変態王子と笑わない猫最終回感想「変態王子と記憶の外」

変態王子と笑わない猫11話 (

変態王子と笑わない猫最終回「変態王子と記憶の外」の感想です。月子と横寺は猫神の願いで10年前の過去にやってきた。横寺(幼)と出会い筒隠家に案内される。月子と部長は母親と一緒には暮らしていなかった。母である筒隠ツカサは保育園で仕事をしていて、事情を聞くと、病気で飛行機に乗れなくなり、イタリアに一時的に預けていた娘を迎えに行くことができなくなってしまった。

横寺はツカサと過ごした記憶が全くなかった。娘が会いに来たのだが、誤解して怒って帰ってしまった。それでも追いかけようとしないツカサに対して月子が叱る。娘のために洋服を作っていたのだが、ツカサは病気が悪化して倒れてしまった。

変態王子と記憶の外

変態王子と笑わない猫11話 (変態王子と笑わない猫11話 (

ツカサは元々体が弱かったためイタリアに一緒に行くことができず、2年前の洪水で体に悪い菌が入ってしまった。避難すればよかったのだが、娘と一緒に暮らした家を出たくなかったのだ。横寺(幼)はツカサが娘と離れたばかりで、寂しい気持ちを理解していた。だから笑顔になってほしくて側にいたのだ。

横寺は月子と部長(幼)の居場所を特手して説得をする。素直になれない部長であるが、月子が車に乗り準備し向かうことになった。

「君にお願いがある。ツカサさんが会いたがっているんだ…」

「もう二度と会わないと言ったはずだが…」

「君達を愛してないわけないじゃないか…具合が悪かったのに、遅くまで君達の洋服塗ってたんだぞ!」

「貴様の戯れに付き合う必要はない!行くぞ月子!」

「おかしゃん!」

おかしゃん発言カワイイ(#^.^#)

ツカサは娘に何もできなかったことを後悔していた。横寺(幼)は自分に何かできることはないかと考えていた。筒隠家に到着すると月子(幼)はご飯だと走り出していった。しかし、部長は母から求められたわけではないので、自分から家に入ることをしていいのかと悩んでいた。4年間の空白が思ったよりも距離を作ってしまったようで、どのように接していいか分からなかった。

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月子がツカサのために、おかゆを作ろうとしていると月子(幼)が食べまくる。この子の正体は、誰だか分からないらしいが…自分だよ。部長(幼)は月子を見て、横寺の背中に隠れるのだが、横寺の発言で身の危険を感じる。

「おかしな子が台所に…おかゆを作る側からむしゃむしゃ食べてしまうのです…誰ですか?あの子は?」

「ツカサさんに会う前に脱ぎ脱ぎしようか?」

「10年後の出所をお出迎えすることになるですね」

「ツクシちゃんにツカサさんの創った服を着てもらいたいだけだよ」

たくさんの洋服が準備されていた。自分達のことを思っていたことを受け止め、ツカサの元へ走る。自分の投げた石で怪我をしていたのかと勘違いしていたが、事情を知る。

「母さん…ママ…」

「私は3つの頃から遊んだ記憶がないのだ…もっともっと母と一緒に暮らしたい…私に悪いことがあれば直す。もう好き嫌いしない!運動もする!妹も可愛がる!だからもっと母さんとの思い出が欲しい…」

「泣き虫…偉そうなくせに泣き虫、ツカサさんの子はもっと嫌い」

「猫神様、僕の思い出を必要としてくれる人のところへ」

「僕は君が嫌いだけど、ツカサさんのことは世界で一番好きだから、君の願いを叶えてあげる…それに目の前で泣いている女の子がいたら助けてあげないと」

変態王子と笑わない猫11話 (変態王子と笑わない猫11話 (

筒隠家には猫神がいて、引き受ける猫と引き渡す猫が存在している。引き寄せる猫は願ったものをなんでも持ってきてくれるが、願っていない形でしか叶えてくれない。引き渡す猫は、いらない何かを必要とくれる誰かに渡してくれる。

部長(幼)が願ったのはツカサとの思い出。横寺(幼)は自分の思い出を渡す。

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横寺がツカサとの思い出がないこと。部長には母との思い出があったこと。全てが繋がった。月子はこれではよくないと妨害しようとするが、横寺が止める。過去の出来事が確認できたので現実世界に戻ろうと指示を出すが、月子はキャンセルしなかった。

「帰ろう筒隠…」

「嫌ですキャンセルしません」

「月子キャンセルだ!」

「どうして?私まだキャンセルなんて…」

「過去だけは私の物です。そうしたら私は先輩の一番でいられるのです!」

「お前もこっち側だ」

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願いは何故かキャンセルされてしまい、現実の世界へ戻ることになる。過去へ行きたいという願いは、月子ではなく横寺の願いだった。月子が話していた言葉の意味を知りたくて願ったものだった。

ツカサは3人を抱きしめて、横寺(幼)はイタリアにみんなで一緒に行こうと約束するのだった。

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昔のことを覚えていても、その人に出会った瞬間に思い出を忘れてしまうのは、横寺と猫神との約束である。だから過去に月子と出会ったことは、現在の月子と出会った瞬間に忘れてしまったのだ。姉が願った思い出が欲しいという願いを叶えたため、横寺は月子との思い出を忘れてしまったことになる。

「私のことは?お面を被って先輩に会ったことは?」

「こんなのってないです…どうして?」

「ごめん…」

月子の気持ちを考えると辛い。大好きな人との関係。一緒に過ごしたあの日の思い出は忘れられてしまっている。

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家に帰ると部長がツカサの着ぐるみを着ていた。これからずっと側にいて、思い出を作ると約束するのだが、行動で示せと畳をポンポン叩いて、髪の毛がユサユサ揺れて求めていた。

「これから先何があろうとも、僕は一番大切な君の側にいる!」

「言葉ではなんとでも言えるですから、一番なら一番として一番の待遇があると思うんですよ!行動でも示さなくちゃいけないこともあると思うんですよ!」

横寺は月子にキスとしておしまい。

数日後

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横寺はヒロイン全員と遊園地デートを開催する。何故か副部長も参加していた。梓は2人っきりではないのに、とてもご機嫌だった。横寺とキスをした夢を見たと月子に話す。聞いた月子はカチンと表情が!表情を無くした月子、記憶がない横寺、梓との関係は、この先も泥沼地獄なのかもしれないが、横寺は月子を選んだ。

横寺は月子と一緒に観覧車に乗ると窓の外にはウサギがいて、驚いた横寺は月子を押し倒す。これは1話で見せたあのシーンと同様です。

「最終回の最後のカットの1秒まで変態さんですね」

梓は月子と横寺がキスしていること知らない。このまま横寺は2人の間をウロウロすることになるだろうけど、こう考えると梓かわいそう(;´Д`)

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