勇者指令ダグオン36話「サルガッソの支配者」の感想です。雷は複数の女子生徒からラブレターを渡され、逃げ回っていた。追い詰められてしまい精神的にも肉体的にもダメージを負ってしまう。何とか逃げ切ることができたのだが、バイクの駐車場で待ち構えていた真理亜に捕まってしまう。
「まずい…このままでは…」
「すぐに逃げちゃうんだから」
「離れなさい!」
「私が捕まえたんだから私の物よ!今日こそ手紙の返事を聞かせて…」
「僕には大事な任務が…助けてぇぇぇ!」
「ここで待っていたのは大正解だったみたいね…さぁ実験を始めましょう」
サルガッソの支配者
宇宙監獄サルガッソでは囚人たちの中で反乱が起きていた。中心となっているのはワルガイア3兄弟のマドー、ゲドー、マドーである。マドーは既に地球でダグオンの調査を開始していた。ゲドーは残った囚人に攻撃を仕掛けて、反抗する者共の倒す。マドーが指示を出し、電波宇宙人パルス星人が地球へ向けて発進する。
「あれが7番目のダグオンか…マドー兄貴…面白くなりそうだぜ…ふざけた新人ダグオンの登場でな」
「すぐに楽しい相手を送ってやるから待ってろ」
「愚か者めが…まだ歯向かうかお前ら?何人でもまとめて相手してやる」
「ふざけんな!てめえらも囚人じゃねーか…誰が言いなりになるか」
「まだ馬鹿が残っていたか…マドー兄者」
「いつまで遊んでいるつもりだ?」
「いいか!今日からサルガッソの支配者は俺達だ!生きるも死ぬも俺達次第だ、生き残りてーなら俺達の指示に従え!ワルガイア3兄弟にな」
「ダグサンダーは雷を武器にすると聞いた…ならば出番だパルス星人」
「俺を指名するとは目が高い」
ファミレスで真理亜は雷をロープで縛り、みんなの前で能力を発揮させるように指示を出す。他の女子生徒に追われるなら真理亜の方がマシだと協力する。テーブルの上で手を使わずにスプーン曲げをしてクルクル回すと、TV番組のプロデューサーに見つかり声をかけられる。
私の実験動物って酷い言い方をしているが、怪奇現象や超常現象を追っていた真理亜にとって、宝物みたいな存在である。もちろん恋愛対象として必要なのではなく、実験の協力者として必要という意味である。
「本当にここでやるんですか?」
「これぞサイコキネシス」
「満足しました?僕はこれで…」
「君すごいじゃないか?マジックってやつかい?こりゃ売れるよヒヒヒヒヒ!」
「ちょっと私の実験動物を乱暴に扱わないでよ!」
真理亜はプロデューサーに付いて行くが、雷を縄で引きずっている。犬と散歩するような感じである。TV番組の企画に協力することになった。真理亜的にも悪い話ではないため許可する。
パルス星人のターゲットは雷であり、TVモニターを自由に移動することができて、攻撃を仕掛けてくる。サンダーライに変身して応戦する。パルス星人はモニターの大きさで能力が発揮されるようで、TV局の小さなモニターでは不利だと判断し退却した。
「見つけたぞサンダーライ!ダグオン皆殺し手始めはお前からだ」
「貴様はパルス星人」
雷はダグオンメンバーを招集しパルス星人の能力を開設する。モニターから出てくれば攻撃することができるが、モニターに逃げてしまうため追尾することが困難である。激は雷が真理亜と良い関係であることを知り、ヤキモチを妬いている。
雷は真理亜のことを迷惑であると発言し、激は怒り出して食べているラーメンを吐き出してしまう。激の前にいた海の頭にかかってしまうが、海はそのまま雷の話をきいた。
「真理亜さんと二人っきりでTV局じゃと?気に入らん」
「そいつを倒す手段は?」
「それはまだ勉強中です」
「チヤホヤされてもそんなもんか?新米刑事はだらしないのう…」
「お言葉ですが、真理亜さんが勝手に着いてくるんですよ迷惑以外の何物でも…」
「先輩に立てつく気か?生意気な口を叩くのは独りで宇宙人を倒してからにしろ!」
雷は学校の視聴覚室で複数のTVを用意してパルス星人との戦いを待っていた。この声は、太陽の勇者ファイバードのガードファイヤー、勇者特急マイトガインのバトルボンバー、勇者警察ジェイデッカーのガンマックスの声優さんである。
「今度は絶対に捕まえてやる」
「張り切ってるね新米さんよ!そんなに血祭りにあげられたいのかい?臨海競技場に来な相手してやるぜ!」
挑戦を受けた雷は臨海競技場に向かう。
TV番組の約束の時間まで残りわずか、しかし雷の姿はなく、真理亜とプロデューサーは焦っていた。リハーサルなしだったが出演者がいないと知り、スタッフはあたふたしていた。解雇になる可能性があるとプロデューサーは真理亜に責任転嫁して、怒った真理亜が反撃に出る。番組を楽しみにしている視聴者のために、真理亜は行動する。
「どうすりゃいいんだ?君黙ってないで、何か考えてよ」
「私に言われたって…」
「もうだめだ僕クビになっちゃうかも…責任取れよ責任!」
「何よダメって聞いてりゃ言いたい放題!あんたの責任はどうすんのよ?」
「なんだその口の聞きかたは僕を誰だと、終わった僕の人生…」
「仕方ない…こうなったら」
雷を心配していた竜は尾行していて、全員が競技場で待機する。サンセットキッスの生放送番組が始まった。雷は真理亜との約束の時間を忘れていたことを思い出した。
「さぁ来いパルス星人」
「オイ!」
「炎先輩…どうしてここに?」
「あいつがお前をマークしていたんだよ…先走らないようにな」
番組では真理亜が「明日は晴れるね」を歌い出した。これが真理亜のキャラソンか…するとパルス星人が現れた。雷は決闘場所を間違えていて、怒ったパルス星人はこの場所で戦うことを決めた。ちゃんと計画していたのに、まぬけな勇者に台無しにされてしまった。
「本当にここでいいのかよ?」
「間違えるわけないじゃないですか?」
「やっと来たな!何やってたんだ?遅いじゃねーか」
「約束場所を間違えたのはそっちだろうか!」
「臨海競技場だと言ったじゃないか」
「おい…ここは臨海スタジアム…競技場は隣だ」
「あっちの方が大きいモニターだったのに許さんぞサンダーライ!計画を台無しにして仲間まで連れてくるとは」
誘導合体したダグサンダーは単独で戦うことを決めた。ボルトシュートで攻撃するが、相手も電撃なので吹き飛ばされてしまった。竜は背後からモニターを破壊し、パルス星人の逃走経路を断つ。
「これで終わりだパルス星人…雷決着はお前がつけろ!」
雷鳴合体サンダーダグオン
サンダーシャトルと雷鳴合体したサンダーダグオンは、攻撃を回避しパルス星人を押し倒す。ダグサンダーにはダメージを与えれたが、更に合体した姿には電撃は効果がなかった。額からのムーンカッターで上空に吹き飛ばされ、必殺技のサンダーランサーフィニッシュで撃破するのだった。
番組では真理亜が評価され、プロデューサーは解雇にならなかった。雷を使って売り込もうと計画していたが、後日となりました。
「初勝利おめでとうサンダーライ!次からはもっと楽しませてもらうぜ!」
「サルガッソは俺達ワルガイア3兄弟が頂いた!覚悟しておけよダグオン諸君」
最後にヒドーが宣戦布告をしてきた。今まで登場していた謎の男の正体はコイツだったのだ。
次回「幽霊トラックを追え!」
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