デリシャスパーティプリキュア34話「おじいちゃんはガンコ!おでんは野球のあとで」の感想です。ゆいはマリちゃんとコメコメにおばあちゃんのおでんを食べてもらおうと作りました。味噌味で美味しいのだが、おばあちゃんが作っていたのとは味が違かった。何が違うのだろうと悩んでいると、よねの友人である浅井又三郎おじいちゃんがやってきました。
おじいちゃんはガンコ!おでんは野球のあとで
又三郎は以前おいしーなタウンで板前をしていました。孫の浩輔も連れて来たのだが不機嫌な様子。ゆいが浩輔に挨拶すると、その可愛さにキュンとしてしまいました。早速、又三郎は自慢のおでんをごちそうしてくれました。
「ゆいちゃんか5年ぶりか大きくなって」
「遊びに来てくれたの?」
「よねさんのお墓参りに孫も連れて来たんだが、挨拶しなさい…コラ!人様の前でその態度はなんだ?」
「浩輔君初めまして」
激モリに美味しいおばあちゃんの味だった。おでんは又三郎とよねが共同で研究した秘伝の味だった。店の看板料理を作るために一緒に作ったそうだ。今はこの街には住んでいないが、各地で美味しいものの発見をしていた。
「このレシピ教えてもらったら?」
「中々おばあちゃんの味が出せなくて…」
「可愛いゆいちゃんの頼みであればと言いたいところだが、この味にたどり着くまでの過程こそが大事、それを近道で楽しようなど、誰であろうとこの味は簡単には教えられん!」
「そっか…自分で頑張ってみる」
「マリさんもしかしてジンジャーの知り合いか?」
「!何故それを?」
ゆいはおばあちゃんのおでんの作り方を教えてもらおうとしたのだが、苦労して作った味を簡単に教えられないと断られた。マリちゃんの姿を見て又三郎は20年前の話をする。マリちゃんの師匠であるジンジャーは猫の被り物の格好をしていた。空腹で倒れていて、よねさんが助けたそうだ。
「浩輔君いいな…おじいちゃんといろんなもの食べてるんだ」
「じいちゃんと友達といる方がいい」
「何を!」
「じいちゃんのおでんも好きじゃないし」
ゆいが話をふると浩輔はドキドキしていたが、いつもおじいちゃんと一緒なのが嫌で本当は友達と野球して遊びたかった。将来はプロ野球選手になりたかったのだが、店の後継ぎをさせようとしている話を聞いてしまったのだ。ゆいは浩輔の思いに応えようとみんなで野球をすることを計画する。又三郎にも参加するようにお願いするのだが、おでんを残したことを怒っていた。
野球
みんなの野球のユニフォーム姿が新鮮である。コメコメの尻尾大きすぎるこれはユニフォームに穴開けて出してるのだろうか?あまねの髪形がいつもと違くて目立つ。拓海とあまねの兄にも協力してもらい試合開始。この様子からここねは絶対運動苦手だろう。
「観ててねゆいちゃん♡」
「又三郎さん大丈夫かな?」
「母さんたちと昔話で盛り上がってたから」
「ありがとう拓海…あ、浩輔君準備できた?」
「二人って付き合ってるの?」
「何言ってんだ?んなわけないだろ!」
「うん!ないよ!」
「そうかそしたらゆいちゃんトップバッターね」
「勝負だ拓海!どっちがすごいヒットを打てるか?勝った方がゆいちゃんと1日デートだ!」
浩輔はゆいに観てほしくて声をかけると、拓海と仲良く会話をしていた。近づいていきなりゆいと拓海が付き合っているのかどうか聞いた。拓海は動揺して付き合っていないことを告げると、ゆいは動揺せず交際していないとハッキリ言いました。拓海は「え?」みたいな残念な反応をしますが、もう少し意識して欲しかっただろうに。浩輔はゆいに好意があり拓海と勝負することになりました。
らんもここねも野球のルールが分からないのではないだろうか?わたわた焦っているだけでボールに触れることができない。浩輔は2塁打となり、拓海は負けられないと頑張る。コメコメは尻尾で打ち返し3塁打となりました。兄からタッチされそうになると運動神経抜群の脚力で回避していた。又三郎は野球を見に来たのだがすぐに帰ってしまった。
「はじの方も丁寧に」
「掃除でごわすか?」
「なかなか便利ですね」
「それで今日の狙いは?」
「今日は肌寒いしおでんにしましょう…っていうかおでんでしか得られない温もりもあるし」
「ではブンドルブンドル」
ブンドル団アジトではスピリットルーのドローンが掃除をしていた。今日のレシピッピはおでんにしおうとターゲットを決めるのだが、スピリットルーは出撃しないのだろうか?
野球は終了して勝負は聞き分けとなりデートはありません。浩輔はいつも和食ばかりでハンバーガーが食べたいと街へ向かう。又三郎は浩輔が楽しそうに野球をしている姿を見て寂しい気持ちになっていた。よねもジンジャーも他界してしまった。浩輔と一緒にいられる間は、食事の素晴らしさを教えたかったのだ。浩輔が友達と野球をしたいというならば、いつまでも自分に付き合わせるのはよくないと思っていた。拓海は又三郎のおでんを食べたいと要望した。
「おじいちゃんのおでんそのままにしてきちゃった」
「おでん本当は好き?いいなあたしもねおでんが大好きで作り方を教えてもらおうと思ったんだ。けどその前に亡くなっちゃって…」
「お世話になった師匠に感謝の言葉を伝えたかったけど、今はもう叶わないもの」
「だから浩輔君も好きって気持ちを伝えて見たらどうかな?おじいちゃん絶対喜ぶよ」
浩輔はハンバーガーをおいしそうに食べていた。だがおじいちゃんのおでんを食べないで放置してきたことを後悔していた。ゆいはおでんの作り方を教えてもらう前におばあちゃんが亡くなり、マリちゃんも師匠に伝えたい言葉があったが亡くなり、もう伝えることができなかった。浩輔はおじいちゃんに謝ると好きだという気持ちを伝えることにした。
セクレトルーがおでんのレシピッピを奪いウバウゾーを召喚する。マリちゃんはデリシャスフィールドを展開して、ゆいたちはプリキュアに変身する。ウバウゾーは全体攻撃の砲弾を発射する。球体、四角、三角、円盤型と砲弾の形によって動きはさまざまで接近することが困難だった。
「気をつけろ!砲弾によって飛んでくる方向が変化する」
「距離を取ったまま攻めるチャンスを伺って!プレシャス下手に近づくと危険よ」
「プレシャス落ち着け」
「ありがとう…でも浩輔君が想いを伝えようとしてたのに邪魔するなんて許さない」
フィナーレが攻撃パターンを読み、スパイシーがバリアを展開し、ヤムヤムは回避。マリちゃんが対策と指示を出すのだが、プレシャスが強行突破しようとすると被弾してダメージを受ける。集中攻撃されるとブラぺが援護防御に入る。それでもプレシャスは前に出てしまい捕獲され動きを封じられる。
「浩輔君と又三郎おじいちゃん…それと大事なおばあちゃんのおでん絶対に取り戻す」
「なんたる怪力」
おばあちゃんの大切なおでんを守るため、プレシャスは怒り怪力で脱出に成功する。ウバウゾーの攻撃をプレシャストライアングルで相殺して、2000キロカロリーパンチを叩き込む。ダウンした隙を狙い合体技プリキュアライトマイデリシャスで浄化する。
「おだしのしみた大根と卵が食べたかった…」
「じいちゃんごめん俺おでん好きだよ」
「今度キャッチボールやるか!ゆいちゃん浩輔に付き合ってくれてありがとう。一緒におでん作らんか?わしが作る姿を見てしっかり覚えるんだ」
「俺も手伝う」
浩輔は又三郎に謝罪してみんなでおでんを作ることになりました。簡単に教えられないと言っていたのに、浩輔の世話をしてくれたお礼なのだろう。浩輔が手伝う姿を見て、ゆいはおばあちゃんと一緒に料理をしている時のことを思い出していた。最後にゆいの瞳の中におばあちゃんが映ったのが素敵な演出になっている。
次回「ここねとお別れ?いま分け合い想い」
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