ジーンダイバー42話「秘められたパックの伝説」の感想です。セラフィーはアキラにプログラムを渡してきた。虎鉄はデリートプログラムであることを知り怒り出す。アキラは優しく事情を聞くと、自分はスネーカーの手先であると語る。人間が作り上げた文明を記憶するための道具であり、人類が絶滅してもここまでの記憶を残しておくためである。唯の体に異変が起こりスネーカーが出現した。
秘められたパックの伝説
セラフィーは唯たちを助けるために、超時空通信の周波数と出力の回線を変更して、妨害工作を行ったため、タキオンビームを送り込まれて倒れてしまった。ジーンダイブに成功して無事に逃走することができた。
セラフィーは唯とアキラのことを大切に思っていて、人類を消すことに反対しスネーカーを裏切った。ドライはセラフィーが学習を終えたため、スネーカーが人類を消そうと行動を開始したのではないかと疑っていた。
セラフィーは最後の学習をしないでいた。学習終了の時期に合わせて、カンブリア紀で筆石の活動を開始していた。学習を止めたため、筆石の活動が鈍った可能性があった。プログラムの暴走を止めようとした時に、マザーコンピュータの中にスネーカーの情報を発見した。その時に自分の役割を知った。
セラフィーは自分の存在が、人類の存在を消す役割であることをすごく苦しんでいた。スネーカーの本体はどこにいるのか分からなかった。人類を進化させるために行動していたスネーカーが、何故人類を消そうと考えたのだろうか?
ドライはセラフィーを信じることにして、最後の基地に案内することになった。5億8000万年前のオーストラリアにジーンダイブした。
「いつぞやは失礼しました…味方としてあえて嬉しく思います」
「パックさんにも目的のためとはいえ、苦しい思いをさせて申し訳ありませんでした」
「全くだよ」
ドライはエウロパに伝わるパックの伝説を話す。1994年の7月に激突した水星の影響により、文明は壊滅的な打撃を受けた。強烈な電磁波によりシステムは破壊されてしまった。生態系が破壊されたため、環境の補正をPCに託した。判断に合わせて行動していたのだが、スネーカーがPCを乗っ取り全てを奪った。
意識を読み取る糸と、誰とでも話せる羽根を持っていた生物が現れた。戦闘実行体の攻撃で命を落としてしまった。最後の言葉は
「私と同じ羽と糸を持つ者を捜せ!あなたたちの力になってくれるだろう」
パックの正体は情報生物であり、星は既にスネーカーによって支配されてしまった。バーチャルシステムを使い、記憶と能力を別の生き物に送り込み何度も生き残っている。プグラシュティクの過去にもパックの仲間が来た可能性がある。スネーカーに対抗するために言い残したのだ。
パックの記憶を完全に回復させる装置を使い、安全に作業をするために回線をつなぎ続けないといけない。エルロパからバーチャル世界に侵入しているルートを知られる可能性が高い。
記憶を戻そうとすると戦闘実行体が出現した。
次回「戦闘実行体の襲撃をかわせ」
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