スマイルプリキュア43話感想「れいかの道!私、留学します!」

青木れいか

スマイルプリキュア43話「れいかの道!私、留学します!」の感想です。プリキュアシリーズの中で最高の神回と呼べる物語となっている。先生は慌ててれいかに報告する。れいかはイギリス留学の選抜メンバーに選ばれたのだ。日本全国から優秀なメンバーが選ばれる日本代表のようなもので、1ヶ月後に出発して期間は1年間となる。

れいかの道!私、留学します

青木れいか星空みゆき

「私の名前は青木れいか。この学校の生徒会長をしています。学ぶことをおこたらず、目標を定めて、一度やると決めたことは最後までやる遂げる。そんな私の道です!」

「れいか留学なんて考えてたんだね知らなかったよ」

「でも、留学したらプリキュアは…」

「それはきっとなんとかなるよ。それに今すぐ行っちゃうわけじゃないし大丈夫だよ」

「そうですね…」

1年生の時に申し込んでいたのだが、1ヶ月後にみんなと別れることになり、次に会うのは1年後となる。1年生の時はみんなとは出会っていなかったが、現在は、みゆき達と出会いプリキュアをしている。果たしてこのまま留学していいのだろうかとれいかは悩む。

青木家に報告をして祝福されるのだが、お爺様はれいかの心を読んでいた。喜ぶべきことなのだろうけど、迷いで表情がいつもより暗かった。

「この度、念願だったイギリスへの留学が決まりました」

「よく頑張った」

「お母様もお兄様も先生も友達も皆とても喜んでくれて、とても光栄です…」

「れいか」

「これは道ですか?これもまた変わった道ですね」

「だがどどちらも道に違いない。寄り道脇道回り道、道とは様々だ。れいかお前が描く道はどんなものだろうな?」

「私はいつも億票を定め、それに向かって歩いてきた。周りの人達もそれを応援してくれたから、でも私の行くべき道は…」

ジョーカーは三幹部がプリキュアに敗北して誰一人倒せなかったので、チームの要であるキュアビューティを倒すことを決めた。

みんなはれいかが悩んで迷っていることを知ったので、留学する理由を聞いて応援することにした。だが、れいかがいなくなってからみんなの表情が暗くなり、キャンディが理由を聞いた。れいかとお別れすることを知り騒ぎ出す。本当はお別れするのが辛いのを隠して、れいかのために笑顔でお別れすること決めたのだ。

「れいか…なんで留学したいと思ったの?」

「海外で学んで自分を試したいと思ったんです。それにそういう経験が宝物になるとお爺様もおっしゃったので…」

「れいかは昔からみんなのためにって優先にして頑張ってきたでしょ…こんなこと滅多にないんだから、たまには自分を優先してワガママになってもいいんだよ」

「そうだよ…応援するよ…」

「ありがとうございます」

「これで…いいんだよね?」

「みんなどうしたクル?なんでそんな顔してるクル?」

「泣いたらあかん…笑って見送らんと」

「れいかちゃんは遠い国へ行くの、だからもうすぐお別れしなくちゃならないの…」

「そんなの嫌クル。キャンディはれいかと一緒にいたいクル」

「ワガママ言っちゃ駄目だよ…れいかのためなの」

ビューティVSジョーカー

青木れいかジョーカー

れいかは弓道をしていると、的には命中するが、どこか鈍くなっていてジョーカーが現れバッドエンド空間を生成し、れいかを異空間に引き込む。れいかはプリキュアに変身するのだが、ジョーカーはれいかの留学を祝福しにやってきたのだ。

「心が乱れていますね…こんにちは青木いれいかさん留学決定おめでとうございます!」

「これは一体…」

「留学のお祝いです。私すごくうれしいんです…だって何もしてないのにプリキュアが一人減ってくれるなんて」

「あなたの思い通りには」

「いいでしょう引退試合です!いでよハイパーアカンベェ」

キュアビューティキュアビューティ

みゆき達はれいかの居場所を捜すのだが見つからず、キャンディは犬デコルでれいかの匂いを追う。れいかはジョーカーに心を読まれて、留学を取りやめるのかプリキュアを辞めるのか問いかける。留学を断れば、応援してくれるみんなを裏切ることになる。でもプリキュアを辞めるつもりはない。どちらの道を進めばいいか分からず迷っていると変身が強制解除されてしまった。

ジョーカー青木れいか

「頑張りますね…でももうプリキュアを辞めるあなたが何故戦っているんです?」

「私はプリキュアを辞めるなど…」

「おや?では留学を取りやめると?あなたの目標だったのでしょう?せっかくのチャンスを棒に振るんですか?それは残念です。でも私あなたを見直しますよ」

「どういう意味です?」

「留学しないということはあなた皆さんの期待を裏切るのでしょう…お友達も家族もみんなあなたの留学を自分のことのように喜んでいたのに、辞めると言ったらどんなにガッカリすることか…そんな酷いこととっても素敵ですね」

「それは…」

「それなら素直に留学すればいいんじゃないですか」

「これは…」

「あなたの歩む未来ですよ…あなたはあなた…みなさんはみなさん…何よりそのみなさんがあなたの留学を喜んでくれているのでしょう…何を迷うことがあるんです?あなたは夢を叶えみなさんは喜び、私も嬉しい…誰もが喜ぶ最高の未来じゃないですか…」

「さぁどうぞ素敵な留学を…キュアビューティいえ、ただの青木れいかさん今まで本当にお疲れ様でしたぁ」

「これは…どうして?」

「それが答えでしょう…任期満了、円満卒業、あなたはもうプリキュアではない」

れいかは立ち上がることができず、ジョーカーは外でれいかの名前を呼んでいるハッピー達を異空間に案内する。友達だから笑顔で送ってあげようと決めていたのだが、寂しい気持ちを抑えることができなかった。戦闘中に号泣してしまうとれいかは立ち上がり、自分の素直な気持ちを伝える。

「ようこそみなさん」

「れいか!なんで変身してへんねん」

「ほら教えてあげないと自分はもうプリキュアではないって」

「どういうこと?」

「プリキュアはあなた方4人だけになったわけです」

「プリキュアじゃなくなったなんて嘘クル?」

「ならば何故変身しないんでしょうね?れいかさんは自分のために遠い外国へ旅立つことに決めたんです。お友達なら笑って送り出してあげましょうよ」

「友達応援するの当たり前だよ…」

キュアハッピーキュアハッピー

「そう…友達だから私達が笑って送り出してあげなくちゃ…笑って…ごめんやっぱ無理…友達がいなくなるのに笑えるわけないじゃない」

「私だって本当は寂しいよ」

「でもれいかが行きたいなら…」

「それを応援したいから…」

「いやだぁぁぁぁ…」

「私も…私も行きたくない…みんなと一緒にいたい…みんなと別れて離れ離れになるなんてそんなの嫌だぁぁぁ…」

「なんと情けない姿…いいでしょうみなさんここで仲良くおしまいにしてあげましょう」

「お待ちなさい!」

「プリキュアを辞めた人が何の真似ですか?」

「言ってません…プリキュアを辞めるなんて私は一言も言ってません!」

青木れいかキュアビューティ

ジョーカーはみんなまとめて倒そうとするのだが、れいかが立ち上がりプリキュアに変身した。ステージは凍り付き、予想外の展開に驚いたジョーカーは、ハイパーアカンベェと合体する。ビューティーは剣で斬りかかる。

「私の名前は青木れいか…またの名をキュアビューティ」

「なんじゃそりゃぁ~」

「参ります」

「何故再び戦うのです?周りの機体に答えて大人しく留学すべきでしょう」

「それはあなたの考え、私の答えじゃない!」

ジョーカーキュアビューティ

「夢を捨て人を裏切るというのですか?あなたらしくもない…道を見失いましたか?」

「いいえ見つけたのです!寄り道脇道回り道!しかしそれらも全て道」

剣が折れても氷の剣を次々と生成し斬りかかり折れれば投擲する。頭上から斬りかかりサーカス用のブランコを利用し勢いをつけて、ジョーカーのビームを氷のシールドを展開して防ぐ。着地すると二刀流で一気に勝負を決める。ジョーカーの剣をさばいて吹き飛ばす。

キュアビューティキュアビューティ

「私が歩く私の道…私が決める私だけの道…例えそれが遠回りだとしても、これが嘘偽りのない私の想い、私のワガママ、私の道です!」

「プリキュアビューティブリザードアロー!」

ジョーカーは分身して遠距離から攻撃をしかけようとするが、ビューティは新必殺技でジョーカーにダメージを与え異空間を破った。真っ暗な空間は青く澄み切った空に変わった。まるでれいかの心のようでもある。

キュアビューティキュアハッピー

戦闘シーンの作画が気合入っていて挿入歌あり、他のキャラクター挿入歌なかったのにれいかちゃんだけ特別扱い。ジョーカーはれいかちゃんを放置しておけば、留学した可能性が高かったのに、みゆき達とれいかの本当の気持ちを伝えるようなことをしなければ、勝利していたかもしれない。

合体技プリキュアロイヤルレインボーバーストでアカンベェを浄化する。ジョーカーはギリギリで脱出することに成功する。れいかは留学を断ることに決めた。みんなと一緒にいる時間を選んだのだ。みんなは大喜びしてれいかに抱きつく。

「留学断っちゃうの?」

「私はここにいたいんです。みんなと一緒にいられる今を大切にしたいんです」

「私の名前は青木れいか。目指す未来へ向かって大切な友達と歩き続ける。それが私の道です!」

次回「笑顔のひみつ!みゆきと本当のウルトラハッピー!」

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