勇者警察ジェイデッカー1話「ロボット刑事登場」の感想です。警視庁が開発し超AIを搭載したロボットが、友永勇太と出会い心を持ち犯罪に立ち向かう物語である。デッカードは膨大なデータを入力するため今までのデータを削除されてしまうことを勇太に告げる。磁力の悪魔がブレイブポリスを狙い日本へ襲来する。勇太はデッカードを守るために立ち向かうのだった。
友永勇太とデッカード
主人公の友永勇太は早朝に朝食を食べてデッカードのところへ会いに行く。通気口から勢いよく滑るとデッカードに受け止めてもらった。「よく来たな勇太!」裕太の家族構成は父と母と姉が2人いて猫を1匹飼っている。父と母は海外で仕事をしていて、姉のあずきとくるみと仲良く生活している。
「君が教えてくれた例の技完全にマスターしたぞ!ホールドアップ!ブレイブボリスデッカードだ!」
「ばっちりだよ。これならどこに出ても恥ずかしくないロボット刑事だよ。」
「この次はまた別なポーズを考えてあげるね?」
「この次か・・・」
デッカードは勇太に大事な話があると学校が終わったらまた来てもらうようにお願いするのだった。外国では磁力の悪魔と呼ばれた磁力工学を悪用するドクトルガウスが暴れていた。次に狙いをつけたのはブレイブポリスのロボットだった。
デッカードは勇太に膨大なデータを入力するために、これまでの記憶は抹消されてしまうことを伝える。第1話で今までのデータが消されてしまうというシリアスな話になっている。
「データが消えちゃうって僕のことを忘れちゃうて言うの?」
「残念だがそのとおりだ。今の私のメモリーには君に関するデータが入力されている。」
「今まで僕の友達でいてよ。」
「それはできない。私は人々の平和を守るために作られた。その使命を果たさねばならない。」
警視総監の冴島十三はテクノロジーによる犯罪や事件や事故に対応するためにブレイブポリスプロジェクトの記者会見を行っていた。
半年前の出会い
半年前の夏の出来事である。勇太はラジコンで遊んでいると足を滑らせて通気口から落ちてしまう。開発室に入った勇太はデッカードと出会い自分の名前を教える。
「ワタシハデッカード」
「僕は勇太。友永勇太だよ。」
「トモナガユウタ」
勇太と過ごしているうちにデッカードは心を持つようになった。心をくれた勇太に感謝すると、勇太は大人になったら刑事になると約束する。そうすればデッカードと一緒にいれて事件をたくさん解決できると喜んでいた。一晩家にも帰らずに心配かけただろう。せめて連絡はしないといけない。早朝作業が開始された。メモリーを消去されようとした瞬間に勇太は飛び出し声をかける。
「デッカード!」
「勇太よ私は明日から勇気を持って犯罪者へと立ち向かっていく。勇気だ!勇気を持って強く生きていくんだぞ!さよならだ勇太。」
デッカードの目覚め
デッカードを狙いドクトルガウスが現れた。磁力ビームを使い街を破壊しパニックになる。勇太はデッカードの言葉を思い出し立ち向かう。
「デッカード僕だ勇太だ!僕の声が聞こえるだろう?目を覚まして戦うんだデッカード!」
「勇太!ホールドアップブレイブポリスデッカードだ!」
データが消されたはずなのに勇太の声が届いたデッカードは起動して銃を構える。運動性、反応性、攻撃性の全てが設定した数値を超えていた。胸のメインコイルを破壊することを目標に立ち向かう。
「デッカードあいつの磁力を封じればきっと勝てるよ!早くあいつをやっつけるんだ!」
「了解ボス!」
パトカーに変形したデッカードは素早く回り込み銃を連射してデスマグネのメインコイルを破壊する。続いて跳び蹴りで左腕を落す。銃を発射して右腕を狙う。
「ドクトルガウス強盗現行犯で逮捕する。」
「良かったねデッカード。」
「勇太のおかげさ。」
「デッカードも強かったよでも僕のデータはまた消されちゃうんだよね?」
「その必要はない。」
勇太とデッカードの会話に冴島が入ってきて家族に説明することになった。勇太を刑事にするため警察官採用基準を変更しようとしていた。デッカードはあずきとくるみに挨拶をする。
「これがデッカード?」
「ブレイブポリスデッカードです。どうぞよろしく。」
次回「その名はジェイデッカー」
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