勇者警察ジェイデッカー17話「邪神インティ」の感想です。放送日は1994年5月28日。平凡な市民が欲望のままに暴れまわる事件が多発していた。マクレーンはスタングレネード弾を使用して気絶させると、人間から離れた石像が逃走した。綾子からの情報で南米にあるインティと呼ばれる邪悪な石像であり、人間の欲望を糧としている。心と身体が別々で封印されていた。それが発見されて日本の博物館へ運ばれたようだ。
邪神インティ
インティの心は欲望を吸収しながら巨大な石像を甦らせようとしていた。次のターゲットは陸上防衛軍せいあの部隊に所属している男であった。戦車砲を撃ちたくて防衛軍に入隊したのにランニングの基礎トレーニングで飽き飽きしていた。
戦車に乗り暴れまわっているとデッカードとマクレーンが到着する。「これが人間の欲望なのか?街を破壊したいと思っているのか?」マクレーンはショットガンを撃ち落とされるがドリルボーイが地下から穴を掘り戦車を転ばせた。今度は石像を確保しることができた。
「人間には何故欲望などがあるのだ?他人の物を盗んでも手に入れたいとか、物を破壊してしまいたい。そのような感情は醜いだけだ。」
「確かにそうね。だけど人間には必要な物なのよ。欲望は生きるということ。」
「私は人間のような欲望がないことを誇りに思います。」
綾子はブレイブポリスにインティを監視するように指示を出す。ロボットになら欲望はないと思っていたからだ。「欲望を持たない我々が適任でしょう。」とマクレーンは責任を持って預かることになりました。綾子はハンバーガーを食べようとしているとせいあにも食べる?と話す。せいあはダイエット中だと断るのだった。
「お前の欲望を叶えてあげよう。」
「生憎だが私には欲望など醜い感情はない。」
「私には見えるお前の欲望が!」
マクレーンの欲望
インティはマクレーンの欲望は尾上せいあだと心を読まれ取りつく。暴走族にショットガンを発砲して殺害しようとするが、シャドウ丸が駆けつけて停止させる。マクレーンは意識を取り戻し、自分に欲望があったことにショックを受ける。デッカードと勇太とせいあの姿を見るとシャットダウンしてしまうのだった。
「犯罪者はみんな殺す!死刑だ!死刑だ!死刑だ!罪を犯した者は即刻処分する!」
「マクレーンの旦那。残業が熱心すぎるんじゃないか?」
「犯罪者は許さない。邪魔をするとお前も殺す。」
「これは私がやったのか?私にもこんな醜い欲望があったのか?」
「旦那は犯罪者をねだやしにしたいと思ってたんだろ?それが欲望になって溢れ出ちまったんだろうな。」
「ボス私を破壊してください。故障しています。私は警察官失格です。」
マクレーンは目覚めることがなかった。起動させるにはファイルを初期化しないとしけないが、記憶が全て消えてしまう。欲望がチャージされたインティはついに巨大な姿で復活する。光線を発射して市民が欲望のまま破壊活動を行っていた。勇太はジェイデッカーへの合体命令を出しインティを止めようとする。
「ダメだこちらの攻撃がまるで効かない。」
「流石石像だよね装甲が硬い硬い。」
「呑気なこと言ってんじゃねー。」
戦闘中なのにドリルボーイが呑気すぎて、ジェイデッカーとビルドチームの連携攻撃が効果なく、スーパービルドタイガーへの合体しないと勝てそうにもない。一刻の猶予もなく、せいあはマクレーンのメモリーユニットの取り外しをお願いするが、藤堂は心と身体がバラバラになると拒否する。冴島総監はせいあの顔を見て決断するのだった。
「私は死ぬのか?メモリーユニットが外されてるのが分かる。超AIが停止するだけのことだ、思考が停止すれば欲望も消去されるのだろうか?」
最後のメモリーユニットを外そうとした瞬間にマクレーンは起動した。「私は死んだのではないのか?私は!」せいあを乗せて現場へ急行するとドリルボーイが光線を受けて要望のままサッカーを始めた。
「わーいわーいサッカーサッカーみんなでサッカーしよう!」
「罪のない欲望だぜ。」
マクレーンとせいあ
シャドウ丸はドリルボーイを叩き正気に戻らせる。スーパービルドタイガーに合体しようとしたら光線に当たりそうになり阻止されてしまう。せいあが自ら飛び出し欲望のままファーストフード店でハンバーガーを食べまくる。そこでせいあにキスされてマクレーンは納得するのだった。
「どうしたんだマクレーン。」
「ダメだ合体できない。合体したスーパービルドタイガーがもし欲望を引き出されてしまったら、私の欲望がまた奴に利用されたら。」
「そりゃそうだ!」
「そんなこと言ったって他に方法がねーだろ!」
「見てマクレーンこれが私の欲望。本当はダイエットなんかしたくないのよ。」
「やめてくださいせいあさん。」
「ねぇマクレーン私きれい?きれいっていってくれなきゃやーだー。」
「はい。きれいだと思います。」
「さっきあなたが目覚めたのは何故?」
「メモリーユニットを全て抜かれそうになったから。」
「死にたくないそう思ったからでしょ?生きるということは欲望そのものなのよ。私たち人間は欲望を捨てるわけにはいかないの。もっと生きたいと思う心だって欲望のひとつだもの。そしてマクレーンあなたも人間なのよ。だけど自分の欲望に悩むあなた好きよ。」
綾子からの連絡でインティは合わせ鏡で封印されていたことを判明した。マクレーンが再び光線を浴びてビルを破壊する。ガラスを割り合わせ鏡で力を抑える。スーパービルドタイガーとタイガーキャノンとジェイデッカーのジェイバスターを連結させて全エネルギーは発射する超合体技タイガーファングを初使用する。
「ジェイデッカー今がチャンスだ!」
「あれを使うのか?」
「超合体技タイガーファング!」
使用後はビルドチームは全員強制的に分離してENがなくなる。マクレーンはインティを倒したいという欲望で倒せることができた。砕けたインティは水中に沈んでいった。この話人間の欲望について描かれていて、とてもいい話でした。
次回「パンダ注意報」
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