デリシャスパーティプリキュア37話感想「ひそむ怪しい影あまねの文化祭フィナーレ」

菓彩あまね

デリシャスパーティプリキュア37話「ひそむ怪しい影あまねの文化祭フィナーレ」の感想です。今回の話は文化祭で、みんなを笑顔にしようとあまねが頑張ります。生徒会長として最後の仕事でもあるため気合を入れる。

クッキングダムに連行されたナルシストルーが、ブンドル団の情報を渡そうとしていることを察し、スピリットルーが作戦を実行した。クッキングダムにミニスピリットルーが数体召喚されたのだが、ナルシストルーはブンドル団がいつか自分の口を塞ぎにやってくることを予測していた。ミニスピリットルーを1体捕獲して召喚してきたときのゲートを利用し、おいしーなタウンに脱出することに成功した。ナルシストルーとあまねが再開したらどんな展開になるのだろうか?

ナルシストルーナルシストルー

「クッキングダムに我々の情報を流そうとしている件でごわすが、既に手をうったでごわす」

「どうせ偽の情報でしょ?小賢しい」

「こいつは使えそうだ…へぇこんなところに出るとはねフフフ」

ひそむ怪しい影あまねの文化祭フィナーレ

菓彩あまねマリちゃん

あまねは生徒会室から窓の外を見るとナルシストルーの姿を目撃した。クッキングダムにいるはずのナルシストルーがいるはずがない。文化祭では料理に力を入れているみたいで屋台が多くあった。ゆい、ここね、らんのクラスの出し物は炭水化物フェアということでチャイナ服に変身。ラーメン、おにぎり、サンドの炭水化物マシマシセットを提供していた。

入店したと同時にラーメンセットを提供する。待ち時間が短くて、マリちゃんもビックリ。ジンジャーがフルーツパーラー、あまねのお店に通っていた情報を入手したマリちゃんは、あまねの両親に会うためにやってきたのだ。

「これを短時間で作るとは流石は俺様だな」

「今のは!」

「あまねお待たせ!素敵似合ってるわ」

ナルシストルーは白衣を着て何かを開発していたようだ。あまねは再びナルシストルーの姿を目撃して追いかけようとするが、マリちゃんと合流する。両親を紹介してジンジャーの情報を聞き出す。ゆいのおばあちゃんの家にじばらく滞在していたこと、ペットを連れていたこと、招き猫がお気に入り、しかし滞在していた理由については知らなかった。

「いつか自分と似たような恰好をした人が来るかもしれへん」

「その時は仲良くしてほしいと言ってましたね」

ジンジャーはクッキングダムの人間がおいしーなタウンへやってくることを予測していた。あまねのクラスはスイーツを提供していて、パフェを作っていたのだが、再びナルシストルーの姿を目撃する。ちなみにあまねの父の名前はしゅういち、母はぼたん。

ナルシストルー

あまねの兄も文化祭に来ていて、あまねの親友の手伝いをしていたのだが、装置が上手く動かず困っていた。ナルシストルーが通りすがり協力を求められるのだが、ちょうどゆい達が廊下を歩いていて、見つかりそうになる。とっさに教室に入り協力することになった。

「先生少々お力をお貸りしたく」

「はぁ?俺様は先生なんかじゃ…あいつら!」

「すみません先生これ直せます?」

「なんで俺様が…」

「無理なのか…」

「無理だと?なめるな!フン俺様に不可能はない」

ナルシストルーがクッキングダムから脱走して、おいしーなタウンへ向かった情報を入手したセクレトルーは、残業ということで出撃した。またということは月に何時間くらい残業しているのだろうか?

「ならば私の手で捕まえますっていうかまた残業。今日はお取り寄せスイーツが届くっていうのに、ではブンドルブンドル!」

拓海和実ゆい

マリちゃんはジンジャーの情報を集めることができなかったことをゆい達に報告する。メンメンはまたコメコメの力を使うしかないと考えていた。あまねはナルシストルーを何度も目撃したことを話す。そこに拓海が手打ちそばを持ってきた。

頑張って研究した成果が出ていて、ゆいが笑顔で食べていた。その笑顔のために拓海は努力したにちがいない。マリちゃんはクッキングダムから連絡があり、ナルシストルーが脱走したことを知る。何故ブンドル団はクッキングダムに簡単に潜入することができるのだろうか?これはクッキングダムの関係者がブンドル団にいる可能性があるのではないだろうか?

ナルシストルーナルシストルー

あまねが見たナルシストルーは本物だと確信して捜索を開始する。あまねは教室でもえと兄達と一緒にいるナルシストルーを発見した。会話を聞いているとナルシストルーに対して感謝の言葉を伝えている。これはいったいどういうことなのか?

「ありがとうございました!完璧です助かりました!おかげで閉会式に間に合います!」

「俺様は天才だからな」

「これお礼といってはなんですが…」

「なんだ?」

「りんご飴です美味しいですよ」

「いらん!そんなもの俺様の体に合わない」

「そんなこと言わず食べてみてよ」

「天にも昇る美味しさだ」

「騙されたと思って一口だけでも」

「しつこいやつだな…あーん…これが旨いというのか?」

「うちの妹が作ったんだよ」

「ふーん…そいつに会ってみたいな…」

もえ達は装置を修理してくれたお礼にりんご飴を渡す。最初は受け取ろうとしなかったが、しくこくされ仕方なく一口だけ食べた。するとナルシストルーは旨いと思ったのだ。しかもりんご飴を作ったのはあまねで、会ってみたいとまで思ってくれた。

菓彩あまね

この言葉を聞いてあまねは驚いた。ナルシストルーは好き嫌いが激しく心が歪んでしまった。自分を操り利用していたその男が、自分の作ったりんご飴を褒めた。あまねは複雑な気持ちだろう。もしかしたら食わず嫌いなだけで、食べれば好きになってくれるのではないだろうか?

「見つけましたよ!思わぬ収穫ついでにいただきますよ」

「!セクレトルーの仕業か」

セクレトルーがナルシストルーを発見しレシピッピ共々捕獲する。せっかくのりんご飴が消えてしまった。ナルシストルーはミニスピリットルーを改造して自分を小さくする装置を開発していたのだ。装置を作動させ逃げようとするのだが見つかって捕まってしまった。

「いつの間に?もとに戻らないとこのまま潰しますよ?クッキングダムから逃げるために我々を利用するとは」

「俺様を始末しに来ると思ったからな」

「セクレトルーレシピッピを解放しろ!それとナルシストルーも」

「まさか助けようとでも?」

「然るべき場所に戻したいだけだ、とことん反省してもらうためにもな」

「久々だなジェントルー」

「元気だったか?」

「ち!つまらん…」

セクレトルーナルシストルー

トングのゴッソリウバウゾーを召喚し、マリちゃんはデリシャスフィールドを展開し、ゆいたちはプリキュアに変身する。ウバウゾーはバランスが悪く、中距離の攻撃はできても、間合いに入り込まれると反撃できないようだ。スパイシーのシールドで守り、プレシャスとヤムヤムの攻撃で追い込む。その様子を見てナルシストルーはセクレトルーに対して嫌味を言う

「あーあ…あれじゃプリキュアに勝てないよ?」

「少し黙っててくれますか?」

「あのていどしか生み出せないとはセクレトルーも大したことないな」

「あなたの処分はゴーダッツ様に委ねるつもりでしたが、予定変更です!やってしまいなさい!」

キュアフィナーレキュアフィナーレ

怒ったセクレトルーはナルシストルーを落として、ウバウゾーがとどめをさそうとします。ピンチを救ったのはキュアフィナーレだった。このシーンは感動的で、自分を苦しめてきた人間を救うなんて、なかなかできることではない。あまねの正義が強い!自分の作ったりんご飴を美味しそうに食べてくれたら、許すかもしれない。

「何故?」

「私は私の正義を貫くだけだ!」

「まさかナルシストルーを庇うとは」

ナルシストルーキュアフィナーレ

合体技で浄化に成功し、驚いたセクレトルーは退却する。ナルシストルーは装置を投げて再び捕まる道を選んだ。これは反省することではなく、自分の安全を確保するためである。フィナーレはリンゴ飴を渡すとナルシストルーは喜んでいた。飴を作ったのがあまねであることを知らずに。

「俺様に恩を着せるつもりか?」

「私はただ奴らのやろうとしていることが許せなかった…それだけだ」

「フン!それがお前の正義ってやつか?くだらん」

「なんだ?」

「物体の大きさ変える装置さ。それで俺様の体を小さくすればクッキングダムに転送できるだろ?」

「はにゃ?自分から捕まるってこと?」

「ブンドル団から身を守るためだ!いいから早くしろ?わざわざセクレトルーから奪い返してやったんだから」

「これを食べて反省しろ!」

「これは!誰が反省するか」

ナルシストルーは、あまねのおかげで少しだけ心を開いたのかもしれない。ちょっとだけ素直になっているのが感じられる。そしてその姿を見守り、ほほ笑むフィナーレ。

菓彩あまね菓彩あまね

文化祭の閉会式であまねが生徒会長として最後の言葉を伝える。最後に装置が作動して垂れ幕には「ありがとう生徒会長」と感謝の気持ちが。突然のサプライズにあまねは驚く。

「みなさんお疲れ様でした。私も生徒会長として最後の務めを果たせました。実は一度だけ辞めようと悩んだことがありました。けれどみんなを笑顔にしたいという大事な気持ちを失わずに続けてこられたのは、みんなの支えがあったから。私がここに立っていられるのは、みんなのおかげです!本当にありがとう!」

「驚いた?みんなのために頑張ってくれたあまねに何かお礼がしたくて、お兄さん達も手伝ってくれたんだ。それと機械が得意なナル先生にもお願いして」

「それで一緒にいたのか」

菓彩あまねナルシストルー

まさかこんな素敵な贈り物があったとは、それに何も知らずに協力してくれたのはナルシストルーだったことも知る。ナルシストルーは笑顔でリンゴ飴を食べていた。この飴を作ったのはあまねだということを知ったらどんな反応をするのだろうか?とても素敵な話だった。

次回「おばあちゃんに会える?おむすびと未来へのバトン」

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