デリシャスパーティプリキュア39話感想「お料理なんてしなくていい!おいしい笑顔の作り方」の感想です。コメコメの力で20年前の過去に行ったゆいたちは、マリちゃんの師匠であるジンジャーや、おばあちゃんたちと出会った。ジンジャーは未来に危機が迫っていることを予想し、みんなの笑顔を守るため、ほかほかハートの蓄積装置をおいしいーなタウンに作っていた。その秘密を誰にも知られてはいけないと、パムパムとメンメンの記憶も封印していた。
マリちゃんのデリシャストーンはジンジャーでも直せず、シナモンなら直せるそうだ。ジンジャーと、おばあちゃんの想いを受け取り、ゆいたちは現実の世界へ戻る。ウバウゾーを独りで相手をしていたブラペはボロボロになるが、デリシャストーンの力で回復した。マリちゃんは行方不明になっているシナモンに関わっていると確信する。
お料理なんてしなくていい!おいしい笑顔の作り方
ゆいは母に夕食は、おばあちゃん直伝のおいなりさんを作ろうとする。父は今年は早く帰ってくることができると連絡があり、ゆいはサッカー部の助っ人に出掛ける。ゆいは試合で玉木わかなにパスしてシュートを決める。ここねたちも応援に駆けつけていて、わかなはスカウトの話が来ていた。
「やはり玉木わかなは上手いなスカウトの話が来るのも分かる」
「スカートコメ?」
「能力が認められ招待されることをスカウトというの」
コメコメはスカウトのことをスカートと思っていて、ここねがスカウトの意味を教えるのだが、この斜め45度のここねちゃんめちゃくちゃかわいい♡マリちゃんは過去に行ったことと、おいしーなタウンにホカホカハートの蓄積装置を作っていたことをフェンネルに報告する。コメコメの能力でジンジャーに会いに行ったことをすごく驚いていた。そして無言になったのが気になる。
「ホカホカハートの蓄積装置はどこに?」
「そこまでは…」
「レシポボンと無関係なら良い…ご苦労だったな」
「シナモンのことも相談したかったのに…・やっぱり手がかりはブラペ」
マリちゃんは師匠が秘密にしていたこともあり、蓄積装置の場所までは伝えなかった。フェンネルはジンジャーとの思い出を振り返る。まさかシナモンを犯人に仕立て上げたのはフェンネルなのだろうか?
スピリットルーの提案で次のターゲットを絞ろうとするのだが、セクレトルーは自分は完璧な存在であるとアピールするのだが、得意料理などはないと答える。
「私の得意料理?」
「次のターゲット候補に入れるでごわす」
「得意料理など私に必要ありません。ゴーダッツ様の元で私は完璧な存在になるって…では参りましょうブンドルブンドル」
玉木家の家庭環境
お弁当を食べているゆいはとても美味しそうな笑顔である。おばあちゃんの言葉をみんなに伝えると、わかなのお弁当はまさに手作りで健康作りだった。お父さんが作ってくれるのはいいが、母はいないのあろうか?
「ひと手間がおいしさの分かれ道」
「手作りで健康作り」
「手作りは想いの詰め合わせ」
「スポーツ選手は食べることも体作りの1つだからってお父さんが調べてくれて作ってくれるんだ」
ゆいは帰りにわかなの父(玉木ましば)に出会ったのだが、体調が悪くて倒れてしまった。仕事が忙しいのか?無理をしているのか?かなり疲れているようだ。ゆいは自分の家に父を連れてきて、わかなに連絡する。ゆいの母はわかなの父の指を見て、慣れないのに頑張って料理をしているのだと悟った。少しでも負担を軽減しようと、試合で勝利のお祝いをしようと夕食を食べて行ってもらうことにした。
わかなはゆいの部屋に来て話す。父はわかなが側にいると疲れているのを隠そうとするのだ。わかながいなくなると父はウトウトして眠りそうになっている。父は料理が苦手で息抜きができると、感謝の気持ちをゆいに伝える。毎日睡眠時間を削り丁寧に作ってくれて、サッカーに専念して欲しいと、家事は全て父が行っていた。この流れだと母親がいない状態になる。
「美味しいの笑顔は一番のご褒美だからきっとお父さんも、わかなちゃんの笑顔を見たくてお料理楽しんでるのかもしれないよ?」
「サッカー好きだけど練習は苦しいよ…好きだけじゃやっていけない…お父さんだってきっと…ゆいのおばあちゃんの言葉すごく素敵だと思う。けど私は…」
早く高校生になって寮に入ることができれば、父はわかなから解放されて楽になれると思っていた。二人はタクシーで帰り見送ったゆいは悩んでいた。今までおばあちゃんの言葉はみんなを救ってきたように感じていたのだが、今回はどうも違う。料理をすることが父にとって負担であると感じたから。
「私おばあちゃんの言葉はみんなを助けてくれると思ってた。でも…」
ゆいは悩んでみんなに相談する。次から次へとパンを食べまくる。食べているのに空腹のままでお腹の虫が鳴く。おばあちゃんの言葉は料理が好きな人への言葉であり、苦手な人への言葉ではなかった。
「腹ペコった。考えれば考えるほど腹ペコって…」
「互いに思うがままに難しいな…」
「わかなちゃんの力になりたいのに何もできなかった。おばあちゃんの言葉でも…」
「料理の苦手は人への言葉は残してないのかもね?」
パクパク食べているけど、そんなにお金持っているのだろうか?悩み事からの暴飲暴食は体に悪いと思うのだが。
セクレトルーの過去
山海食堂で卵料理を食べている人を見るとセクレトルーがレシピッピを奪う。セクレトルーは卵を割るのが苦手なようで、遂に過去を知ることができた。完璧であろうとするのには、こんな失敗があったのだ。ゆいたちはプリキュアに変身するのだが、空腹のままで戦闘に影響が出る。それにしても今日のここねちゃんの服装は大人っぽくて素敵。
「私の完璧を損なうものは、ゼンブルゼンブルブンドルー」
ウバウゾーは3連装エネルギー弾を発射して、プレシャスは回避できず吹き飛ばされてしまう。スパイシーが援護防御に入り、フィナーレが前方に回転しながら遠心力を加えたかかと落としを命中させる。この技カッコイイ!ヤムヤムが連続パンチを叩き込む。プレシャスはいつもの実力を発揮することができなかった。これは顔が汚れたアンパンマン状態である。
「力が…」
「仕事中にベストを尽くせないとは愚かですね」
「何よ!あんただって悩んで働けない時があるでしょう?」
「ありません。悩みとは弱さ、弱さは弱点、それを見せれば最後、足を引っ張られ、付け込まれ、築き上げたものを全てを失う。私の経験上、完璧でなければこの世界では生きていけません!」
「そうか…そうなんだ…」
「完璧でないと駄目だなんて、そんなの自分を苦しめるだけよ」
セクレトルー失敗して弱点を見せてしまい、付け込まれて全てを失ってしまったという経験があると話しているようなものである。だからこそ完璧にこだわるようになったと。
スパイシー、ヤムヤム、フィナーレの3人は同時に攻撃を仕掛けるのだが、ウバウゾーは攻撃を回避し標的をプレシャスとマリちゃんに絞っていた。プレシャスはマリちゃんをお姫様抱っこして攻撃を回避してセクレトルーにお礼を言う。
「セクレトルーありがとう」
「何です?」
「あなたの言葉胸に響いた。きっとあなた自身のあなたが生きてきたことを実感させることばだったから」
「おばあちゃんの言葉も大切、でも今度はバトンを受け取ったあたし自身が生きて感じた言葉を届けなきゃいけないんだ!」
プレシャスは駆け出すが空腹でダウンし、マリちゃんはパンを差し出した。2000キロカロリーパンチを炸裂させ合体技で浄化に成功する。戦闘終了後にプレシャスはセクレトルーに問いかけるのだが、退却してしまい、過去の話を聞くことができなかった。
「待って!あたしあなたの話もっと聞きたい!あなたはどうして…」
「私は仕事を全うするだけです」
ゆいはわかなに自分の言葉を伝えると同じように悩んでいたわかなが父のために行動する。なごみ亭に父を誘い想いを伝える。母がスポーツ選手向けの定食を考えて作ってくれた。
「ずっと手作りが一番だって思ってたけど、わかなちゃんの話を聞いて、本当に一番大切なことは別にあるんじゃないかって思った」
「私ずっと自分のことを責めてたんだ。ゆいにそう言ってもらえてすごく嬉しい。良かったら協力してもらえない?」
「お父さんいつも手作りのお弁当ありがとう、忙しくても私のために頑張ってくれるの大好き。友達がよく言うんだ。ごはんは笑顔って!一緒にご飯を食べて笑顔で話したい、洗濯物も溜まってたっていい。一緒依やるし、一緒にいられる時間あと少しじゃない」
「わかなのために全部やってあげたくて、でも、気持ちに気づかなくてごめん」
「おばあちゃんの言葉にゆいぴょんの言葉が加わったら、まさに鬼に缶詰」
「それを言うなら鬼に金棒だ」
拓海は父がクッキングダムにいられなくて、こちらの世界に来たと話していた。だからクッキングダムの人間に知られてはいけないと言っていた。そして拓海の母は父のことをシナモンであると知っていて、クッキングダムの人間がこちらの世界にやってきたことを報告をしていた。
「心配かけたくなくてずっと黙っていたの、ジンジャーさんを知ってるって聞いて、あなたの過去を知る人が来ているわシナモンさん」
次回「俺にできることブラックペッパーと拓海の決断」
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