ゴブリンスレイヤーⅡ4話感想「そして冒険へ」女神官鋼鉄等級へ

ゴブリンスレイヤー4話

ゴブリンスレイヤーⅡ4話感想「そして冒険へ」新人冒険者の訓練を行っていると、付近でおじさんの悲鳴が響き渡る。ゴブリンの奇襲によるものだった。各自陣形を組み、ゴブリンスレイヤーは現場へ向かい、15分後まで戻って来なければ、各自、自分の判断で行動するように指示を出す。

そして冒険へ

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女神官が合流し、数人が犠牲となっていることを確認した。夜になりギルドメンバーが全員無事だったが、周辺で悲鳴が聞こえているため、奇襲されていると考える。ゴブリンは穴を掘って奇襲を仕掛けてきたので、穴に潜り中心部へ向かおうと計画していた。

残っている新人達を残していくべきか?連れて行くべきか迷っていた。夕方に帰宅した他の新人部隊が狙われる可能性が高いと女神官が意見する。

「あの?他の新人の冒険者さんは、もう帰ってるんですよね?今どの辺りでしょうか?」

「何が言いたい?」

「ゴブリンの狙い帰ってる途中の新人さんも入ってると思うんです…だっておかしいです…ゴブリン臆病で、ずるい生き物だって知ってます…もし私がゴブリンなら強い冒険者がいっぱいいるところなんて襲いたくないです!」

「本命ではないか…見落としていた」

「提案なんですけど、私その…行きます!助けに行きます…行きたいです!」

「やれるか?」

「やります!」

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臆病で、ずるい生物であるとゴブリンスレイヤーから教えられていたため、もし自分なら、強者を狙わず弱い新人を狙うのがベストであると考える。救える命があるなら、自分と同じ思いをさせたくないと、女神官は、新人冒険者たちとパーティを組み、帰宅した新人冒険者たちの後を追う。

女神官は成果を出せば昇級できる可能性があるが、助けたいと思う気持ちが優先だろう。なんかすごい頼もしく成長してくれました。

ゴブリンスレイヤーたちは穴の中でゴブリンの奇襲を受けるが、殲滅して進む。上が池であることを知っていて、ドワーフの術で崩落させ、水を一気に流し込む。

「よく池の下だと分かりましたな?小鬼殺し殿はこの辺りに来られたことがあったので?」

「昔な…ずっと昔」

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予測した通り、ゴブリンの奇襲に遭い、一人がグチャグチャにやられてしまった。重症か…死亡か…

いと慈悲深き地母神よ、闇に迷えるわたしどもに、聖なる光をお恵みください

「助けに来ました!」

女神官のホーリーライトで目くらまし、戦士がゴブリンに斬りかかる。怪我人を手当てする。これから逃走経路の確認をする。訓練した成果が出ているようで、新人達はゴブリンを次々と倒していく。複数のゴブリンに囲まれているので、倒すのが目的ではなく、無事に逃げることが優先である。

「まとまって広間へ逃げます!狭いところではゴブリンの思うツボですから」

「けど、広いところで囲まれたら?」

「私がプロテクションで守りますから早く!」

「うかつに呪文は唱えられない…ファイアボール1発で複数を巻き込むのは無理だ…悩んでいる時間はない…怒りに任せて術を繰り出せば、今度こそ俺はあいつに負ける…あいつは何もいわないだろう…しかし、俺が俺を許せねえ…ならどうする?」

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魔術師はこの状況をどうやって切り抜けたらいいのか必死に考えた。ドワーフにお教えられたことを思い出して、閃いた。戦闘中に耳を塞ぐなど何を考えているのかと思ったが、女神官は魔術師のことを信じた。

「みんな耳を塞げ!」

「今戦闘の真っ最中」

「あの…おまかせします…」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

魔導師は増幅した大声を発生させて、ゴブリンを行動不能にさせた。倒したわけではないが、逃走するための時間を稼ぐことができた。姉の仇であるゴブリンを本当は1匹残らず殺したいのだろうけど、逃げることが最優先だと我慢した。

「撤収します!真っすぐ森から出て町へ!」

「さっきの何?やったじゃんすごいよ」

「今回の目的はゴブリンを退治することじゃない、こいつらを助けること…助けて無事に町へ戻ることだ…ゴブリンを皆殺しにできたら、どれだけ気持ちが晴れるだろう…だけれど、俺はゴブリンスレイヤーじゃねー」

女神官だけでなく、魔導師も冷静に判断して行動した。精神面でもかなり成長している。

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女神官は受付嬢に説明してもらい、無事に昇格することができました。エルフに祝福してもらいます。女神官はゴブリンを逃がしてしまったことを気にしていると、ゴブリンスレイヤーではないのだからとツッコまれる。

「あなたの場合は単独の実績だけでしたから、大丈夫ですよ!あなたには技量があって評判が良くて、まぐれだとしても運が良い」

「ドキドキしちゃいますね…まだ分かりませんけど、分かるように頑張りたいと思います」

「お疲れ様…どうだった?」

「無事に昇級できました」

「やったじゃないこれで3つ目だっけ?鋼鉄等級の昇格なんて本当のプリストよ」

「私ゴブリンを取り逃してしまって…」

「あのねあなた別にオルクボルグじゃないんだからいいの、みんな違う風に考えて、違う風にするから、世の中ってのは面白いんだもの」

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魔導師はゴブリンスレイヤーにこれからのことを話す。姉を馬鹿にした奴らを見返そうと思っていたが、言っても分からない人を相手にするよりも、冒険に出ようと考えた。ゴブリンスレイヤーの真似をするのは嫌なので、ドラゴンスレイヤーになると誓う。魔導師が一人旅は危ないと女剣士が一緒に行動することになりました。この二人ならきっと仲良く旅を続けることができるでしょう。

「俺あんたのこと気に入らないわ」

「そうか…」

「だからあんたの真似するのは癪だから絶対やらねー俺はドラゴンスレイヤーになってやる」

「じゃあ私もついてってあげよう…」

「なんでそうなるんだよ?」

「白磁等級の呪文使いが一人旅って超危ないじゃない?」

「お前だって白磁の戦士じゃねーか、俺は一人で旅するつもりなんだ」

「気が会うね私も一人なんだよ」

「じゃあ行くか2人で」

二人を見送ったゴブリンスレイヤーの隣に牛飼娘がやってきた。魔導師が目標を持ち、前向きに生きようとしてくれたことが、本当に嬉しかったのだろう。ゴブリンスレイヤーは笑っていた。仮面をつけていても、嬉しいことがあったのだと隣にいて悟った。幼馴染だから分かってくれたのでしょう。

「君のこと分からないわけないのですよ…いいことあったんだ」

「とてもいいことだ」

この二人の関係も進展しないのかなと思いますが、牛飼娘は恋愛感情ありそうですが、ゴブリンスレイヤーはどうなんでしょう?もし付き合ってしまったら、女神官や受付嬢が妬いちゃうかもしれませんね。

次回「かみきり丸、南の川へ」

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