東京ミュウミュウにゅ~23話「想いよとどけ!最後の戦い!」の感想です。青山の正体が、ディーブブルーであることに驚く。要塞から地球のコアを刺激し、人類滅亡までのカウントダウンが始まる。世界を救うにはディープブルーを倒すしかない。いちごは青山を守るため、みんなに攻撃して傷つけたことを後悔し、戦意喪失してしまう。
いちごはみんとに叩かれ正気を取り戻し、再び立ち上がり青山を取り戻すことを決心する。ミュウベリーロッドの力で、ミュウミュウは羽が着いて飛行することが可能になり要塞へ向かう。エイリアンとの最終決戦が始まる。
想いよとどけ!最後の戦い!


要塞の中に最後のミュウアクアの反応があり、内部へ進行するとパイとタルトとダストワイバーンMK-Ⅱが待ち構えていた。東京タワーで苦戦した蝶のキメラアニマをサイボーグ化した姿だった。巨力なビームをミント、レタス、プリン、ザクロが防ぎ、イチゴを先行させる。
「これがハイブリットアニマの最終形態!サイボーグ手術により蘇りし、究極のキメラアニマ、ダストワイバーンMK-Ⅱだ」
「いちごさんに出会ってから自信がついたし、恋もしたんです」
「私に仲間というものを教えてくれた」
「いちごのお姉ちゃんは、本当のお姉ちゃんみたいなのだ」
「言いたくないのですが、あなたは私のかけがえのない友達ですわ」
「早くお行きなさい!大好きな人も地球も両方助けるのでしょ?」


レタスはパイと交戦し、プリンはタルトを説得し、ミントとザクロはワイバーンに攻撃を仕掛ける。ワイバーンは背中から球体のユニットを射出して浮遊させる。ミントーンアローを発射すると、球体が感知して接触し攻撃を防ぐ。エネルギーに反応して攻撃を無効化するようで長期戦だと不利になってしまう。
「我が主に共感し、全てを知ったうえで、何故まだ歯向かう?」
「話もさせてもらえず、一方的に滅ぼされるなんておかしいからです」
「どうしても戦うのか?」
「おいらたちが死ぬか?お前達が死ぬか?どっちかかしかないんだ」
「お姉様とタッグで戦えるなんて、光栄ですわ」
「ミントと組む時はいつだって最高にロックだけど」


ミントは攻撃をするが、球体に防がれワイバーンにダメージを与えることができない。ザクロスピュアでミントを駒のように高速回転させ、ミントーンエコースピンを発動させる。ミントは自分を中心に全方位へ、ミントーンアローを発射して球体を全機落とす。ビックボルフォッグ大回転魔弾である。
「チマチマやっていてもキリがありませんわ…一気に決めましょう…お姉様を信じていますわ」
「私もよ」
ワイバーンに奇襲を仕掛け、ザクロスピュアで動きを封じ、ミントの必殺技で撃破することに成功する。スタミナ切れで二人ともダウンしてしまう。
パイの攻撃を回避し、レタスラッシュの連続攻撃でパイを倒すことができたが、レタスもスタミナ切れでダウンする。プリンの必死の説得でタルトは攻撃を止め、二人抱きしめ合う。マシャはバッテリー切れで機能停止。
「貴様らを抹消することが、あの方への忠誠の証」
「データと異なる力…何故だ?単体での戦闘力は我らに及ばぬはず」
「独りで戦ってるわけではありませんから」
「もういいのだ!タルタル大好きなのだ!」
ディープブルーVSキッシュ


イチゴはディープブルーを説得するが攻撃を受けてしまう。ダウンしたところへ剣を振り下ろされた。助けてくれたのはキッシュだった。姿を見せないと思ったら、イチゴがピンチになるのを待っていた様子。危機的状況になった時に助けることで、自分の好感度を上げるチャンスだと狙っていたに違いない。
「青山なる者は消滅した…元から存在しない…」
「青山君はいなくなってなんかない」
「困りましたねディープブルー様、いちごだけは差し上げるわけにはいきません」
「やぁイチゴ」
「キッシュどうして?」
「決まってるだろ?好きな女の子を助けに来たのさ」
助けてくたのは理由は、本当に自分のことを好きでいてくれたと知った。どさくさに紛れてキスをされるが、この状況で一緒に戦ってくれるのはありがたい。人類を滅亡させて故郷を取り戻すことよりも、好きな女の子を守るために行動したキッシュが最高すぎる。
「あなたに刃を向けることは、我ら一族にとって裏切りに他ならない…今の僕にとってイチゴより大事なものなんてない!」
「さて、お手合わせ願いますか?」
二人の戦いは互角に見えるが、キッシュが圧倒され始めてダメージを受ける。イチゴは今までのキッシュの言葉を思い出していた。こんなにも自分を好きでいてくれる。必死で守ってくれている。人類を滅ぼそうとしているエイリアンが、自分のためだけに戦ってくれているキッシュをどう思っているのか?
「どうすれば僕と一緒にいてくれる?」
「どうしたら僕のこと好きになってくれるの?」
「こんなにもイチゴのことが好きなのに」
トンファーを一つ破壊され、それでも戦いを続けるキッシュにイチゴは声をかける。
「キッシュもう止めて!」
「負けちゃった…本当だったらディープブルー様に勝って喜びのキスをしてもらうはずだったのに」
「女の子に抱いてもらえるのなんて、悪くないね」
「いちごの胸の中、気持ちいよ温かくて柔らかくて…泣いてるの?いちご?」
「いいこと教えてあげる…愛してるよいちご…とりあえずごちそうさ…ま…」


倒されてしまったキッシュにイチゴは駆け寄り抱きしめる。ボロボロになるまで戦って守ってくれた姿にイチゴは涙を流す。イチゴの頬にキスをして、愛していると伝え最後を迎えた。
「酷いよ!あたしの大好きな青山君はこんなことしないよ」
「いちご…これは僕がやったんだね…いちごを僕がこの手で?」


いちごの泣き顔を見て青山の意識が戻り、要塞からの攻撃は停止した。東京が壊滅していること、キッシュが死亡していること、いちごを泣かせたこと。全て自分がやったことだと後悔する。イチゴは青山を抱きしめると、青山の流れた血が落ちて植物が成長した。青山の体内には、最後のミュウアクアが存在していることが判明した。
「僕の体の中にミュウアクア…この力を使えば、僕が壊したもの、傷つけたもの全てが」
「あたしが見たかった青山君の笑顔はこんなんじゃないよ!あたしは青山君を取り戻しにきたの」
「壊したものを元に戻すには、僕という檻からミュウアクアを解き放つしかない」
「東京も地球も青山君も全部あたしが助ける」
「ありがとういちご…何も失わずに取り戻すなんてできないよ」
「あたしがなんとかするから」
「いちごに会えてよかった…さよなら」
「そうはさせぬぞ…この体の主は私」
青山は自分の命を引き換えにミュウアクアを解放して、みんなを救おうとしたのだが、刃が自身の体を傷つけようとした瞬間、ディープブルーの意識が戻りイチゴに襲い掛かる。
次回「私たちがつくる未来」
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