ジーンダイバー40話「パックの中のパック」の感想です。虎鉄の疑いを晴らすため、ティルはパックを連れてドライと行動していた。行く手にスネーカーが出現し何とか追撃を逃れるが、最後のカウンターウイルスを破壊されてしまった。ドライはティルが、まだ虎哲と繋がっていることに気が付いた。虎鉄はどこから情報が流れているのか見当がついた。
パックの中のパック
スネーカーの戦闘実行体により、生存していたエウロパ人が倒されてしまった。アキラは虎哲のことを再び疑うが、唯はそんなことはどうでもいいので、ティルとパックの安全を最優先に考えた。虎鉄はマザーコンピュータとの回線を切った。
「虎鉄はやっぱりスネーカーの手先だったの?」
「違う!…そうとも言えるかも?」
「どっちなんだよ…」
「手先でも泥棒でもいいわ虎鉄とにかくパック達をどうにかしてあげて!」
「何したんだよ!」
「マザーコンピュータとの回線を切った…」
虎鉄はマザーコンピュータが、スネーカーによって操られている可能性があると判断した。虎鉄を通し状況を把握していた。戦闘実行体の例外な行動、ティルの情報を消失など、全てのつじつまが合う。
唯とドライは再び接触し、虎鉄は回線を切断したことを説明する。カウンターウイルスを破壊したため、目的を達成させたことで出現しない可能性があるとドライは疑う。また新しい行動を起こすため、実行せず監視しているかもしれないと、信じていなかった。
「回線を切ったという保証はありません」
「疑りぶかい奴だな…そんなんじゃ友達はできんぞ」
「虎鉄のことを信じてるの!私達を滅ぼそうとする手先なんかじゃ絶対ないわ」
「僕らには虎鉄はどんな奴か、よく分かってるんだよ」
「我々との協力を求めるなら虎哲も信頼して欲しい」
頑固な虎哲のことをこんなにも信用している仲間がいた。虎鉄は涙を流して感動している。カウンターウイルスを失ったことで、対応する手段が見つけられなかった。筆石は数時間後に増殖していた。ドライの計算上だと減っていることになる。歴史の書き換えが起きていた。
このまま筆石を放置していたら、人類が滅亡してしまう。アキラはカウンターウイルスのデータがあることを思い出した。恐竜に実験用のカウンターウイルスを使用し、その後バンパイアで採取していたので、ウイルスのデータが残っていた。
「虎鉄僕達カウンターウイルス持ってるよ」
「どいつもこいつもなんでもっと早く気付かないんだよ」
「それでよくPCやってられるね?」
「!ないカウンターウイルスのデータが消えてる…」
虎鉄は確認するとデータが消えていた。ティルのデータを消された時に一緒に消されたらしい。筆石を直接攻撃する方法を考えたのだが、パックの様子に変化が現れた。パックは筆石の活動を停止させる信号を送ると言い出し、人格が切り替わった。唯が触れると拒絶し、通常のパックに戻った。
「この生命体の発している信号を止めればいいの?」
「一部を破壊することで繁殖を抑制することになると思います」
「活動を低下させるように僕が信号を送るんだ…眠らせるようなもんだね」
「君誰?」
「ふざけないでよパック」
「パック?それ僕の名前?」
パックは徐々に本来の記憶を取り戻そうとしていた。唯は水中用スーツに着替えて、パックと一緒に筆石に接触しようとする。残念ながら着替えシーンはなかった。筆石の触手にパックが信号を流した。筆石の光を見ていると唯は意識を失いかけた。唯の体内にあるウイルスが反応したのだろうか?
筆石の活動が遅くなり作戦は成功した。パックの人格が再び入れ代わり、唯に向けて精神攻撃する。唯はパックを放してしまい、筆石にぶつかってしまった。筆石が目を覚ましてスネーカーが出現した。
ジーンダイブさせるには、マザーコンピュータと回線を切ったため、虎鉄の処理速度では時間がかかった。海中の中を逃げる唯を助けるため、ティルがゲンゴロウを発進させる。
次回「セラフィーの正体わかる!」
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