デリシャスパーティプリキュア30話「おまつりわっしょい!やきそばマリちゃん」の感想です。おいしーなタウンにやってきたマリちゃんは、ブンドル団が何故この街に現れるのか考えていた。美味しそうなランチを見つけて食べようと、お財布を開けると突然大声をあげた。いろんな食事をしているうちにお金を使いすぎてしまっていた。
「ランチはここで決まり!…うそぉぉぉぉぉ!」
「マリちゃんどうしたの?」
「思ったよりお金を使いすぎちゃったみたいで…おいしすぎるのよ…どれもこれも美味しくて、さすがレシピッピが集まる街」
マリちゃんの給料がいくらなのか?どのくらい食費を使ったのか不明だが、らんの提案で屋台飯グランプリに出場することが決まった。優勝すると街で使用できるお得クーポンが貰える。マリちゃんはこれからもいろんな食事を楽しむために本気を出す。みんなでマリちゃんに協力することになりました。
「はひゃ!それならお祭りで屋台を出すってのはどう?」
「屋台飯グランプリだね」
「優勝するとおいしーなタウンで使える超お得クーポンが貰えるんだよ」
「出るわ!これからも美味しいものを食べるために!」
おまつりわっしょい!やきそばマリちゃん
グランプリで優勝することは簡単なことではなかった。順位はお客様の投票によるもので決まるらしく、街の料理人も参加するため強豪ぞろいである。それに対抗できる料理を作らなければならない。祭りの食べ物といえば、焼きトウモロコシ、フランクフルト、たこ焼き、かき氷と全員の意見が分かれた。
「お野菜美味しいよ」
「お肉好きな人多いと思う」
「香ばしいソースの香りこそ食欲の源だよ」
「いろんな味から選べる方がお客さんも喜ぶんじゃないか?」
「おばあちゃん言ってた。迷った時は欲張り全部乗せって!とにかく何でも試してみなさいって!」
「止めた方がよさそうだな…」
「いいえ…それだわ!これならみんなの意見が入ってると思わない!」
全部まとめてみようと考えるのだが、あまねが止めた。さすがにかき氷を混ぜるとなると駄目だろう。マリちゃんはみんなの意見をまとめて焼きそばを提案する。野菜とお肉のバランスが取れて、香ばしいソースの香りに、いろんなトッピングができる。
らんの情報によると、やきそばで毎年出場している有名な店があり、優勝を目指すなら対決することになるのだが、みんなの案で考えたやきそばでやりたいと出店を決めた。
セクレトルーは前回クッキングダムに潜入したことをゴーダッツ様に報告していた。偽物のデリシャストーンはほとんど捨てたようだが、完成度の高いものは保管しておいたようだ。他にもいくつかあるということなのだろう。幹部一人になってもブンドルブンドル。
「クッキングダムでの働き大儀であったな」
「は!今後は私自ら出向きます。ナルシストルーは元々捨て駒…放っておいてよいかと」
「スペシャルデリシャストーンのなりそこないがこのように役立つととはな」
「大半は時空の歪みに廃棄しましたが、出来の良いものは取っておいたかいがありました」
屋台飯グランプリ
屋台飯グランプリの準備をしていると拓海がやってきた。お祭りがテーマなので勿論ゆい達は全員浴衣に着替えている。髪型もいつもとは違くて、めちゃくちゃ可愛いその姿に拓海の心は奪われる。あまねはタブレット端末で拓海にPVを見せる。「やきそばマリちゃん」の看板がとてもカラフルで目立っている。
「へい!らっしゃい」
「あんた何やってるんだ?」
「あ!拓海、お母さん達のお手伝い?」
「はぁ~♡そうだけど…つーか何?やきそばマリちゃんって?」
「まずはこちらのPVをご覧いただこう」
△華満△やきそばマリちゃん
ソースは自家製オリジナル
信頼を寄せる麺
「神の舌」セレクト
トッピングカスタムし放題
極秘の火力
洗練されたヘラさばき
「らんらんが作ったんだよキュアスタで鍛えた編集技術」
「ナレーションは私だ」
「めちゃくちゃ力入ってんな…」
あまねがナレーションして、らんが動画編集したようだ。映画の予告のような短い動画なのにものすごい制作技術を感じられる。ゆいとおばあちゃんの知り合いである、藤野みやこ&タカオが挨拶にやってきた。この二人こそが有名な焼きそば店「鉄板屋ふじの」である。つまりライバル店である。
「私達手を抜かないよ!だって私達二人のラブラブシーサイドやきそばは無敵のおいしさなんだから」
5年前の出来事である。タカオはみやこの店にやってきて気持ちを伝えようとするのだが、話すことができなかった。その時に声をかけてくれたのがゆいのおばあちゃんだった。タカオの気持ちを知っていたおばあちゃんはお祭りのジンクスを二人に伝えるのだった。なんだかんだで二人はお祭りの日に一緒に花火を見上げてやきそばを食べて気持ちを伝えたようです。
「駄目だ言えない好きだって伝えないのに…」
「知ってるかい?お祭りのジンクス…お祭りの花火を一緒に見ながら同じもの食べた二人はずっと一緒にいられるってジンクス」
「今日も来てくれたのに全然話せなかった」
「知ってるかい?お祭りのジンクス…」
マリちゃんはその話を聞いて拓海に話を振る。恥ずかしがってる拓海かわいい。ゆいのおばあちゃんはいろんな伝説を持っていた。1時間に100人分の食事を作ったり、米を担いだり、素手でマグロを捕まえたり、街のシンボルである招き猫も、なごみ亭に飾ったのが最初と言われていた。
「ゆいのお婆様ナイスアシスト…いい情報聞いたわね」
「何がだよ!」
「手加減はなしよ!私達をつないでくれた海鮮やきそばで栄光を掴むんだから」
「お互いベストを尽くしましょう」
屋台グランプリがスタートしました。マリちゃんが焼きそばを作り、ゆいが味見して、らんが容器に入れ、あまねがトッピング、ここねが会計する。ふじのにはお客さんが行列を作り始めていた。ここで作戦開始する。ここねが轟にお願いしてヘリコプターでビラを配布する。
「わっしょい!これぞB級グルメ、ガツンと効いた甘めのピリ辛ダレ!イカ焼きうまぁ~」
「あまねゴージャスにお願い」
「了解!トッピング…ブリリアント…シャインモア!お待たせしましたわっしょい!」
らんらんいつもの解説でメンメンも気合が入り火力アップする。極秘の火力とは鉄板の下でメンメンが火炎放射していたのだ。火力パフォーマンスで注目を浴びる。あまねのゴージャスなトッピングで更に人気が高まりキュアスタ映え。若い世代からもシェアされる。コメコメも変身して手伝いに参加。ピンクの浴衣姿めちゃくちゃかわいい♡
やきそばのレシピッピを狙いセクレトルーが出現した。レシピッピを奪うとやきそばそのものが消失してしまった。食べ物だけでなく看板の文字も人の記憶からも全てが無くなった。セクレトルーを追いかけプリキュアに変身してデリシャスフィールドを展開する。
「それでは始めましょうゼンブルゼンブルブンドル!」
「やきそばの存在自体が無くなってる?やっぱりあなたの仕業だったのね」
「全ての料理はゴーダッツ様のためにあるのです…仕事の邪魔をしないでください」
「働きなさいゴッソリウバウゾー」
「みんなで一緒に作ったやきそば返して」
「そんな事情私の仕事には関係ありません…っていうか同じソースなら今の気分はお好み焼き」
「全く…みんなとか一緒とかパフォーマンスの低い者ほど群れたがる」
マヨネーズボトルのウバウゾーに対しフィナーレ&スパイシー&ヤムヤムがキック、プレシャスが2000キロカロリーパンチを直撃させるが耐え抜いた。マヨネーズをムチのように扱い、リング状で捕獲して動きを封じる。プリキュアは全員行動不能になりマリちゃんが助ける。
「無駄です!みんなで力を合わせるとは本当に無意味」
「そんなことない!みんなでアイディア出し合ってやきそばは最高なんじゃぁぁぁい!…決めちゃって」
「技のバリエーションがも少し必要でしたね…」
パーティキャンドルタクトを使い合体技で浄化に成功する。今日はセクレトルーの台詞が多くて面白かった。ちゃんとウバウゾーの技が少なかったことを反省している様子。ブラぺが後からやってきたのだが、戦闘は既に終了し買い出しに戻る。
結果発表
グランプリの結果は、マリちゃんとふじのが同率の1位でした。お祭りのフィナーレは打ち上げ花火で、みんなで一緒にやきそばを食べていました。らんが気を利かせてお祭りのジンクスの話題を振ると拓海が吹き出す。鈍感なゆいはみんな一緒にいられると答えると、あまね、ここね、らんは、分かってないなみたいな表情を浮かべる。拓海の想いはいつ伝わるのだろうか?
「なんだっけお祭りのジンクス」
「ぷほっ!」
「確か花火を一緒に見ながら同じ物を食べたら」
「みんなずっと一緒にいられる…だよね?」
「そうだっけ?」
「それでいいんじゃない。ずっと一緒にいられたらうれしいもの…入る?」
「入んねー」
マリちゃんは4人を抱きしめ、その中に拓海を誘うのだが、恥ずかしがり屋の拓海は断るのでした。せっかくだから一緒に入ってしまえばよかったのに。こんなに周りの人フォローしてもらっても進展がありませんでしたね。今回はみんなの可愛い浴衣姿を観れてとても幸せでした。
次回「おいしーなタウンの休日プリンセスゆい」
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