デリシャスパーティプリキュア14話「初恋ってどんな味?恋するキモチと拓海のこたえ」の感想です。らんは新発売のスイートクリスタルをみんなで食べようと買ってきた。初恋の味がすると話題になっているのだが、ゆいは恋をしたことがないので、初恋の味とはどんな味なのか気になっていた。すると公園で拓海が後輩から話を持ち掛けられていたのを目撃する。
初恋ってどんな味?恋するキモチと拓海のこたえ
ゆいたちは話しかけようとするのだが、このパターンは告白する展開で邪魔してはいけないとマリちゃんが止めた。予想通りの展開で拓海に想いを伝えることができたのだが返事はまだである。
「初恋の味って何味かな?」
「これは確かめるしかない」
「ん?拓海?」
「ダメよ邪魔しちゃダメ」
「どういうこと?」
「あれはきっと…」
「あの私…拓海先輩のことが好きなんです!」
「え?」
「はぁぁぁ~」
「ん?」
「あぁぁぁはぁぁぁぁ~」
ゆいは時に気にもせず無反応で、ここねは顔を赤くしてドキドキ、らんはめちゃくちゃ反応しているのがとても面白い。返事を聞かずに立ち去ってしまった後輩にゆいたちはのぞき見していたことを謝罪すると話を聞くことになった。急に泣き出したともえちゃんは、らんからスイートクリスタルを貰う。
「今のってもしかして」
「告白」
「すごーい初めて見かった」
「甘酸っぱさ特盛の恋よ」
「のぞき見しちゃってごめんなさい」
「いいの私も誰かに話し聞いて欲しかったしぃぃぃぃ」
「がんばったわねいいファイトよ。私はローズマリー。気軽にマリちゃんって呼んで」
「私…本間ともえです」
ともえが拓海を意識するようになったのは最近の事である。学校で目玉焼きに何をかけて食べるのかの話になり、ほとんどは塩コショウ、しょうゆである。拓海はケチャップとマヨネーズをかけて食べるらしいとの話しが聞こえてきた。ともえも同じであった。拓海はコショウをなんにでもかけて食べるらしく、コショウが好きなようだ。
「食べ方なんて人それぞれなんだから、好きに食べれりゃいいんだよ」
自分の気持ちに正直で、ハッキリ言えることが素敵だと好感を持ったのです。ゆいはその話を聞いて腹ペコった。らんも目玉焼きの可能性は無限大であると告白の話から脱線する。ともえは勢いで告白してしまったが答えを聞くのが怖くなり逃げてしまった。
「自分がどう思われているのかを聞くのって勇気がいるよね」
「こういうのは喉に刺さった魚の小骨みたいに気になるものなのよ」
「おばあちゃん言ってた。喉に刺さった魚の小骨と悩みは放っておくなって」
「告白する勇気は出せたんだもの、返事を聞くことだってできるはず」
「もう少し考えてみます。みんなありがとう」
困ったことがあれば相談に乗ると約束しました。らんとゆいは恋の話よりもスイートクリスタルの味が気になってしょうがなかった。早速開けてみると味はさまざまで、すっぱデリシャス、あまあま、シュワシュワ、さわやか、ハーモニー、スッキリ、と恋する味は十人十色であった。あの時の味であると感動して涙を流すマリちゃん。
ブンドル団アジトではセクレトルーとナルシストルーも同じくスイートクリスタルを買ってきた。これがジェントルーだったら嫌味言われても何も言い返さないのに、二人で嫌味の言い合いが面白すぎる。
「初恋の味がすると話題のお菓子です。ゴーダッツ様に献上する前に毒見をする必要があります」
「そんなこと言って自分が食べたいだけ家じゃないの」
「まさかそんなわけないでしょう…っていうか自分の分とってあるつーの。甘酸っぱい」
「へー…セクレトルーの初恋って甘酸っぱかったんだ」
「では、せーのブンドルブンドル」
拓海とローズマリー
拓海はなごみ亭で夕食を食べに行くとローズマリーがいた。あまり仲が良くないように思われていた二人が出会いました。拓海はマリちゃんにゆいがプリキュアとしてウバウゾーと戦っていることを聞こうとするのだが、マリちゃんもゆいのことを拓海に話そうとしていた。
「本日の定食一つ」
「あら?こんばんは拓海君も晩御飯…何かしら今日のオススメならこのキンメダイの煮つけ定食よ」
「あんたに聞きたいことがあるんだけど」
「あ!…ゆいのことでしょう」
「!…」
「私こそ、いつか話さないといけないと思ってたの」
「つまり…」
「いつから好きなの?ゆいのこと」
「わぁぁぁぁ!なんの話だよ」
ゆいがプリキュアとして戦っていることを話してくれるのかと思ったのだが、ゆいのことがいつから好きなのかという全然違う話だった。驚いた拓海は声を上げて取り乱す。拓海がともえに告白されていたのを目撃したことを話し、その場にゆいもいたことを聞いて、拓海はゆいの反応が気になった。
「拓海君が告白されているところを偶然見ちゃって」
「勝手に見んな」
「恋の行方が気になってしょうがないのよ…それで返事はどうするの?」
「それはその…」
「ゆいも見てたんだけどね」
「はぁぁぁぁ!それでゆいは?」
「すごーいって言ってたわ」
「それだけ?…そんなことより俺が聞きたいのは」
「何かあったら相談に乗るわよ」
「あんたっておせっかいっていうか」
「頑張る人の特盛応援団ってところかしら」
「自分で言うなよ」
「あれ?二人でごはん食べてたの?いつの間に仲良くなったの嬉しいなぁ♡」
「恋は人を成長させていくの」
「恋?」
マリちゃんはこちらでも恋の相談に乗り出し、スイートクリスタルを拓海に渡す。そこにゆいが現れ自分の知らない間に二人が仲良くなってくれたことを喜ぶ。拓海は結局ゆいがプリキュアになったことを聞き出せなかった。マリちゃんが悪い人ではないということを理解した。自分に何かできることをしようとゆいを見守ることにした。
ゆいたちは菓彩あまねの家に行くのだが今日も会えなかった。元気になった時に渡すプレゼントを買いに行った。ランチにPA☆STAR屋さんに入店すると、ともえがいて一緒に食べることになりました。ナポリタンに半熟の目玉焼きが乗っていて、マリちゃんは卵を絡ませて食べる。ここねはそのままで卵は最後に、らんはその日の気分でタバスコ、ゆいは粉チーズ、ともえは目玉焼きにケチャップとマヨネーズをかけて自分の好きを大事にすることにした。
「もう一度勇気出せそうかしら?」
「拓海先輩のこともっと好きにっちゃったから」
「あれ?私何を聞きたいんだっけ?大事な事忘れている気がする」
「ひょっとしてらんらんたちも何か忘れているのかな?」
「そこの無粋なアンタ待ちなさい!どんな思い出にも気持ちにも大切な意味があるのよ」
「君達っておめでたいなカモン!モットウバウゾー」
そこにナルシストルーがレシピッピを奪いにやってきた。ともえの思いが消えてしまいましたが、ゆいたちはプリキュアの影響で思い出を忘れることはなかった。マリちゃんは怒りデリシャスフィールドを展開。
ホットプレートのウバウゾーは蒸気を発射してプレシャスにダメージを与える。スパイシーのヘビーサンドプレスで動きを封じ、ヤムヤムのバリバリカッターブレイズで地面に叩き落す。観察力はあるが戦えないマリちゃんに狙いを定めてきた。プレシャスが防御に入るが吹き飛ばされる。すると後方から攻撃が直撃しウバウゾーが吹き飛ばされる。
「気を抜くな」
「あなた誰?」
「私はブラックペッパーだ」
マリちゃんはブラックペッパーの後ろ姿を見て誰かを思い出したようだ。プレシャスは1000キロカロリーパンチでダメージを与え、続いて合体技のプリキュアミックスハートアタックで浄化に成功する。戦闘が終了すると拓海は姿を消していた。
ともえは拓海から返事をもらうことになりました。拓海は頭を下げてともえはフラれてしまいましたが、手を握り友達になることができました。残念な結果にはなりましたが、最後にスイートクリスタルを食べて終わり。
「俺…」
「フラれちゃったでもお友達になって下さいって言えたから、私…悲しくない」
ゆいの恋はいつになるのだろうか?
次回「ドキドキ!ここね、初めてのピクニック」
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