ゴブリンスレイヤーⅡ5話「かみきり丸、南の川へ」の感想です。女神官は新人冒険者と共に、帰宅途中の新人冒険者が、ゴブリンの襲撃を受けると予測する。無事救助に成功し、街へ逃走して生き延びることができました。鋼鉄等級へ昇格しました。
かみきり丸、南の川へ
エルフにお手紙が届いて内容を確認すると、姉が結婚することになった。一緒に冒険しているエルフが、結婚するとみんなが勘違いして、話が盛り上がるが、何故か話が噛み合わなくなった。女神官は上機嫌になり、はしゃいでいる。
「結婚することになったみたい」
「結婚♪」
「誰とだ?」
「従弟と」
「おめでとうございます♪エルフの方も結婚式とか上げられるのですか?もしよかったら…」
「勿論!派手にするから是非来て!」
「えええ♪本当ですか?嬉しいです♪」
メンバーが結婚式に招待されることになるのだが、話を聞いているとエルフではなく、エルフの姉が結婚すると聞いて、ドワーフはエルフのお尻を叩く。これセクハラになるだろう。ゴブリンスレイヤーは参加する気がなかったようだが、女神官がグイグイ攻めて、ゴブリン退治は他の方にお願いするようにすると説得する。
「これにておさらばですかな?寂しくなりますな?」
「はぁ?なんで私がお別れすることになるわけ?」
「結婚された後も出歩いたり危険なことをするなんて、旦那様が許して下さるのですか?」
「許すわけないじゃない…真面目で頭固いからな」
「それ誰が結婚するんだ?」
「姉様」
「それを先に言わんか!かなとこ娘!」
「ちょっと何するのよ!」
「そうなるとお土産とか用意しないといけませんね」
「そうか…俺は…」
「ダメです!お祝い事に招かれたのですから、行かないのはダメです!ゴブリン退治は他の方に回してもらえるように、受付さんに頼みましょう」
女神官ちゃんお説教してる感じで、この表情可愛い。それに従うゴブリンスレイヤー。
ゴブリンスレイヤーは、ゴブリンのことが気になるようだが、女神官のことを断れなかった。エルフは受付嬢に結婚の話を伝える。姉は8000歳を超えているようです。ゴブリンスレイヤーを式に参加させて、少し休ませるためにも、受付嬢が手配する。
「おいくつなんですか?」
「えーっと…8000と少々かしら??」
「歳を気にするのがバカバカしくなりますね」
「お綺麗ですし、そんなに気になさらなくても」
「竜やネズミや象と歳を比べてもしょうがないでしょ」
「象とは?」
ゴブリンスレイヤーは象を知らないようで、エルフが色や特徴を説明してあげる。
「ゴブリンスレイヤーさんを式に連れて行きたいので、お願いできますか?」
「放っておくとお休みとらないんですから」
「あんたも同じだよね?きちんと休暇取ったのどれくらい前だっけ?」
「しっかりとお休みはいただいてます」
「じゃ結婚式も出るんだよね?この子誘いに来たんだよね?」
「友達だもん♪」
「お気持ちはありがたいんですが」
「溜まっている仕事を片付けるのは二人とも同じなわけで、この子が安心して休めるように、2、3件ゴブリンの巣穴潰してくれない?」
受付嬢も休暇を取得していなかったようで、きっとゴブリンスレイヤーが休まずギルドにやってくるから、会いたくて仕事をしているのかもしれません。そのため休暇を取るようにと、監督官に指示される。エルフは受付嬢を結婚式に招待した。
結婚式に参加するために、ゴブリン退治を行っていた。20体ほど倒して、囚われていた女性を保護した。ゴブリンは知恵をつけてきたようです。女神官は新たに授かった魔法ピュアリファイを使用する。
「慈悲深き地母神よ、どうかその御手で、我らの穢れをお清めくださいピュアリファイ」
「いいわね水浴びしたみたい…新しく授かった奇跡だっけ?」
「鋼鉄等級に昇級したことを新館長に伝えましたら、儀式を行ってくれまいまして」
汚れた服などを綺麗にする効果があるようだが、女神官は微妙な表情をしていた。
ゴブリンスレイヤーは帰宅し、牛飼娘にお帰りなさいしてもらっている。エルフの姉が結婚するので招待されたことを伝える。やはり牛飼娘はゴブリンスレイヤーに好意があるようですが、ゴブリンスレイヤーは結婚は考えていなかった。
「お帰りお疲れ様…怪我してないね良かった…でもちょっと疲れてるよね?」
「結婚式があるらしい…俺のパーティにエルフがいるだろう姉と従弟だ…お前も誘ってくれと言われた」
「いいのかな?」
「結婚か…そういうこと考えたりは?」
「難しいな」
「じゃあさ…小さい頃、大きくなったらあたしと結婚しようと約束してたらどう?」
「そんな約束した覚えはないぞ」
「ありゃ…バレちゃったか?しておけばよかったのにね」
1年ぶりに水の街にやってきたパーティは、お土産と式に出るための衣装を買うことになった。女神官、エルフ、牛飼娘、受付嬢の全ヒロインが集合した。受付嬢はこの街のギルドに挨拶してから、買い物に出掛けるようで、女神官は今までオシャレすることもなかったが、強引に誘われる。
「手続きが終わったら、ご一緒させてもらいましょうか?オシャレしたいですもんね…女の子なら…あなたもいかがですか?」
「私は似合いませんし…お手柔らかにお願いします…」
ゴブリンスレイヤーは剣の乙女に、ゴブリンの巣穴で発見した遺跡のようなものを渡す。文字が記載しているが、何が書いてあるのが理解できなかった。何者の仕業か不明だが、船が沈んだ知らせを受けていた。
いかだで、川を移動することになったのだが、ゴブリンの可能性があるかもと予測し、ゴブリンスレイヤーは木で矢を作っていた。女性陣は水着を買ったようですが、着る機会があるのだろうか?女神官は丁度良いスタイルでしょうけど、牛飼娘は爆乳だから…
「言われるがままに買ってしまいましたが、本当に着るんでしょうか?」
「あたしはちょっとコレ小さすぎると思うんだよな」
あの堤ってなんの話なのだろうか?女神官とエルフは話をごまかして、受付嬢は悲しんでいた。牛飼娘は冒険の話が聞きたいとお願いする。
「ここがあの堤なのですか?」
「そうそうあの堤なのよ…」
「おや?なんのお話ですか?」
「なんの話でしょうか?」
「なんの話でしょうね?」
「悲しいです…いつも誠実に対応しているのに…隠し事をされるなんて…」
「来る…何か…数多い!」
しばらく川を移動していると、ものすごい綺麗な光景があった。そこでゴブリンスレイヤーとリザードマンは何かを予測し空気が変わる。牛飼娘と受付嬢はマントを準備して、全員が警戒態勢していると、崖の上から複数の岩が落ちてきた。
川の上で、左右は崖に挟まれていて逃げ場がない。
次回「エルフ王の森」
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