デリシャスパーティプリキュア43話感想「レシピボン発動!おいしーなタウンの危機」

デリシャスパーティプリキュア43話

デリシャスパーティプリキュア43話「レシピボン発動!おいしーなタウンの危機」の感想です。ブンドル団の団長ゴーダッツの企みにより、レシピボンが発動した。ゴーダッツの正体がフェンネルであったことに動揺を隠せない。セクレトルーはマリちゃんと相打ちになるが、ゴーダッツに見捨てられて絶望する。レシピッピを救うためフェンネルを説得しようとするキュアプレシャス。ブラペは父を犯人に仕立て上げて追い詰めたことを許せず倒そうとする。

プレシャスはブラペを説得するのだが、ゴーダッツは隙を狙い攻撃を仕掛けてブラペを倒す。プレシャスもマリちゃんもダウンして変身解除してしまう。危機的状況にコメコメは、全員を転送させて逃げ出すことに成功するが、エナジーを使いきってしまい眠りにつく。ゆいは自分の判断で拓海とコメコメを傷つけてしまったことを後悔して苦悩する。

レシピボン発動!おいしーなタウンの危機

デリシャスパーティプリキュア43話

クッキングダムの王様達はスピリットルーに捕まり動くことができない。レシピボン発動により全てのレシピッピが自動で奪われてしまい料理が消え始めた。セクレトルーは治療を終えて個室に移動した。

マリちゃんはブンドル団アジトへ突入することを考えてセクレトルーに協力を求めるが、石にはそこまで力はなかった。自暴自棄になってしまったセクレトルーに優しく接するのだが、マリちゃんの言葉を聞いて、ゆいは自分の失敗を許せなくて部屋を飛び出してしまう。はつこ(ここねの母)はセクレトルーにおかゆを持ってきた瞬間、自分にとって偉大なる存在であるかのように表情が変わった。

「セクレトルーと私のデリシャストーンを使えば、ゴーダッツの元へ飛べるかもしれないわ」

「この石にあの方ほどの完成度はありません…」

「悪かったわね…ちゃんと休息を」

「そんなもの!完璧でなくてはいけないのです…そうでなければ全て失うつーの…」

「志は高くていい…でも笑顔を忘れて道を見誤っては駄目、自分のしたこととちゃんと向き合いなさい」

「お腹空いてません?」

「…神の舌様!」

デリシャスパーティプリキュア43話デリシャスパーティプリキュア43話

ゆいは自分のせいで拓海とコメコメを傷つけてしまったことが悲しくて、噴水に膝をついて号泣してしまう。みんなは後を追いかけてきた。ゆいを励ましてあげようとサンドを作りみんなで食べるのだが、ゆいは鼻水を流しているのでしょっぱかった。マリちゃんは自分の失敗談を話してアドバイスしていると、サンドが消えた。

「あたしのせいだ…拓海もコメコメも傷ついた…あたしが傷つけた」

「こういう時は食べよう」

「ぴゅあ~ピリッとマスタードが冬空一番星の輝きだよ~」

「ゆい美味しいぞ」

「私もねうまくいかなくて自分のことを嫌いになった時があったわ。どうしても似合うメイクができなくて、何度も辞めようと思った。でも上手くいかなかった時間があるから今の自分があるの。失敗しながら迷いながらチャレンジし続けることで生まれる自信もある…」

「美味しい…でもしょっぱいよ」

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おいしーなタウンから料理が一気に消え、人々の記憶からどんな料理があったのかも消え始めていた。料理が存在したことは覚えているがレシピ方法が思い出せない。はつこはセクレトルーを自分に任せて、ここねはゆいのことを支えるようにと、言葉にしなくても母と娘の想いは伝わっていた。ゴーダッツは城をおいしーなタウンに転送させ宣戦布告する。

「全ての料理は私のものとなった…ジンジャーあなたが間違っていたことを証明してみせる…あなたの力を受け継ぎ、誰よりも使いこなせるのはこの私…選ばなかったことを後悔するといい…これが仕上げだ」

「ないないない食材が一切ない」

「らん…君の好きなお料理はなんだ?」

「そりゃ勿論ぎょえぇぇぇ…思い出せない?」

「お料理が存在したことじたいは覚えてる」

「客間の方はママに任せていいから…あなたは」

「ありがとう」

「私はゴーダッツ…お前達が生きるために食べてきた料理は全て私のものとなった…私に従えば生きるための食べ物は与える…逆らうならば格別な絶望を与えよう…生きたけば私に従え」

「お料理を奪って世界を支配するなんて」

「お料理の記憶を残したのは喪失感を高める為か」

「レシピッピを取り戻すわよ」

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洗脳や切望ではなく、食材を奪って人を従わせようとは、今までにないプリキュアシリーズの展開である。ミニスピリットルーが召喚され街がパニックになる。レシピッピを取り戻すためにここね、らん、あまねはプリキュアに変身する。コメコメが目覚めていないため、ゆいは変身することができない。プリキュアになっても戦えないと不安になるゆいを囲み円陣を組む。4人は城へ向かいゆいはみんなの背中を見守る。

「ゆいコメコメが元気になるまで待っててパム」

「ごめん今のあたしは変身しても…」

「レシピボン絶対取り戻してくるから」

「その時は笑顔で迎えてくれると嬉しい」

「お願い…気をつけて」

「大丈夫!誰かのために頑張る心はいつだって無敵よ」

プリキュアVSゴーダッツ

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フィナーレは必殺技で城の壁を突き破り突入に成功する。スパイシーのサンドプレスとヤムヤムの攻撃で動きを封じるが破られ吹き飛ばされる。マリちゃんの連続コンボを防ぎ、フィナーレの回し蹴りを回避し、スペシャルデリシャストーンの力を発動させようとする。マリちゃんも石の力を発動させ相殺する。しかしゴーダッツはもう一つの石の力を使い全員を吹き飛ばす。

「ゴーダッツレシピボンを返しなさい」

「うっとうしい」

「させないわよスペシャルデリシャストーンの力同士共鳴させて封じたわ」

「それはお前もだろう…お前達にはこれ一つで十分だ」

「自分でも不思議だが…」

「いつもよりマシマシにガッツが出るんだ」

「レシピ本を…ゆいの笑顔を取り戻す」

ダメージを受けているのにも関わらず、4人は立ち上がりゴーダッツに立ち向かおうとする。ゆいが欠けた穴を埋めるため、いつも助けてくれたゆいの笑顔を取り戻すため、レシピボンを取り返すために。

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はつこが持ってきたおかゆが消えてしまったことに号泣するセクレトルー。だが、おかゆははつこが作ったものではなかった。はつこも料理するのは苦手なようで、自分と同じだとセクレトルーは考えた。セクレトルーを受け入れたのは、娘の必死な言葉だった。今まで戦ってきたプリキュアの母親が神の舌だとは思わなかっただろう。今後のここねに対してセクレトルーはどのように接するか見ものである。

「消えてしまうなんて」

「いいのです…ただ…せっかくの神の舌様のお料理食べたかった」

「作ったのはうちのシェフなのよ…私作るのは全然ダメで」

「はつこ様も?どうして見ず知らずの私にここまで?」

「正直初めは関わるべきではないと思った…でも、ここねが必死にあなたを絶対に助けたいって言ってたから」

「それだけで?」

「あの子もあの子が信じる友達が信じているの」

「どうすれば間違えませんか?味です…すみません神の舌様に愚門でした」

「私も迷いますよ…美味しいに正解はないですから…迷ったら昔聞いた素敵な言葉を思い出しているの」

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拓海はスペシャルデリシャストーンが守ってくれたおかげで軽症で済んだ。ゆいは拓海に謝罪すると、拓海はゆいの言葉のおかげで、よねさんの言葉を思い出すことができた。そのことを伝えるとゆいは。自分が何をしたいのか?何をすべきなのか答えが出た。

「拓海大丈夫なの?」

「これが守ってくれた」

「ごめん…ごめんなさいあたし…」

「謝んなよ…俺こそよねさんに謝んないといけないのに…」

「大切な人の笑顔に答えはある」

「おばあちゃんの?」

「ずっと忘れてて、あの時思い出したんだ…これで本当に大切な笑顔を守れるのかって、そう思ったら答えはすぐに見つかった」

「答えは大切な人の笑顔にある…あたしやっぱりみんなを笑顔にしたい!おいしい笑顔で満たしたい!」

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ミニスピリットルーがなごみ亭の周囲にも現れ非難する。ゆいの両親は料理の名前を必死に思い出そうとしていた。ゆいの名前はおばあちゃんが付けてくれたようで、人と想いのつながりでヒントを元にしてゆいは料理の名前を思い出す。

「せめてお料理の名前だけでも思い出せれば」

「よねさんのつけた名前が良かったのかな?」

「人と人、想いと想いを結び合える人になれますようにって」

「おむすび」

「コメコメは、ゆいの笑顔が大好きコメ」

「ごめん苦しい思いさせて、ありがとうデリシャスマイル」

「お前ならできる信じてる」

「ジンジャーさん…あなたの想い分け合うから」

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招き猫からおむすびの花がたくさん飛び出てきた。これがほかほかハートの増幅装置なのだろうか?コメコメが復活しゆいは謝罪しておむすびを半分にして食べる。そしてキュアプレシャスに変身する。拓海は拳を突き出して激励、プレシャスも拳を突き出して応える。街のみんなはおむすびを分け合って食べていた。

次回「シェアリンエナジーありがとうを重ねて」

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