ゴブリンスレイヤーⅡ7話感想「ジャングル・クルーズ」の感想です。エルフの森で、川をせき止めるものと呼ばれる巨大生物が出現した。背中にはゴブリンが乗っていて、操っているようには見えなかったが、ゴブリンを活かす必要はない。巨大生物の命は奪わず、追い返そうと作戦を考える。
「なんとかして森へ返しましょう」
「先にゴブリンを殺す!生かしておく必要はない!」
「お前達何をしている?」
「兄様…いつものこどだから」
「俺の仕事だ…ゴブリンを殺すのは俺の仕事だ!」
ジャングル・クルーズ
エルフは木のツルに捕まり、手が使えない状態で、矢を噛んで片手撃ち。ゴブリンを仕留めた。ものすごい技量である。リザードマンとドワーフの術で行動を鈍らせる。牛飼娘と受付嬢のサポートもあり、ゴブリンスレイヤーは罠を仕掛けて行動不能に追い込んだ。女神官は怪我した巨大生物の治療をする。
ものすごい連携で、川をせき止めるものの進行を止めて、森へ返すことができました。
エルフは姉と二人っきりで話す。エルフと人間の寿命を比較すると、人間の命はとても短い。ゴブリンスレイヤーとは長く行動はできない。いつか別れる時がやってくる。エルフは寿命の短い人間と一緒に過ごす時間も悪くないので、付き合ってあげようとする気持ちになっていた。
男共で兄様の独身最後の時間を酒で祝った。ゴブリンの巣が近い場所にあるため、川を進んで全滅させようと作戦を考えていた。エルフの森の近くまでゴブリンが接近していることに危険を感じる。
翌朝、ゴブリンスレイヤー達は川上にいるであろうゴブリン退治に向かう。牛飼娘に行ってきますの挨拶をして出発する。受付嬢は化粧してない顔を見せたくないと隠れていたが、最後になるかもしれないから、いつものようにお見送りして欲しいそうです。
毎回、旅に出る時は心配しているのです。無事に帰ってくることを願って。
「もう行くんだ」
「ゴブリンの川上だ、毒でも流されたらたまらん」
「気をつけてね」
「お前も…お前達もな」
「良かったの?挨拶しないで」
「お化粧してない顔見せたくないんですよ」
森では霧が発生していて視界が悪かった。二隻の船を用意し、竜牙兵を先行させる。ゴブリンが矢と石で奇襲を仕掛けてきた。狙撃してきた場所を特定し、ゴブリンスレイヤーが背後から攻め込む。1隻目を囮にして2隻目を引っ張らせていた。
リザードマンが船から飛び降り、ゴブリンスレイヤーと合流する。待ち伏せしているゴブリンを次々と倒していく。
「よくも私の家の近くにまで来てくれたわね」
「霧が晴れるまでに終わらせるぞ!」
「川をせき止めるものってそういうことか…」
「なんとかしないと…こんなの放っておいたら…」
「放っておくものか」
霧が晴れてきて、領域にやってくると、殺害され吊るされている遺体を目撃して、女神官は嘔吐する。川の上にダムのような建造物を作っていた。
夜になり周囲を警戒していたゴブリンを1体倒す。武器を見ると、どこからか盗んできたものなのか?ゴブリンが使うには立派な武器だった。鍵を使うが扉が開かなくて、エルフが扉の鍵を開けて内部へ侵入する。
建造物内で下へ降り部屋へ入ると、残酷な光景を目の当たりにしてしまう。道具を使って遺体をグチャグチャに潰して川に流していた。これはかなりグロイ…女神官の表情がものすごく辛く描かれている。
「貴様らは仲間の糞尿と血の入った水を飲み、体を洗い、生活しているのだと…」
「一種の呪いと見た方がようございますな…」
「奴を捕らえたのは呪文使いのたぐいだ」
「ゴブリンシャーマン…」
「ここで休息を取る…」
遺体を布で包んで川に流して弔った。この場所で休息することになりましたが、女神官は精神的に。睡眠中にエルフはゴブリンスレイヤーと話す。なんか急接近して隣にペタッとくっついているのだが、恋愛感情はあるのだろうか?仲間としてか…
女神官が寝ているからやってるんだろうけど、起きている時はこんなに接近しないだろう。またゴブリン退治になってしまったことを気にしていたようだが、エルフは故郷の付近にゴブリンがいたら、退治するのは当然である。
ゴブリンスレイヤーが寝れるように安心させる。
「あの子随分と参ってたわね」
「死体を川に捨てるだけなら、ゴブリンと変わらんからな」
「違うわよ!ゴブリンとは違うわよ!次言ったら怒るわよ!」
「悪かった…結局またゴブリンだ…」
「そんなの気にしてたわけ?故郷のことだもん…近くに小鬼がいたら困るわ…」
「俺は冒険のやり方を知らないからな…」
「だったら貸し借りは無しでどう?」
「よし!今のオルクボルグは寝るのが優先、ちゃんと瞼を閉じて寝るのよ…おやすみなさい」
エルフは、みんなと一緒に冒険できて楽しそうです。ゴブリン退治は好きではないが、一緒に過ごせるこの時間が、いつか…かけがえのない思い出となることでしょう。この二人っきりの関係を描くのは、今回が初めてかもしれないですね。
次回「闇の奥」
コメントを残す