットに力を貸してほしいとお願いされる。
「お願い!みのりを守りたい!」
「やっぱりお姉ちゃんはそうでなくっちゃ!ふたり力を合わせればきっと大丈夫!」
精霊の力が発動し、攻撃を相殺する。今までに見たことがない強い輝き、連続攻撃を仕掛ける。パワーだけでなくスピードもUPしている。合体技ツインストリームスプラッシュで浄化する。
みのりは目を覚まし、怪物のこと話すのだが、ふたりはごまかした。どうしてこの公園にいると分かったのか?それはみのりが大好きな場所であることを知っていたたからである。舞との喧嘩も終了し、妹との喧嘩も無事解決した。
「お姉ちゃん昨日はごめんなさい」
「私も少し言い過ぎたからね」
「みのりと遊んでくれる」
「分かった遊んであげるから」
「舞お姉ちゃん大切な絵にジュースこぼしてごめんなさい」
「私も昨日はきつく言っちゃってごめんなさい」
「もういいのよ…だったら一つだけお願い聞いてくれる?」
咲は舞に謝罪し、舞はふたりを絵に描いた。日向姉妹の仲良しで笑顔溢れる幸せな絵が完成した。
次回「朗読会を邪魔しちゃダメ!」
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