ジーンダイバー39話「疑われた虎哲」の感想です。ティルがアノマロカリスを退治すると、スネーカーが出現した。ティルを助けようとした虎鉄だが、マザーから大量の情報が一気に流れ込み気絶してしまった。ジーンダイブさせるとティルの情報が消えて海中に放置されてしまった。ドライの救助してもらい状況を説明する。
エウロパ人は極秘にスネーカーに対抗しようと作戦を実行するたび、そこには必ず唯たちの姿があり、監視できるのは虎哲だけだった。情報を流すことができるのは虎哲であるとドライは判断する。ティルはパックを連れてドライと行動を共にする。
疑われた虎哲
「虎鉄、これで我々はお前の自由にはならない…訣別の印だ」
「そうかそういうことだったのか…ティルの奴驚かせやがって」
ティルは通信機を外して自分の髪の毛を唯に渡した。虎鉄が本当にスネーカーの手先であるのか?ドライが本当のことを言っているのか?確認するためにドライに付いて行くことになった。髪の毛を渡したのは、新たにDNA情報を取得させるためだった。
虎鉄は、マザーコンピュータがスネーカーと繋がっているのではないかと考えていた。プログラムの暴走、ティルを助けようとした瞬間に情報を流されたり、セラフィーの存在が登録されていなかったり、全てマザーコンピュータに関わることだった。
ドライは海中に身を潜め、エウロパにいる仲間から指示を待っていた。これまでスネーカーが出現した例外は、虎哲がこちらを監視していた時だけだった。パックはノーテイストによって侵略されてしまった。そして他の星に危険だと知らせにやってきたのだ。
パックが存在する世界は、人間が作り出したバーチャル世界に発生したプグラシュティクの国だった。それがパックの消えている記憶と関係があるのかもしれない。エウロパの星に伝説があり、本来ならパックは唯たちの世界に存在するはずだった。
ドライとパックは以前二人で話していた時に、自分の星が侵略されてしまったことを伝えていた。
基地に戻りカウンターウイルスを筆石に使う準備を行う。するとスネーカーの戦闘実行体が出現した。アキラは虎哲を疑い、唯は二人を戻すようにお願いするが、虎哲は強い口調で怒ってしまう。最初の頃、唯は虎哲の指示に従っていたが、もう意見するようになりました。
「何故だ?戦闘実行体の襲撃です」
「オイラ知らんぞ!オイラのせいじゃない…」
「パックとティルを戻して」
「ティルのせっかくの苦労が無駄になる…ギリギリのところまで待つんだ」
「メカが攻めてきてるの…もうギリギリでしょ!」
「ドライと一緒なんだ…うまく逃げられるかもしれん」
「逃げられなかったらどうするの?」
「だからその時はオイラが何とかする」
「だったら今何とかして!」
「うるさい!ピーピー騒ぐな!…すまん…今はオイラに任せてくれ…唯」
「唯…今は言い争ってる場合じゃないよ…虎鉄…信じていいんだね?」
「勿論だ」
2人が争ってしまったため、アキラが深呼吸して、間に入り冷静に対応する。唯を落ち着かせ虎哲を信じることにした。いいとこあるじゃないか(*’▽’)
ウイルスの研究者は以前の襲撃で亡くなっていて、製造データも失われていた。カウンターウイルスは、この基地にしか残っていなかった。エルロパ人とスネーカーの激しい戦いが繰り広げられる中、基地は海底火山の爆発に巻き込まれ、ドライはティルとカウンターウイルスを持ち去ることに成功した。
「こんな追撃に遭うのは初めてです…まるで私達の行先を知ってるように出てくる」
「オイラじゃないオイラ…まさか…いやそんなはずはない!」
スネーカーの追撃で、虎鉄を疑い睨みつけるアキラ。虎鉄は動揺するが、スネーカーに情報が流れているのは事実である。
生き延びた数名のエルロパ人とドライ、ティル、パック。仲間はとても有能で自分が犠牲になっても、ドライを助けようとする意志がある。ドライは仲間の遺伝物質を体内で預かっているため、仲間が守ろうとする理由であり本能である。
「多くの犠牲を払いました…これだけでもカウンターウイルスを持ち出せたのが救いです…まさか?」
「何故こんなところにまで戦闘実行体が…あなたたちはまだ虎哲と」
「奴の言ってることは本当なのか?」
無事に生き延びることが、突如出現したスネーカーにより、カウンターウイルスが破壊されてしまった。ドライはティルが虎鉄とまだ繋がっていたことを知る。虎鉄を通して、スネーカーがドライたちの位置情報を把握していた可能性が高い。
次回「パックの中のパック」
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