勇者指令ダグオン2話「空中都市作戦」の感想です。宇宙監獄サルガッソが地球侵略を開始する。ブレイブ星人によって選ばれた5人の高校生は、ダグオンに任命された。ファイヤーエンに変身し、ダグファイヤーに融合合体し、サンドール星人を撃破することに成功する。
空中都市作戦
風紀院長の海は、不良の上級生に注意してタバコを取り上げる。山海高校は校則が緩いため、不良も多いようだ。だからこそ魅力があり生徒が集まるのかもしれない。そこに炎が登場し、ダグオンの作戦会議を行おうと提案するのだが、海はダグオンになることを受け入れていなかった。
身近なところで、宇宙人が変装しているとしたら、ダグオンであることを知れたら命を狙われる可能性があり、周囲にも危険が及ぶ可能性を考えていた。軽々しくダグオンの言葉を口にしないようにと、海は炎に注意する。
「待てポケットに入ってる物を出してもらおうか?」
「何?」
「生徒を校則で縛らず、自由発達な学園生活を理想とした我が山海高校…校長の心を踏みにじり非行に走る虫けらどもめ」
「てめえ2年の分際で上級生に立てつく気かよ」
「Don’t say four or five!」
「流石鬼の風紀院長、昨日で俺の謹慎も解けたし、早速作戦会議しに来たんだけどよ」
「忠告したはずだ…我々の秘密を口にするなと、あらかじめ断っておく、学生の本文は学業だ…正義の味方に就職するつもりはない」
海の言う通り、ダグオンになり自分の時間を消費して危険なことをしたとしても、報酬が受けられるわけではない。
炎は森と話をするため柔道場を探していた。何で謹慎になったのかは不明だが、穴を掘っていたおっちゃんから場所を教えてもらった。森は柔道部の主将なのだが、女の子と青春するのが目標であり、女子テニス部の指導をしていた。森も海と一緒でダグオンには興味がなかった。
「おっちゃん柔道部ってどこか分かる?」
「ワシのことか?この石段を登ったところが道場でな朝稽古の最中じゃよ」
「勝手に穴掘って大丈夫?うちの校長自由な校風がモットーだとか言ってるけど、一週間も自宅謹慎だもんね」
翼は研究が好きで、隕石を採取していた。宇宙人には興味があるが戦いは好まなかった。竜は鳥と一緒に過ごしていて、炎は真理亜に掴まってしまう。隕石の下敷きになったはずなのに全員が無事だったのが、不思議でならなかった。
オカルト部のPCで真理亜は情報を集めていたのだが、北町でUFOと警備員の変死体が発見された。宇宙人の仕業であるかもしれないと、炎は行動開始する。この頃のPCは画面が小さく本体が大きい。
「学生が勉強を疎かにしてはいかんな」
「時には勉強よりも大事なことがあるんだぜ」
炎は学校の塀を乗り越えるとおっちゃんに声をかけられた。その道には教頭先生がいるので、こちらの道を行くようにと教えてもらった。真理亜は海たちに炎がいなくなったと話すと、何かを隠しているようだった。海は自分には関係ないと思いながら、炎のことを心配していた。森と翼も宇宙人の可能性であると分かっていたが、協力すべきか悩んでいた。
炎は単独でファイヤーストラトスに乗り、無人ビルを調査する。高校生が一般道をパトカーで走行していたら、変に思われるに違いない。真理亜の弟である学がダグオンのサインが欲しいと、現場を調査していた。姉も弟も事件が大好きなようだ。突然、ビル周辺の半径1キロの都市が浮上を開始した。
海は炎のことが気になり落ち着いてはいられなかった。授業中にペンをへし折り早退すると教室を飛び出していった。続いて翼と森も続いた。宇宙蟻ザゴス星人が炎の前に現れ状況を説明し、空中都市とする計画だった。
炎と額は攻撃を受けて落下してしまい、ダグオンに変身して交戦開始。この状況でもサインを求める学はすごい。空中都市へ向かうのは飛行能力が必要だったが、ダグコマンダーが光り、自動でダグビークルである新幹線が到着した。
「あの…サインしてお名前は?」
「勇者ダグオン」
「我々のマシンか…トライダグオン!ターボカイ」
全員がダグオンに変身しダグビークルに乗り込み、エンの危機を救った。ビル内部にある半重力装置を破壊するため3人は内部に侵入する。融合合体したダグファイヤーはザゴス星人の円盤を相手にするのだが、変形したロボットは巨大で、攻撃を受けて落下してしまった。
シャドージェットから、リュウがガードフォークを召喚し、ダグファイヤーをサポートする。ダグオンの基地からファイヤージャンボが出撃する。内部に格納されている消防車のファイヤーラダー、救急車のファイヤーレスキューと火炎合体し、ファイヤーダグオンとなる。
額の星からファイヤースターバーンを発射してダメージを与える。胸の鳥から放たれるファイヤーフォールで動きを止め、ファイヤーラダーから伸びるファイアーブレードを装備、ブースター全開で加速し、ザゴス星人のロボットを両断して撃破する。カイたちは半重力装置を制御して、都市を無事に地上へ戻すことに成功し事件は解決した。
「用事は済んだかな?」
「おっちゃんいい服着ちゃって誰かと思ったぜ」
「朝日山校長です…」
「校長!」
「今から校長室へ集合…今から補習授業を行うからな」
「自由な高校は決して勉強を疎かにすることではない!大堂寺一週間分の補習を行う」
学校へ戻ってくるとおっちゃんが待ち構えていた。このおっちゃんの正体は校長先生だったのである。全員が補習となり、炎は謹慎期間中の一週間分の補習が待ち構えていた。
次回「ダグファイアー戦闘不能」
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