ジーンダイバー30話「進化への介入者」の感想です。バーチャル世界に介入してきた異星人は、プログラムが暴走して、不確定要素を補おうとして作りだした存在の可能性がある。本来の歴史を維持できなくなってきたのではないかと虎鉄とティルは考えていた。2億4500万年前のシベリアにジーンダイブした唯達は、過去に向かうため生物の遺伝情報を集める。
進化への介入者
虎鉄はプログラムの暴走を止めるために行動していたのだが、何もできなかった。パックは頭痛に悩まされ苦しんで意識を失った。晴れると空にはレールがかかっていた。三畳紀に巨大レンズを作った介入者の仕業である。
「頭が痛い…もうお腹いっぱいだよ」
「唯!叩き起こせ!」
「このまま眠らせてあげて」
地球の寒冷化により、北極と南極の冷たい海水に押し上げられ、無酸素海水が浅い海域に上昇したため、浅い生物は窒息してしまった。レールは地平線の向こうまであるため、地球の周辺を1周しているのかもしれない。
フライがミトコンドリアイブを殺害したのに、人類に影響がなかった。調査してみたらイブにはマイクロメカが付着していた。ティルたちの行動は本来の歴史にない事件である。それをスネーカーが修正しようとしたなら、過去に存在したというより、プログラムの暴走により作られた。
人類が存在している理由としてスネーカーのおかげでもある。
ティルは自分の進化の過程で空白の部分を解明するため、唯達と協力していることになる。プログラムの暴走により作られた存在であろうとも、バーチャル世界に存在し、思い出もあり、こらからの未来もある。
セラフィーはこの世界のことを調査していた。虎鉄の仕事はバーチャル世界の管理と運営であり、セラフィーに対してこの世界のことをコピーすればいいものではないと教える。セラフィーは人間のことを学ぼうとしていた。
「人間は何故私達を人間に似せて作るの?」
「人間は自分達と同じようであってほしいんだ」
「その答えはあいまいかつ矛盾点がある…」
「感情プログラムを取り換えた方が良さそうだな…」
「人間は自分達のことを理解しようとしている…それと同じようにPCも理解しようとする」
「人間の意識構造の全てを推理的モデルに変換することは可能なの?」
「人間はオイラ達を使ってやろうとするだろう…理解するために…」
太陽が沈むと一気に暗くなり、超伝導体でつくられたカーテンがあり、太陽が当たると銀色になり反射して、夜になると暗くなり、吸収した熱を外に排出させていた。リングからカーテンがかかっている状態になっている。
ティルは磁場を感知し、カニの異星人が接近していること知る。
次回「異星人との接触」
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