東京ミュウミュウにゅ~4話「憧れのお姉さま最後の一人は大スター」の感想です。桃宮いちごはイリオモテヤマネコの遺伝子を撃ち込まれ、ミュウミュウに変身してキメラアニマと戦う戦士として覚醒した。既にミュウミュウとして行動していた藍沢みんと。更に緑川れたす、黄歩鈴が仲間に加わった。
憧れのお姉さま最後の一人は大スター
青山は部活帰り女子生徒に囲まれ大人気。前回いちごは青山と動物園でデートして喧嘩するが最後は仲直りして、「いちごには鈴つけておかなきゃ、いちごは僕の猫なんだから」って、猫についていたリボンを渡されていた。
「相変わらずモテてるね青山君」
「いちご心配になっちゃうね…」
「え?何が?青山君忙しそうだし、今日は声かけずに帰ろうかな…」
「なんかすごく幸せそう」
青山は遠くからでもいちごの姿に気が付いてくれていた。いちごはうれしくて猫耳と尻尾を出しながらバイト先へ向かう。歩鈴もバイトすることになり、玉乗りしたり一輪車に乗ったりと騒いでいた。大人気のカフェは忙しいのだが、みんとはある雑誌を見ていた。
「スイーツ食べ放題じゃ全然割に合わないにゃん!よく考えればそれもこれも全部あいつのせいなんじゃ…勝手に人のこと生物兵器にしてこき使って!」
「ちょっとあんた!って…」
「お前は何してんだ?それで何か用か?」
いちごは散々利用されていることに不満が爆発して稜に文句をいようとして部屋に入ると、ふろ上がりで上半身裸の稜が窓から外を眺めていた。部屋は最低限のベットを机のみで寂しい感じがした。どうしてここに住んでカフェを経営しているのか?エイリアンのことを知っているのか?いちごは稜のことを何も知らなかった。
「あたしこれだけは得意なんだ」
「なんだ握り飯か…」
「なんだとは何よ!いいもんいらないなら全部あたしが…」
「うめーじゃんコレ」
「チャンス到来ですわ!遂に5人目の仲間を覚醒するチャンスを見つけましたわ」
空腹を訴える稜のために、いちごはおにぎりと味噌汁を作って持ってきた。なんだかんだ文句言いながら優しいいちご。稜は態度が悪かったが、おにぎりが美味しいと笑顔になり、その姿を見ていちごはうれしくてドキドキしてしまった。するとみんとが慌てて部屋に入ってきた。
「俺達が撃ち込んだ絶滅危惧種の遺伝子は5つ。残る一つがこれだ…それに適合した人間が…」
「何を隠そうこのお方、毛先までキューティクルに行き届いたパールのような黒髪。神秘と知性をたたえたその奥にパッション煌くブルーサファイアのような瞳。ホワイトプラチナのごとくおみ足。私達にとって最後にして最高のお仲間。地球を救う真の戦士。藤原ざくろお姉様その人なのですわ~♡」
「最後の仲間ってみんとお姉ちゃんのお姉ちゃんなのか?」
「つまり憧れてるんだざくろさんに」
ハイイロオオカミの遺伝子を撃ち込んだ最後の仲間は藤原ざくろ。アイドルやモデルなど芸能界関係者で、かなり人気が高く注目を集めていて、みんとが憧れている存在であった。早口でざくろのことを語るみんと、瞳がハートになり、ものすごい大好きだということが伝わった。
ざくろ主演のミュージカルで共演者をオーディションで募集することが決まり、接触する機会なのだが、みんとは妄想が始まる。高校生以上じゃないと応募できないため、歩鈴以外が参加することになった。
稜はいちご達がざくろと接触することで何かが起こり、更に強くなると考えていた。
オーディション
いちごは自分がオーディションに合格して注目され、青山との距離が離れてしまうが、青山が強引に迫ったりと妄想が始まるとみんとがツッコむ。だが、いちごはみんとの方が緊張していると返す。ハリセン持ってるみんと…前作ではありえない様子が今作で描かれている。そしてかなり慌ただしく焦っている。
「真の目的は5人目の仲間との接触。大事な任務ですのよ」
「とかなんとか言っちゃって、みんとだって昨日からずっとドキドキしているくせに」
「それは最低限の身だしなみで当然のマナーですわ」
みんとはダンス審査でバレエと日本舞踊で審査員が注目する。演技審査では3人で行うのだが、歩鈴が乱入してきて暴れまくる。すると審査員が怒り出し中止になりそうだったが、ざくろが加わり審査員を感動させる演技を見せた。
いちご達はざくろに感謝の気持ちを伝えるとキッシュが現れカラスのキメラアニマが襲ってくる。ミュウミュウに変身するが数が多く、ざくろを守ることができなかった。襲撃されたざくろはミュウザクロに変身する。
「先ほどは助けていただきありがとうございました。本当になんとお礼を言ったらいいか…」
「別にあなたたちのためにやったわけじゃない。あれが本番だったらどうするか?考えて行動しただけ。私は私を超えたい。そのためにどんなことも乗り越えて強くなる」
「僕も混ぜてよ…ハニー会いに来たよ」
ザクロは複数のキメラアニマを一瞬で浄化させキッシュは退却する。仲間になってくれる前提の話をしていたのだが、ざくろは仲間を求めていなかった。みんとがしつこくしてしまったため、ざくろは酷い言葉を口に出してしまう。
「こんな素敵な人が仲間だなんて」
「この子達とならこのメンバーとならなんでもできそうな気がする」
「私は誰かとつるむつもりはない。仲間なんて必要ない…」
「お姉さまは選ばれたんですのよ。ミュウミュウとして共に戦う使命が…」
「あなたウザいわ」
「そんな…」
「ざくろさんなんで?どうして?」
みんとはショックを受けて膝をついてしまうのだが、ざくろの行動にみんなが驚いてしまう。
次回「笑ってみんと!お嬢様の憂鬱」
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