ジーンダイバー18話「三戦士の微妙な関係」の感想です。唯はフラウを追って、6500万年前の北アメリカにやってきた。恐竜が互いに戦って喰い散らかしているグロテスクな世界を不快に思っていた。ティルは重傷のため、その場に放置してフラウを捜すように命じられる。虎鉄はティルが仲間と合流する可能性があるため、唯に離れて見張るように指示を出す。ティルは自力で移動するのだが、ティラノサウルスが唯に襲い掛かってきた。
三戦士の微妙な関係
ティラノに襲われた唯はバリアを展開するが、弾き飛ばされ気絶してしまう。異変に気が付いたティルは、ティラノを挑発して誘導する。自分が囮になり唯を助けようと考えた。ティルは重傷で走れる状態ではないのに、頑張って走って地面を掘り穴を作った。ティラノは穴で足を踏み外し、鋭利な木が足に突き刺さり倒れた。
「こっちだ!こっちへ来い!」
「唯大丈夫かよ?」
「このままこっちへ!だぁぁぁぁ!」
「ティラノサウルスをやっつけたよアイツ…」
「ティル」
「借りは返した…」
「ありがとう♪」
「大丈夫か唯」
「これでティルをつけていたところ分かったんじゃないかな?」
ティルは唯に助けられた借りを返すために助けたのだ。唯は感謝の気持ちを伝えてティルはいなくなってしまった。このまま尾行してもバレていると考え、フラウを捜すことにした。オルニトミムスというダチョウの恐竜がいた。
緑のプグラシュティクが霊長類のDNAデータを採取していた。唯は同じ動物のデータを採取する。
ティルは戦艦に乗り込みフラウと合流するのだが、モニタされている可能性が高いため、ティルに秘密を話すことができない。遺伝子改造を求めるが、姿も個性も変えてしまうためできなかった。戦力にならないティルを本国へ返そうと考えていたが、一刻を争う計画の最終段階を優先する。
「つけられてなんかいないわ」
「逃げられたのか?」
「本国へ一度戻ったのでしょう?今度は何の目的でここへやってきたの?」
「お前には話せない」
「姉さん!」
「いつまた敵の手で移動させられるかもしれないお前に、秘密を明かすわけにはいかない」
「だからまた遺伝子改造を…」
「二度の遺伝子改造は、お前の姿も個性も全く変えてしまう…私はそこまでさせたくない」
「私はどうしたらいいの?」
「シールドの中でじっとしていろ」
「私は役立たずか…」
フラウは任務のためにティルの遺伝子改造を行うことはしなかった。以前パックを閉じ込めたエネルギーシールド内に入るよう指示を出し、ティルの情報をシャットダウンした。兄が妹に対して酷い言葉を言っている。なんだこの世界は家族なのに冷たすぎる。
「おやおや王家の騎士もこうなっては、ただの飾り物だな」
「そんな言い方しなくたっていいじゃない兄さん」
「おっと気に触ったなら謝るよ…お前に騎士としての誇りを失ってほしくないね」
「私に自決しろと?」
「どこの世界に妹に死ねなんて言う兄貴がいるかい?この苦境を利用して名誉を取り戻すと思っているよ」
「どうすればいいの」
「私とフラウには敵に知られたくない任務がある…自分で考えたことにすればいい…自分の手柄はお前が受ければいい」
兄はティルにモニタして、何を目的にしているのか計画を悟らせる。自分は恐竜を見物すると戦艦の外に向かった。ティルはこの作戦で何をすべきか?自分の失敗を取り戻そうとしていた。
唯は動物のDNAデータを採取して現実世界に戻る。パックはプグラシュティクの行動を見張る。解析に最終戦コードを使いPCをフル稼働させる。そのためバーチャル世界には、すぐに戻ることはできなかった。ティルは戦艦の外に出てきて活動する。
「パックにすぐ戻るって言ったのに」
「唯こそ少し休んだ方がいいよ」
「少しはアキラも側にいてやれ」
「唯ビックリすることがあるんだよ」
アキラは唯にセラフィーを紹介する。唯は自己紹介するが「ゆいよ」と間違えられ、アキラは「これ」扱いされている。さらに自分のことは赤ちゃんと認識しているが、アキラは赤ちゃんか?と唯に質問する。このシーン面白すぎる。
「どうしたのこの女の子」
「私セラフィー…これアキラ」
「こんにちは!私は唯よ」
「あなたは…ゆいよ」
「違う違う私の名前は唯」
「あなたは唯」
パックから連絡あり、兄に発見され追いかけられていた。PCがデータ解析を優先にしていたため、唯はバーチャル世界にジーンダイブすることができなかった。
次回「ターゲットは共通の祖先」
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