勇者指令ダグオン12話感想「新たなる仲間」の感想です。アーク星人によって滅ぼされてしまった剣星。生き残った剣星人ライアンは、ダグオンによって助けられた。自分の復讐を最優先にして自爆するのが目的だったが、地球を守るためにダグオンはライアンを説得し、アーク星人を退却させることに成功した。
新たなる仲間
地球に2つの宇宙鉄獣アルマー星人が飛来した。鉄を餌として吸収し成長を続けている。ダグオンが駆けつけ戦闘開始するのだが、防御力が高くダメージを与えることができず苦戦していた。一斉射撃でもダメージを与えることができず、ファイヤーダグオンの必殺技ファイヤーブレードで斬りかかるが、効果がなかった。
「結構弱そうだぜ?」
「見かけだけで判断するのは危険だ」
「どんな力を秘めているか分かりませんよ?」
「なら試してみようじゃねーか」
「俺のファイヤーブレードで叩き斬ってやるぜ!」
ダグオンの危機にライアンが駆けつけ、前回の仮を返すために単独で戦闘を開始し、胸からの火炎放射と両腕のバルカンでけん制し、剣に変形してアルマー星人を撃破した。どうやら炎とライアンは息が合わないようだ。
「借りは返す…ライアンフレア!ライアンバルカン!」
「ライアン俺達も」
「手を出すな!俺独りで奴を倒して見せる」
「このやろう…独りで戦うなんてどういうつもりだ?」
「これで借りは返した」
アルマー星人はもう1体生き残っていて活動を開始していた。夜になると遊園地の観覧車や建設資材を吸収していた。すぐに姿を消してしまうため、発見することができなかった。
翼はアルマー星人の装甲を採取し、今後の作戦を考えていた。全員がオカルト部の部室に集合した。ファイヤーブレードは最高の破壊力を持っているのだが、アルマー星人には効果がなかった。倒すことができないということだ。勝利するためにはライアンを仲間にするべきと考えた。
「その装甲はファイヤーダグオンのブレードでは斬れなかった」
「心配するなよブレードがダメでも他の武器があるさ」
「それはどうかな?奴は我々の攻撃を軽く跳ね返した」
「ブレードが効かないということは…」
「俺達があの宇宙人に負けちまうって言うのかよ?」
「可能性を言ってるまでです…僕達はその可能性を少なくしたほうがいいと思いませんか?」
「ライアンを我々の仲間にするべきだと言いたいのか?」
「剣星人のブレードは勝っていると思います…彼を仲間にすれば戦力UP…」
「ふざけるな!あんな自分勝手な奴と戦うなんてできないね」
「確実に勝てる方法でもあると言うのですか?」
「人の部屋に勝手に入って何やってるの?」
翼は竜にお願いしてライアンの居場所を特定した。そこにマリアが入ってきて、少し話の内容を聞かれてしまった。自分だけ秘密にされていることをよく思っていなかった。炎はライアンに活躍の場を奪われるのが嫌で協力を求めなかった。
洞窟に隠れていたライアンに炎は大声を出して呼びかける。海は冷静に協力を求めるのだが拒否されてしまった。炎がゴチャゴチャ言い出してライアンは怒って岩を破壊する。星と仲間を滅ぼされ、精神的に追い詰められている状況で、協力を求められても信じることなどできないだろう。
「ライアン我々と一緒に戦ってほしい」
「お前らと…」
「今度の敵の装甲は並大抵の硬さではありません!あなたのブレードなければ倒せないんです!僕達の仲間になって下さい!」
「一緒に戦ってはもらえないか?」
「ふざけたことを、借りは返した…お前達に力を貸す気はない!人の力を借りて倒そうと思う奴は信用できん」
「こんな奴に協力しようってのが、大きな間違いなんだよ」
「自分の星を失ってしまったんだ…簡単に人を信用するなんて、できなくもない」
「うるさい!お前達に何が分かる?一瞬のうちに星を失った俺の何が分かるっていうのだ?」
「ライアン…誰も信じねーで生きていくなんて、寂しすぎるんじゃねーのか?…」
ライアンの気持ちを考えたら冷静に判断できる状態ではないと感じ、全員が引き上げるのだが、炎はライアンに一言だけ伝えた。
アルマー星人はライアンを倒せば地球を侵略できると判断し、ライアンだけを狙ってきた。成長したその姿は、ライアンの突撃では効果がなかった。ニードルで岩にめり込み動きを封じられてしまったところに、ダグオンが駆けつけた。
火炎合体、重連合体、機獣合体して一斉攻撃を浴びせるが効果がなかった。ファイヤーブレードで叩き斬ろうとするが、へし折れてしまった。ライアンにとどめを刺そうとされ、ライナーダグオンとシャドーダグオンがアルマー星人を止め、ファイヤーダグオンがライアンを助ける。
「これは俺と奴の戦いだ…手を出すな」
「悪いが奴は我々の敵でもある」
「俺が叩き斬ってやる」
「嘘だろ?ファイヤーブレードが折れるなんて…」
「何故だ?何故俺のために命を懸ける?」
「目の前でやられちまう奴を無視できるほど神経太くないんでね」
全員吹き飛ばされてしまい、炎は海たちを助けようとする。炎の言葉とみんなの行動を見て、ライアンは力を貸すことに決めた。自分を仲間と認め、必要であるという炎たちの気持ちが、ようやく伝わったのだ。
「起きろ奴が来る」
「お前だけでも逃げろ…炎」
「仲間を見捨てて逃げられるかよ」
「ファイアーダグオンこの俺を使え!」
ファイヤーダグオンの新必殺技ファイヤーライオソードでアルマー星人を両断し撃破した。もうこのカットがものすごくカッコイイ。勇者シリーズでは必殺技のカットが、とてもこだわって描かれています。
勇者特急マイトガインのグレートマイトガインパーフェクトモードでは、マイトガンナーが武装扱いとして加わります。勇者警察ジェイデッカーではガンマックスがマックスキャノンとして武装扱いになり加わります。2作品がキャノン砲ですが、今作のダグオンでは剣が武装扱いとなります。
「何故力を貸す気になった?」
「また借りを作るわけにはいかないからな」
「良かったら我々と共に戦わないか?」
「やめとけやめとけ、こいつはな独りが好きなんだよ」
「俺は構わんが…」
「今なんて言ったんだ?」
「仲間がいるのも悪くはない…必要な時はいつでも駆けつける…じゃあな!」
次回「炎の新必殺剣」
コメントを残す