デリシャスパーティプリキュア33話「清く正しく!あまねのハロウィンパーティ」の感想です。今回はハロウィン回でもあるのだが、あまねメインの物語となっている。「清く正しく」と言ったらスマイルプリキュアの青木れいかですが、あまねも同じ志しを持つなら、いつか共演できる日が来るかもしれない。
ゆいの家に集まり、みんなでハロウィンパーティを計画していた。あまねは誰か誘いたそうな顔をしているとゆいが問いかける。するとマリちゃんが帰ってきてナルシストルーのことが上手く進まないと話す。クッキングダムからナルシストルーの様子を聞いていたのだ。
「あまねちゃん誰か誘いたい人いる?」
「もしよかったら…」
「全く一筋縄ではいかないわね…」
「どうしたの?」
「アルシストルーのことよ」
ナルシストルーの名前を聞くと表情が暗くなるあまね。操られていたとはいえ、レシピッピを苦しめてしまったことを今でも後悔しているに違いない。つけこまれてしまった人間の悪い心はどうやったら無くすことができるのだろうか?
清く正しく!あまねのハロウィンパーティ
ナルシストルーは食事に対する恨みが強くて心を開こうとしない。好き嫌いが多く、極端な猫舌で、みんなと一緒に食事をするのが楽しいと思えなかった。プライドが高く居場所が無くなりブンドル団に入ったのかもしれない。あまねはあの時言われた言葉を思い出していた。
「さぁ恨みを晴らしたらどうだジェントルーここにくすぶってるものがあるのだろう?」
「駄目!」
キュアフィナーレはナルシストルーを攻撃しようとしたが、もう一人のキュアフィナーレが止めた。あまねは目を覚ますと自分の部屋だった。あまねは巨大なパフェを兄様達に作ってあげた。気分を変えようとしていたのだが、やはりあの出来事が気になり落ち着かなかった。それにしてもかなりの大食いでパフェを完食してしまった。
「パフェはいい…見ていて心が安らぐ…いただきます…食べれば笑顔になれる…ごはんは笑顔、パフェも笑顔だな」
あまねはマリちゃんとパーティの衣装選びをするために約束していた場所へ向かう。パフェのレシピッピは元気のないあまねを心配して励まそうとしていた。うるさくてイライラしたのだろう。あまねはレシピッピを捕まえて注意すると口論になってしまい、レシピッピは怒って泣いて姿を消してしまった。あまね怖いぞ!目つきが結構鋭くなるというか、プリキュアの中でも精神状態が結構不安定ですね。
「ピーピピ!ピーピピ!」
「少し静かにしていてくれ!」
「ピーピーピピ!」
「今のは君が変なことをするから!」
「マリちゃん…さぁみんなをあっといわせる衣装を選びに行くぞ!」
「この衣装が良い…清く正しい心にならねば…」
マリちゃんが声をかけてくると、あまねは動揺を隠して笑顔で何事もなかったように対応する。マリちゃんは魔法つかいの衣装を試着するのだが、あまねはぼーっとしていて聞いていなかった。あまねは悪魔のイメージを想像していたが、天使の衣装を手にした。
「あなた何か無理してない?今日のあなた様子がおかしいわ…別に何から何まで話さなくていいんだから、気軽に頼ってね」
「マリちゃん…ありがとう」
マリちゃんはあまねの異変に気が付いていた。相談したいことがあれば気軽に頼るようにと優しい言葉をかけると、その気持ちが嬉しかったあまねは感謝の言葉を伝える。本当は聞きたかったのかもしれないが、何も聞こうとしないマリちゃんの優しさが伝わってくる。あまえは帰宅してレシピッピに八つ当たりをしてしまったことを後悔し、ハートフルーツペンダントを見つめると、液晶画面が暗くなりレシピッピの姿が見えなくなってしまった。
ハロウィンパーティがスタートする。各キャラクターが衣装に着替える。ここねの赤ずきん可愛い。ハートベーカリーの限定パンプキンパイを用意する。まだあまねの様子がおかしいことにマリちゃんは気が付いていた。
「きゃぁぁこれって限定のパンプキンパイですよね?まだ食べてないんです~。そんなに美味しいパイならゴーダッツ様に捧げるべきです。っていうか私もハッピーハロウィンしたいつーの!ではせーのブンドルーブンドルー」
セクレトルーはこんなにきゃぴきゃぴな感じだったのか?小型のドローン型スピリットルーが量産されているのだが、自分が食べたいものをゴーダッツ様に捧げるって普通に買ってきてあげればいいのでは?もうプリキュアと一緒にパーティに参加すればいいのに。
「そういえばあまねちゃん誰か誘いたい人いるんじゃなかった?」
「それは…」
「ハロウィンで浮かれているあなた達は相手になりません」
ハートベーカリーでセクレトルーはレシピッピを奪った。あまねの心配してパフェのレシピッピは側で見守っていた。一番浮かれていたセクレトルーはゴッソリウバウゾーを召喚する。マリちゃんはデリシャスフィールドを展開して、ゆい&ここね&らんがプリキュアに変身するのだが、あまねは変身できなかった。
「変身できない…昨日パフェのレシピッピに愛想つかされてしまったんだ…私に悪い心があるから」
3人でなんとかしようとウバウゾーの拡散弾をヤムヤムのカッターブレイズで撃ち落とす。相殺できなかった攻撃をスパイシーがバリアで受け止め、プレシャスが弾く。1発が直撃しそうになり、マリちゃんとあまねは回避する。そこにパフェのレシピッピが現れた。
「あまねらしくないですわ…あの時だっていじわるでしたわ」
「自分でも情けないと思っている。こんな私じゃ君に嫌われてしまってもしょうがない…ナルシストルーのいう通り、拭いきれない暗い思いがある」
「それがあたなが言っていた悪い心」
「許すことも忘れることもできなくてパフェのレシピッピに酷いことをしてしまった」
「無理に許す必要ないわ…誰かを許せず恨む気持ちそれは誰もが自然に持っているものよ…おかしなことなんかじゃない…でもね忘れないで、大事なのはその感情に流されないことよ。流されてしまえば今度はあなたの大切なものを傷つけてしまうかもしれない」
「ごめん!酷いことをしたのに謝りもせず本当にごめん…」
「こちらこそごめんなさいあまねのことが大好き」
「君のことが大好きだ!今日はみんなでハロウィンパーティなんだ是非君にも来てほしい」
あまねは八つ当たりしてしまったことを話しマリちゃんからアドバイスを受ける。レシピッピに謝罪して吹っ切れたのかペンダントは光を取り戻す。フィナーレブーケで攻撃し、連続キックでダウンさせ、合体技で浄化に成功する。ゴッソリウバウゾーに強化されても、プリキュアが強くなったのか?最近のウバウゾーは弱くて戦闘がすぐ終了してしまう。
「攻撃バリエーションが足りませんでしたね…」
みんなでパーティを楽しみました。あまねが誘いたい人とはレシピッピでしたが、もしかしたらナルシストルーだったのかもしれない。マリちゃんの過去にも許せなかったり恨むようなできごとがあったのだろう。それはきっと…だからあまねが苦しんでいるのを理解したのだろう。
「おじいちゃんはガンコ!おでんは野球のあとで」
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