CLANNAD AFTER STORY3話「すれちがう心」の感想です。芽衣を安心させるために、春原の彼女として磯貝早子がデートをします。その正体は渚の母である早苗だった。昼食をするために春原の行きつけの店にやってきたのだが、かつ丼ばかり食べていることを知り、春原の寮で早苗が手料理してくれた。
続いてゲーセンに連れてこられると思うようにスコアが出なくて機嫌が悪くなりゲーム機を蹴る。CDショップに行ったりと夕方になるが、相手のことを考えず振り回す。そんな様子を見ていて芽衣は呆れてしまった。公園を通りかかると女の子がブランコでいじめられていた。早苗は止めようとするが春原は放置しておこうとする。芽衣は残念がっていたのだが、そこに兄が駆けつけていじめっ子を追い返すのだった。だが様子がおかしい。
どうやらおつかいをしているうちに迷子になり帰り道が分からなくなってしまった。名札に書いてある名前と住所を見つけて付近だと知り送ってあげることになったのだが、春原はせっかくのデートを邪魔されて機嫌が悪くなった。早苗が説得しまた遊んでくれる約束をしてくれました。
「陽平君怒ってますか?」
「いいですけどね…でもせっかくのデートだったのに」
「陽平君そんなに拗ねないでください。陽平君さえよければまたお会いしたいと思います。こういう風に私と一緒にいれる時間をたいせつに思ってくれるのはうれしいです。でも時にはもっと大事なことがあります。それを忘れずにいてくださいね」
すれちがう心
春原は朝やってきて岡崎に話をするのだが、全て語尾に「それと便座カバー」をつけるのだが大事な話が全てぶち壊されてしまう。春原は完全に舞い上がっていて芽衣のことを考えてあげる余裕はなかった。岡崎と渚、春原と早苗の関係なら岡崎と春原は兄弟になるかもしれない。
「将来のこととか考えないとねそれと便座カバー」
「そんなこと考えてるんだ」
「子供の頃はなりたいものがたくさんあったな。サッカー選手、パイロット、先生それと便座カバー」
もしかして逆効果になってしまったのではと心配し、早苗から電話が帰ってくると浮かれているが芽衣が寮にやってきた。春原は芽衣が都会に憧れていて遊びたかったと思っているが、嘘をついて好きな人がいて会いに来たと部屋を飛び出した。春原は心配したが追いかけたりはしなかった。代わりに渚と岡崎が追いかける。
「こっちに好きな人がいるから会いに来たの」
「好きな人?」
「この前来た時に知り合った人。すごく大人でいろんな遊びを教えてくれるの。それに優しいし私のことすごくかわいいって言ってくれるし。恋愛って素晴らしいよね。これから会うことになっているの、お兄ちゃんも大人の恋愛楽しんでね」
「芽衣ちょっと待て、それってどこの誰?」
「相手が立ち悪い奴だったらどうするんだ?」
「でも恋愛は自由だし…」
芽衣の考えでは自分を叱ってほしかった。過去に近所の男の子にいじめられていて「芽衣をなかせるんじゃねー」と飛んで来てくれて心強かった。中学ではサッカーが上手くなりチームのみんなから頼られていた。昨日の公園での出来事と重ね合わせていて、助けに行かなかった兄を見て幻滅した。恋人のことも嘘で正体が早苗だと知っていた。
秋生は早苗が変装している姿を見て一発で見抜いた。渚が演劇の話だとごまかすが、どこまで時間稼ぎできるのだろうか?その間に早苗は抜け出し、岡崎と芽衣は後を追うのだが待ち合わせの場所が分からなかった。岡崎は気晴らしに芽衣をでデートに誘うのだった。
岡崎と芽衣
たわいもない会話から岡崎をお兄ちゃんと呼ぶようになったのだが、あまりの可愛さにドキッとしてしまい照れくさかった。お兄ちゃんを連呼されて悶えている姿を、杏、椋、ことみに目撃されてしまった。お兄ちゃんと呼ばせて興奮していたことを知り変態だと思われてしまい逃げられる。椋は驚きソフトクリームを落としてしまい、周囲の人にも変な目でみられてしまった。
「岡崎さんが本当のお兄さんだったらいいのにな」
「なら試しに兄のように接してくれよ」
「兄のようにですか?あのねお兄ちゃん!どうしたのお兄ちゃん?」
「思ったより破壊力あるなこれはヤバい、とりあえずお兄ちゃん禁止だ」
「お兄ちゃん芽衣どうしたらいいの?」
種類が豊富にあるクレープ屋さんで瞳を輝かせている芽衣におごってあげようとすると、プリンセスクレープ¥2000を要求してきた。大きさだけでなく値段もプリンセス級だったので。隣にある¥400をオススメするのだが、押しに負けてしまった。こんなかわいい子にお願いされたら断り切れない。
「他のにしないか?」
「お兄ちゃん芽衣プリンセスクレープが食べたいな」
クレープを一口食べさせてもらうとイチゴを食べてしまったらしくて、一緒にプリクラを撮ってくれるようにお願いされる。イチャイチャしているところをデート帰りの春原に目撃されてしまう。ここでチャンスだと思い岡崎の演技が始まる。芽衣の彼氏は岡崎で夕べも家に泊まり、渚とは別れる流れになった。
挑発したのだが春原は怒りもせずそのまま帰ってしまった。1週間も学校を休んでしまい、帰った方がいいと進められるがこんな状況では帰れなかった。再びサッカーを始めてくれればもう一度あの頃の兄に戻ってくれるのではないかと考える。春原とサッカー部に亀裂が入ったことを芽衣は知っていたのだが、なんとかしてあげたいという想いは止められなかった。
次回「あの日と同じ笑顔で」
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