太陽の勇者ファイバード17話「狂ったコンピュータ都市」の感想です。Dr.ジャンゴは都市機能を管理しているPCを狂わせようパニックを起こそうと計画を実行しようとしていた。最初に狙ったのは未来都市2010だった。この放送当時は1991年のため未来の話を想定して描かれているが、現在は既に過ぎてしまっている。
未来都市2010
全ての都市を管理しているPCのハックが火鳥たちに会話を持ちかけてくる。人間ではなくアンドロイドだと知られてしまうが、あえて嘘をつかず本当のことを話すのであった。ハックは火鳥を同じ仲間のように感じ親しくなる。ハックの本体メインコンピュータは中央管理室にあり、情報処理能力は世界一を誇っている。自動運転の車や指紋認証で家の鍵が開く、この頃から未来を描かれていた作品である。
佐津田刑事が警備ロボットの視察に来ていて天野博士の車を目撃するのだった。佐津田は警備ロボットに銃を奪われてしまった。ケンタとハルカはレジャー施設で楽しんでいると、博士は世界一の情報処理能力を持っているPCに興味を持ち立入禁止エリアに侵入していた。
「世界の科学者を差し置いて!なんだ簡単に入れたわ!」
「みっともない真似しないでよね!ハックに迷惑をかけたのよ!」
「博士!ハックに謝りなさい!」
「ごめん」
博士の無断侵入をメモリから消去してくれるようだが、ドライアスのシュラがジャンゴの銃で警部ロボットを撃ちコントロールする。そしてメインコンピュータが乗っ取られてしまった。博士はロボットに「お待たせしました!」とパスタを頭からかけられてしまった。そこへ暴走車が突っ込んできた。火鳥は強制的に停止させる。
「ハックは我らが宇宙皇帝ドライアス様の支配下に置かれた。お前たち人間は自ら作り出した機械に制圧されるがいい」
「ドライアスの手下め!ただじゃ済まさねー」
「こんなおもちゃにコントロールされて喜んでるようじゃ人間もたかがしれてるな!」
火災が発生しスプリンクラーも作動せず、ロボットが人間を襲撃してきた。仮面ライダーゼロワンと同じような展開である。火鳥はガードチームに出動の指示を出す。博士はハックの汚染されたプログラムを修復しようとするが、コードに首を絞められてしまう。ケンタはリスターを使い救助し、ハルカがプログラムを修復する。ハルカの行動力はすごい。
シュラは火鳥に苦戦するとロボットに乗り勝負を仕掛けてきた。ファイバードはハックからビームの集中砲火を浴びて苦戦する。エレベーターが落下しガードスターが受け止めるがワイヤーが襲い掛かる。佐津田も銃で応戦するがロボットに敵わず追い込まれる。
ハックのコンピュータウイルスがワクチンプログラムにより修復されて自我を取り戻した。ハックはビームを発射しファイバードを援護する。フレイムソードで両断し事件が解決する。
「馬鹿者もはや貴様には任せておけん!おのれ宇宙警備隊、必ずや貴様らを葬り去り地球を我がものにしてやる」
ジャンゴの失敗続きに呆れてしまい、遂にドライアスが姿を見せるのだった。
次回「消えた街の謎」
コメントを残す