変態王子と笑わない猫10話感想「一番長いということ」

変態王子と笑わない猫10話

変態王子と笑わない猫10話「一番長いということ」の感想です。エミは聖歌隊の少女で、過去に横寺が約束したのだが、本人は何故か記憶がなかった。願いが強制キャンセルされたために、学校の校舎も中途半端な状態になってしまったが、横寺は梓にキスをして、憑依していた猫神も消えてしまいました。

一番長いということ

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月子と会えていなくて連絡しても返事がない状態なのだが、梓が横寺にベッタリ状態になってしまった。これまで都合のいい時だけ手伝ってくれたこと、猫神の憑依から梓を取り返すことでキスをしたこと。これがきっと梓にとって嬉しかったに違いない。

「ファイト横寺!頑張れチャチャチャ♡」

「お疲れ様レモンのはちみつ漬けよ♡」

「おい部活中に発情するな変態!部外者は士気を著しく下げる…分かるな?」

「変態ならガツンと言ってやれ!ガツガツ動くのは得意なはず!女子の靴下に白いのをぶちまけるあの勢いでガンガンやれ」

「現代の難病ツンデレさんだから、私本当は小豆ちゃんと仲良くなりたいの!私のことはデルデルと呼んで♡」

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梓はチアガールの格好でとても可愛いのだが、副部長の麻衣が邪魔だと追い返そうとした。いつものように卑猥な単語でベラベラ言いまくるのだが、横寺がフォローする。副部長はツンデレで、本性は梓と仲良くなりたいとごまかす。

「宜しくねデルデルさん」

「変態!この彼女をなんとかしろ」

「きゃぁぁぁぁ彼女彼女ですって♡」

梓はその言葉を信じて、副部長をデルデルと呼ぶのだが、彼女の言葉で梓は興奮して大はしゃぎ!どこかへ走り去ってしまう。この調子なら梓はもう大丈夫であろう。

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今度は部長の様子がおかしかった。横寺は部長と話をしているのだが、副部長が邪魔しにやってきた。横寺は前回に渡されたし下着を返したのだが、副部長はパニックになる。二人の仲が悪いので、今後の陸上部が心配であると考え、部長は大様すごろくをすることになった。

「まだ生きていたのか変態早く死ね!陸上部には来るな生まれてくるな!」

「君に返すものがあったんだ」

「変態に返してもらうものなど…きゃぁぁぁぁ!」

「人のブラをもてあそんで何をしていた?どうせ白い液体発射台のくせに」

このすごろくを作ったのは部長で、振り出しに戻っていつまでもゴールできないものであった。

  • 月子の大胆な黒下着をもらって3戻る。
  • 好きな人の頭をたっぷり撫でてもらえる。

部長が月子に好き勝手したいゲームであるのだが、副部長は部長に頭を撫でてほしくて、横寺をゲームに誘う。

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月子から相談があると連絡があり、自宅に帰ると部屋で月子が待っていた。バーバラさんの抱き枕に月子は話しかけて、ハサミで切り裂いた。おぞましい光景を見てしまった横寺だが、月子を放置しっぱなしで、逃げてはいけないと部屋に入る。

「誰が一番なのかということです…全部先輩が悪いのです!」

「おや?閉まっていたバーバラさんがこんなところに」

「全くもう…どうしていつも先輩は変態さんなのですか?」

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枕から足だけが出ていて、息を吹きかけ、くすぐったりして遊んだ。すると顔面にキックが炸裂する。月子は横寺の部屋の掃除をしていたらしく、ダンボールには×と〇で分別されていた。自分の体形に合ったものはOKで、巨乳は駄目だということになる。

×ロケットおっぱい対戦
〇ロリケット

「灰は灰に塵は塵にゴミはゴミ箱に」

「私が正しい道に戻してあげないといけないのです…一番お付き合いの長い私こそが」

「誰とどこで何をするのか自由ですけど、結局一番お付き合いが古い私だけが…」

「なんでそんなに付き合いの長さを気にするのかな?」

「私より昔だったのですね…帰ります…」

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月子は横寺との付き合いの長さを気にしていたのだが、アルバムを開いてエミの写真を見つけて表情が変化する。2年くらい前の写真であることを知り、怒って帰ってしまった。月子が落としていった封筒を見ると、宛先がイタリアからで、帰ってくるようにと記載してあった。

月子はイタリアへ行こうとしているのか?そのことを相談しに来たのに、恋人にもなれず、妹にも慣れず、一番古い付き合いの人にもなれなかったことを残念に思っていた。

横寺はエミと一緒にでかけるのだが、月子のことを考えているのを知られてしまった。家に帰って自分のことをするようにと気を使われてしまった。自分と遊んでいて他の女のことを考えてたら、そりゃ気分良くないです。横寺は筒隠家に向かう。

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横寺は部長に手紙を渡し、話を聞こうとするが追い返されそうになる。弟であると嘘をつくと部長は態度を変えて話を聞くことになった。両親は既に他界しているが、祖父母は健在で祖国のイタリアで一緒に暮らそうと連絡があった。

「これはお前には無関係…家族の問題だ」

「俺は兄貴じゃないよ」

「無論私は最初から察して置いたが…」

「俺達って家族みたいなものじゃないのか?お前の家の問題なら、それは俺の問題でもある」

「やはり神前式にしよう♡」

部長は断ることにしていた。その理由は、この家で過ごした母との思い出が多かったからである。身長を測ってくれた柱など、話を聞いていると横寺は何かを思い出しかけた。祖父母に連絡をすると、ほとんど一緒に暮らしていない母親にこだわる必要はないとのこと。一緒に暮らしていないのに、暮らした記憶が残っていた。

物的証拠の写真を探そうとしていたのだが発見できなかった。大きくなった月子の写真はたくさんあるのだが、母と一緒に過ごした写真が全くなかった。部長は横寺の写真にスリスリして寝ていると、写真からお告げがあった。幼い頃に出会っていて大切な何かを貰った。

月子が会話に参加して、子供の頃に会っている可能性があると写真を見つけようと行動した。2年以上前に出会っていれば、自分が一番付き合いが古いことが証明できる。発見できたのは母のピンボケ写真1枚だけだった。

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月子は夕飯の買い物に出掛けようとするが雨が降りだした。そこに梓がやってきた。これから母と一緒に夕食を食べに行くそうだが、月子は梓と話している横寺の背中の服を掴もうとしていた。梓の母はファッション雑誌の編集者で、男のモデルを捜していた。

バスが到着して月子は乗り込む。梓とはここで分かれて横寺もバスに乗る。

「私は嫌な子です…感情を見せられないくせに、感情で動く嫌な子です」

「小豆さんと話しているのを見るとわぁぁと、かき回したくなります…それなのに嫌われたくなくてうわべを取り繕っているのです」

「計算高くて、意地悪で、ズルい性格です…」

「小豆さんは美人です…ちっとも鼻に懸けません…勝てるところがどこにもないです…」

「あるよ!おへその形とか」

「変態さんですね…そして優しいですね…心を通わした時間が一番長いものだと信じていました」

「エミさんは私よりずっと付き合いが長かった…過去だけは私のものです…」

「そうしたら私は先輩の一番でいられると、そう思ったのです…冗談ですよ…」

「過去を直接確かめられたらいいのに…」

「実に愉快な望じゃないか…その願い確かに聞き届けたよ…それではさようなら横寺君」

猫神が近くにいて話を聞いていた。月子の願いを聞き、横寺と月子は過去へタイムスリップすることになる。

次回「筒隠さんの家の中」

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