ジーンダイバー29話「宇宙人あらわる!」の感想です。ティルは強力な磁場を感知して、シンタツススを調べている謎の生物を発見した。近づくと高速移動で姿を消してしまった。バーチャル世界に介入しているのは宇宙人の可能性があった。マイクロメカを散布している介入者と、マイクロメカが活動をしないようにするためのカウンターウイルスを散布している宇宙人がいた。
赤いカニもどきの生物が、ロボットに襲撃されて倒されてしまった。ロボットはカウンターウイルスの発射台を破壊し逃走する。唯とティルは宇宙人の死骸に近づくと、4つの強力な磁場が接近していることを感じる。地面から生物が奇襲を仕掛けてきた。
宇宙人あらわる
虎鉄は生物との対話を試みるため、パックを通訳させようとする。仲間同士で通信しているようで、その影響でティルは苦しんでいた。むやみに襲ってくることはないと考えていると、パックの様子に異変があり、自ら進んで接触しようとする。
「冗談じゃないぞ!こんなのに近づいて喰われでもしたらどうするんだ?」
「お前はそんなにうまそうじゃない」
「何だって!」
触手で通話して、意識を取り戻したかに見えたが、パックは驚いて気絶してしまった。生物は腹が伸びてきて唯を捕獲しようとする。ティルが銃で射撃して唯を助ける。危険だと判断し、虎哲は唯達をジーンダイブさせる。
ゲンゴロウに戻りパックに確認すると、全く覚えていなかった。ティルの説明によると、高周波の電波で連絡をしているが、自分達にも使用してきた。パックを反応させるようなことがあったのは間違いない。過去において、地球上の生物の進化を巡り、異星人同士の対立があった。
地球上の生物の遺伝情報を元に作り出したバーチャル世界に、何故異星人がいるのか?
虎鉄の説明によると、再現できない生物においては、別の生物の遺伝情報を使用している。更にプログラムが暴走して、地球以外の世界を再現することも可能で、その影響で異星人が誕生した可能性がある。プログラムが勝手に作りあげた生物なのかもしれない。
バーチャルシステムは、遺伝情報についても、歴史を再現することで、不確定要素を残したままプログラムが暴走している。過去を再現するために、不確定な部分であるデータ不足を補いうために、独自に埋め合わせることもある。
本来の歴史とバランスを保つために、進化の介入者を生み出したデータがあるなら、介入に対抗する異星人が必要である。プログラムが本来の歴史を維持できなくなる可能性がある。つまり進化の歴史も変わる可能性が出てくる。
子供向け番組なのに、話がとても難しくなってきた。当時、全く理解できなかったけど…
ペルム紀(2億9000万年前~2億4500万年前)に向かうことになった。三畳紀よりも前である。歴史が狂い初めているなら、それを食い止めなくてはならない。パックは危険なことに巻き込まれたくないから、虎哲に意見するが、プログラムの暴走を止めることはできなかった。
「ちょっと待て食い止めるならプログラムの暴走を食い止めろよ!」
「簡単に止められるなら、とっくに止めてる!ジーンダイブに必要な遺伝情報も集めなきゃならんからな、もたもたしてる暇はないぞ!」
2億4500万年前のシベリアにジーンダイブした。火山が噴火し太陽を遮り、北極と南極で氷河が進行しているため、気温が低くなっていた。噴火の影響は酸化物を含んだガスで酸性雨を降らす原因ともなった。硫酸の雨が岩も溶かすことになる。
虎鉄はプログラムの暴走を止める方法を見つけるため席を外していた。
たくさんの哺乳類が死んでいた。ディキノドンは三畳紀の終わりまで生き延びていた生物がいた。キノドンは哺乳類の先祖で、最も成長した生物である。地面の中に巣を作っていたので長生きすることができた。
進化への介入者をスネーカーと呼ぶことにした。哺乳類と恐竜の先祖はスネーカーに選ばれた。死んでいる動物たちはマイクロウイルスの影響である。
アイキャッチが変更になり、唯の背中にパックが捕まり翼のように見せる。
次回「進化への介入者」
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