ひろがるスカイプリキュア49話「キュアスカイと最強の力」の感想です。カイゼリンが矢を撃たれ倒れる。消滅したはずのスキアヘッドが全ての黒幕だった。利用されてしまったカイゼリンは偽の記憶を植え付けられ、エルレインがカイザーを倒したと思い込まされ復讐していた。
キュアスカイと最強の力
カイゼリンの傷を塞ごうとするが、アンダーグエナジーの海から生まれた者にとって、光の力は毒であり治療することはできなかった。カイゼリンはエルレインに人形を渡そうとしていたのだが、カイザーは今まで力こそが全てだと教えていたのだが、これからは何を信じて生きて行けばいいのか?探していこうとする。
スキアヘッドはカイザーを矢で倒して、カイゼリンを装置にかけてアンダーグエナジーを注ぎ込んだ。キュアノーブルが裏切った記憶を上書きした。力を注ぎ込むために器が必要であり、選ばれたのが彼女だった。強引に体を奪うこともできるが、それでは100%の力を発揮することができない。
「光の力などに惑わされ、アンダーグエナジー最強の力を手放した自業自得…父親と同じ最期を遂げることになったな」
「何?」
「思い出したか?封印された記憶」
「いやぁぁぁこの記憶は?」
「カイザーアンダーグを手に欠けたのはこの私」
「何故そんなことを?」
「お前の心と体、全てをアンダーグエナジーに捧げるために、力にはそれを使う者が必要だ!力を求め破壊の為に使う者がいてこそ」
「お前はいったい何者なのだ?」
「私はアンダーグエナジーの化身ダークヘッドだ…」
真の姿を現したダークヘッドは攻撃を仕掛けてくる。スカイとウイングとマジェスティが攻撃しようとするが、ワープしてカイゼリンを狙う。プリズムとバタフライがフォローするが、瞬間移動して背後から攻撃する。
カイゼリンの心は折れてしまい消滅を願っていたが、スカイはカイゼリンを助けようとしていた。ダークヘッドはカイゼリンではなく、スカイにアンダーグエナジーを注いで利用しようと考えた。
「敗北したフリも全て無駄になってしまった…もう一つ嘘があった…愛している…そう言ったな…それが一番大きな嘘だ」
「私が信じていたものは何もかもが嘘だった…胸が痛む…息が苦しい…こんな思いをするなら消えてしまった方が…」
「カイゼリンを放しなさい!」
「この女がアンダーグ帝国がしたことを忘れたか?救う理由はないはず」
「泣いている人に手を差し伸べるのに、理由なんていりません」
「いい獲物を見つけた…この女を取り返したいのなら来るがいいアンダーグ帝国に」
「行こうカイゼリンを助けに」
「私カイゼリンに答えなきゃいけないんです!力が全てではないのなら何を信じればいいのか?その答えを」
カイゼリンを助けるためプリキュアはアンダーグ帝国へ突入する。地下への道を複数のランボーグが守っていたため、ウイングが突撃して突破口を開く、背後から押し寄せて来るランボーグをバタフライが抑えようとすると、ウイングも残ることになった。
「みんな先に行って!おいつらが追ってきたら後ろと前で挟み撃ちにされる…ここで私が食い止めておくよ」
「一人残していくわけにはいきません」
「カイゼリンを助けるんでしょ?違う?」
「僕も残ります…悪い癖ですよ?もっと僕を頼って下さいって言ったでしょ?」
「ありがとう正直ほっとしてる」
「心配いりません僕達は最強のコンビですから」
「ツバサ…あなたは私のナイトだよね?こんなところで倒れたら許さないんだから…無事でいて…あげはもだよ」
「ここは絶対に通さない」
一本道、池から巨大ランボーグが出現し強力なビームを発射。マジェスティが足止めすることになった。エルがソラ達をプリキュアに変身させるために石を生み出す能力があるのは、エルレインが孤独で戦っていたため、仲間を作るようにと託したのでないかと考えていた。
「マジェスティックベール!何してるの早く行って」
「どうして私にはスカイトーンを生み出す不思議な力が備わっていたんだろう?私達は5人なんだろうって?」
「大きなプリンセスは独りだった…辛かったんじゃないかな?一緒に戦う仲間が欲しかったんじゃないかな?泣いて笑って励まし合う仲間が…彼女の使命を受け継ぐプリキュアは私達5人なんだよ!」
「私を仲間を信じて!立ち止まるなヒーローガール!」
今まで一緒に成長してきたエルちゃんが大きくなり、自分達を進ませるために残ってくれた。振り向かず信じて、その場を任せることができるのは、信頼という絆なのだろう。
カイゼリンの中には、戦争と止めようとしたヒーローの光を持っていた。ダークヘッドはカイザーよりもカイゼリンの方が器として大きいと評価されていた。更に強力な器としてスカイをアンダーグエナジーに呑み込ませることが最強の器となる。
「二人になっちゃったね」
「私、最初は独りぼっちでしたから…隣にいてくれて嬉しい」
「カイゼリン助けに来たよ」
「ダークヘッド好き勝手はここまでです!」
「誰でも胸の中に心という大切な物語を抱えてる」
「入れ物呼ばわりするあなたなんかに負けるわけにはいきません」
「いざ勝負だよ」
スカイとプリズムは手を握り合いダークヘッドに立ち向かう。スカイの格闘とプリズムショットの連射でダークヘッドを追い込む。背後から攻撃仕掛けてくることも先読みして零距離プリズムショット直撃させる。
ダークヘッドは器がない状態での戦闘だったので、思うように力を発揮することができない。するとプリズムとスカイが苦しみだして倒れてしまう。アンダーグエナジーの海が、すぐそこにあるため影響を受けてしまった。
「お前達にとってこの海は毒、ここまで近づいて無事でいられるはずがない」
「罠があるのは百も承知のうえでここまで来ました…この程度のことで」
「お前の力で、ヒーローの力で止めてみせろ!」
「力が足りないか?ならば求めろ!お前の力ならアンダーグエナジーもコントロールできるかもしれないぞ」
「ダメだキュアスカイ」
ダークヘッドはプリズムを人質に海へ落とそうとし、スカイにアンダーグエナジーを求めるように誘う。プリキュアの力では、ましろを助けることができない。アンダーグエナジーの力を受け入れるか決断しなければならない。
ひろがるスカイプリキュアに最強フォームが登場しないのは何故かと思っていたが、最後の最後に、まさか闇落ちフォームが登場するとは。
スカイはアンダーグエナジーを受けて闇の姿となった。ダークプリキュア的な黒いプリキュアに。
プリズムを助けて、ダークエッドに攻撃を仕掛けるが、憑依されて闇に呑まれてしまう。瞳が青から赤に変わり、ダークヘッドの支配でスカイはプリズムに攻撃を仕掛ける。
「力を求めたな…それでいい入れ物に一歩近づいたな」
「こんな力には負けません…こんな力をコントロールして強くなって…みんなを助ける」
「素晴らしい!最強の力に打ち勝てるはずはないのだ!」
「最高の入れ物を手に入れたぞ!力こそ全てそれを世界に見せつけてやろう」
「ソラちゃん」
プリズムは攻撃を回避することはなかった。スカイは攻撃を止めて拒んでいた。ましろはソラのことを信じていた。アンダーグエナジーの力を乗り越えようとしているソラに驚くダークヘッド。瞳が赤から青に戻り正気を取り戻す。プリズムシャインで浄化し、スカイの姿に戻った。
「私負けません」
「まだ堕ちていなかったか?やるのだもうお前は私の物なのだ…何故だぁぁぁ」
「信じている人がいる限り何度だって立ち上がれる…それがヒーローだから」
「おかえりキュアスカイ」
「ただいまキュアプリズム」
「何故傷が?光の力は私にとって…」
「生まれや世界が違っても、あなたは私達と同じだから、それじゃ理由にならないかな?」
「時間を旅して私は知りました…どんな困難が立ちふさがっても、自分が正しいと思ったことを信じぬいたヒーローの姿を」
「私は道を誤った…ヒーローを名乗る資格などない」
「私も未熟です…ヒーローって名乗れるってほど立派じゃありません…迷って足が止まって、そんな時にはいつも友達が支えてくれました」
「これが私達の答えです…友達になりませんか?」
プリズムシャインの影響で、カイゼリンの傷も癒えた。スカイはカイゼリンに答えを出して手を差し出し、カイゼリンはその手を取ってくれた。全員が合流すると巨大な蛇が姿を現した。
次回「無限にひろがる!わたしたちの世界」
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