あらすじ
家から飛び出した朋也は、渚と再会する。いったい何をやっているのかと思ったら、一人で演劇の練習をしていた渚は演劇部を再開できるように活動開始するのです。
「あなたをお連れしましょうか?」
[ad#co-1]2話「最初の一歩」
登校中に朋也は後ろからバイクで走ってきた杏にひかれそうになります。
「朋也どいてぇぇぇ~あああああ!ちょっと気をつけてよ!免許も先週取ったばかりで運転なれてなくてさ!傷はなしと・・・修理代は勘弁してあげる」
何事もなかったように立ち去る杏ですが、朋也の方が被害者ですよね?声をかけられるとそこには春原がいた。なぜこんなに早く登校しているのかというと、前回のリベンジで智代に戦いを挑むためだった。
「登板間隔が空きすぎるとな、いいピッチャーだって打たれちまうんだよ!」
「悪いことは言わないからもう止めておけ!それとも学校に来られなくなってもいいのか?どうしてほしい?しばらく地上の人でなくしてほしいか?そこの関係者ダストシュート!」
殴りかかる春原に対して知世は連続キックHit数がすごいがそのまま朋也が開けたダストシュートの中へ悲鳴をあげながら落ちて行った。
「こんなことはもう止めてくれな、けど、お前たちを見てると少しだけ懐かしい気もするな」
自分も不良だったから春原や岡崎の気持ちが少し理解できるのだろうか?
校内では女の子の幽霊騒ぎが起きていた。でも朋也は気にせず図書室へ向かう。そこには少女が読書をしていてページをハサミで切りぬこうとしていました。
「これ私の手作りなの?あ!お箸が一善しかないの」
朋也はお弁当の卵焼きを分けてもらうのでした。
「早く片づけた方がいいぞもう授業が始まるからな!」
「またね!」
この少女が幽霊って訳じゃないよな?朋也は涼から話を聞いて、その少女の名はA「一ノ瀬ことみ」クラスはA組で全国模試で10位以内の天才少女だった。勝手に勉強したりサボってもOK見たいです。
朋也は涼に杏がバイクで通学してひかれそうになったと説明しようとしたら、杏が乗り込んできて口止めする。バイク通学は禁止で停学になってしまうのだ。
「みんな聞いてくれ藤林杏ってバイなんだぜ!」
バイってなんだ男も女もないとクラスで騒がれて、いったいどういう意味なのか?涼が意味が分かったみたいで泣き出す。
放課後に朋也と渚が演劇部復活のために活動します。渚が部長になり部員募集するためのポスターを作成します。朋也は活動を手伝うだけで部員にはなないとキッパリ答えます。
「だんご、だんご、だんご、だんご、だんご大家族」
これは昔々に流行った「だんご三兄弟」でスーパーの和菓子コーナーで歌が流れていましたね。そこから「だんご大家族」が生まれたのか?
「とんかつ!」
いきなり「とんかつ」と発言した渚は自分を励ます時のおまじないみたいで、頑張れたら好きなおかずを自分へのご褒美にしたいそうです。帰りにだんご大家族を買って帰ろうと朋也は言います。
[ad#co-1]謎の少女
朋也は「痛!いたっ!」と言う声に反応して教室の扉を開けた。そこには小学生みたい生徒が彫刻をしていた。集中していたため隣にいた朋也に驚き声をあげる。
「ここ美術の部活だっけ?美術の宿題でもやってるのか?なんだよそれ?」
少女は頭をふり違うと言っています。
「これは大好きな・・・ですね~」
フリーズする少女から、彫刻刀の刃が欠けていて危ないため取り返す朋也。はいタッチしてみろと言うと
「ドリブル~シュ~ト入りました!」ハイタッチ(痛)
演劇部募集のポスターを貼ると春原が寄ってきた。
「お前がまた部活なんて忌まわしいものに興味を持つなんて驚いたよ!部活してる連中なんて吐き気がするくらい嫌いだと思ってたんだけどね」
すると渚に聞かれてします。
朋也は家でだんご大家族を作ると父が入ってきて手伝おうとした。
「触るな!いい加減にしてくれ!なんだよその他人行儀な口のきき方は?俺はアンタのなんなんだ!」
また家を飛び出して渚のところに行きだんご大家族を渡しました。渚は心を開いて今日学校であった出来事を説明する。掃除していたらいつの間にか一人になっていて、いつも不器用で昔からからかわれることが多かった。
「俺と春原はスポーツ推薦なんだよ!春原はサッカー、俺はバスケ、事情があって辞めちまったボールにも長いこと触ってないな」
「岡崎さん明日の放課後バスケしませんか?グランドで待ってますから」
[ad#co-1]渚との約束
朋也は土曜日で半日授業のためサボり、春原の家で過ごしていた。雨も降りだし、渚がもしかして待っているかもしれないと学校に足を運んだ。そこには雨に打たれて待っていた渚の姿があった。
「古河!馬鹿かお前!雨降ってるんだから帰ればいいだろ!」
「でもあたしがいない間に岡崎さんが来たら会えなくなっちゃいます」
「俺が来るなんて保障ないだろ!」
「でも来てくれました。私いつも岡崎さんに助けられて、だからせめて一緒にバスケするくらいご恩返しに。シュートだけ見せてください。かっこよくかまえて撃つんですよね?あたしなんかと違って下投げじゃないんですよね?」
自分で運動得意みたいなこと言ってたけど、バスケのシュート下投げって下手なのかな?絶対運動神経悪そうだよ。
「右腕が上がらないんだ。中学3年緒時に親父とケンカして肩を痛めて、肩から上に上がらない。もうバスケはできないんだよ」
朋也はボールを落して膝をつき渚に答える。すると渚は熱を出して倒れてしまった。部活を辞めたのはバスケができなくなったから、推薦で入学するくらいだから相当うまかったんだろう。
「ごめんなさいあたし岡崎さんを困らせて」
次回「涙のあとにもう一度」
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