変態王子と笑わない猫2話感想「妖精さんは怒らない」小豆梓のバイト

変態王子と笑わない猫2話

変態王子と笑わない猫2話「妖精さんは怒らない」の感想です。横寺は自分の建前のせいでいつも損をしているため、笑わない猫像に建前を無くしてほしいとお願いする。そこで出会った筒隠月子も、同じように表情を無くして、大人っぽくなるようにお願いした。

翌日、横寺は美少女転校生の小豆梓に、みんなの前で貧乳と口に出してしまいました。陸上部の筒隠つくしにも思っていることを言ってしまい、変態王子と名付けられた。猫像の力は、いらない物を必要としている誰かに与えるというものだった。月子も表情が出せなくなり日常生活に支障が出るので、二人は協力して建前と表情がいらないと思っている人を探す。

横寺の建前は梓が受け取ったことを知り、変態から梓の犬として、24時間いつでも駆けつける条件で告白する。本当は梓は断るつもりだったのだが、猫像の能力が働き建前で断ることができなかった。

妖精さんは怒らない

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横寺は、毎朝校門の前で梓を待っていたのだが、拒否られる。休み時間に、屋上で寝ている梓のお腹に、ペンで落書きして撮影して送信。昼休み梓に学校裏で首を絞められる。教室にいるみんなの前で謝罪し、騒がれるが、みんな笑顔だった。

日常の出来事を月子に報告すると機嫌が悪くなる。梓のことで相談があると、横寺と月子は隣街「アニマルカフェわふもふ」に向かいます。子猫と子犬に癒されればきっといい案がでるだろうと、月子と一緒にいきたかったようだ。

「ペット暮らしは楽しですか?そうですか?救いがたい変態さんですね」

「言葉にとげがあるね」

「今後小豆さんとはどうするんですか?」

「そのことで相談したくて隣町まできたんじゃないか」

「小豆さんを諦めるのはどうですか?」

「敵前逃亡は駄目だ」

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横寺の言葉で、月子は喜ぶのだが、髪をいじって照れ隠し、そもそも表情に変化がないので、分からないが、きっと喜んでいるに違いない。カフェに入るとそこは動物もいるのだが、コスプレメイドさんがお出迎えしてくれた。その瞬間、月子の表情が曇る。さらに横寺は思っていることを発言してしまう。

「ここだよ筒隠と行きたいと思って探したんだ」

「そうですか…私と行きたかったですか?二人で?そうですか?」

「お帰りなさいませご主人様」

「メイドさんが目的でしたか?」

「勿論!表向きは動物で筒隠の機嫌を取って、その間にメイドさんと…は!」

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衣装がとても可愛いので、一度くらいはコスプレメイド服を着て見たいと思っていたのだが、横寺は見るだけではなく絶対に手を出すことだろう。トレンチを落といして動揺しているメイドがいると思ったら、梓がバイトをしていた。

「知っていたのですか?」

「まさか偶然だよ」

「偶然ならどうしてわざわざ隣町まで来るのよ?変態だから?変態だからよね?」

めちゃくちゃ可愛い犬のコスプレメイド姿に驚きました。横寺の首を絞め襲い掛かる梓を店長が注意する。お客様がご主人様であることを利用し、横寺は注文して梓は渾身の笑顔を見せ厨房へ入っていく。

「こんにちはご注文ください…ワン」

「アニマルメイドさんにあ~んサービスを文句あるの?ここではお客様がご主人様」

「かしこまりましたワン!ご主人様のために頑張るワン!」

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月子は横寺の脚を蹴りカフェを出ます。外は雨が降って、梓のバイトの時間が終わるまでラブホの前で雨宿りしようとしていました。横寺はラブホで休憩するのかと思って動揺するのだが、月子は冷静に雨宿りだと話す。

「てっきりホテルで休憩かと変な期待しちゃったよ」

「期待したのですか?そうですか?」

「てめーら何やってるんだ?クソガキは立入禁止って書いてるんだろう!」

梓のバイトが終わり、追いかけようとするが、ホテルのバイト店員に怒鳴られてしまう。月子は怖くて横寺の背中に隠れ、月子の手を引き横寺は走る。自分達はカップルに見られているのだろうかと考える。月子の両親は幼い頃に亡くなっていて、男の兄弟もいないため、男が苦手で逃げていた。

梓を見失い帰ろうとすると、交通誘導をしていた梓を目撃する。何故お嬢様が掛け持ちでバイトをしているのだろうか?

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横寺は梓のことを調査した結果、朝は新聞配達、カフェ、工事現場のバイト、家は平凡な集合住宅4階に住んでいる。そのことを視聴覚室で動画にして見せると怒られる。どうしてお嬢様のフリをしているのか分からなかった。

「ストーキングしてたわけ?」

「僕と君の精神的な距離を埋めるために、物理的かつ一方的に近づいてみただけだよ」

「それをストーカーっていうのよ!妄想ド変態」

「バイトしてお嬢様のフリして、告白されてふって見下すの楽しい?」

「お説教でもしたいの?みんなに言いふらせばいいじゃない?ミジンコの行動なんて知ったことじゃないわ!」

「困るならそういえばいいじゃないか?」

「誰が困るっているのよ?」

「言いふらすつもりなんて全然ないよ…もっと君のことを知りたい、僕がみんなの前で言ったこと、あれは本心なんだ」

「え?」

「僕の大事な物を奪われたままだ、君が無邪気に笑っているとドキドキしてたまらないよ」

「もういいわよ」

「今度の土曜デートしない?バイトしすぎなんだ!僕はご主人様の側にいられなくて辛いよ」

「ペットにご褒美を上げるのはご主人様の務め…土曜日ね!」

本音しかいえないことを伝え、デートの約束をすると月子が話を聞いていて、デートについていくことになった。

小豆梓とデート

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梓は楽しそうに待っていて横寺がやってきて、月子は3段アイスを食べながら尾行している。庶民の幸せを知ってもらおうと結婚式場へ案内する。デートの最初が結婚式場とは驚き、梓は横寺の手を引き猛ダッシュで離れる。

「ごめん待った?小豆梓」

「待ってるわけないでしょ?フン!」

「知ってほしいんだ!僕ら庶民の結婚したい時に結婚する幸せ」

「何なの突然!早すぎるでしょ?まだそんな段階じゃないし」

「結婚の次っていったらやっぱり」

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次にやってきたのは産婦人科である。寝ている間に襲われたと勘違いした梓は、横寺の腹を思いっきり殴り、胸ぐらを掴んで頭を道路に何度もぶつける。暴走して止まらなくなった梓を止めようと月子が登場します。

「僕も男だ責任の取り方は心得てるさ!小作りの幸せを分かってもらうまで…」

「変態!変態!馬鹿変態!発情期!いつしたの?こっちが寝てる時?初めてなのに」

「全く、最低で女ったらしでふしだらな変態さんですね、が、先輩はそんなことしません!」

「誰よあなた?」

「1年の筒隠です。ついていくとどうしてもお願いしたのです!変態さんは野放しにしていたらダメな人ですから」

「変態は変態だと十分承知しているから平気よ」

横寺のことで、どちらが変態のことをよく理解しているか争い始める。燃え滾る炎と雷鳴が轟く。なんだかんだで3人で遊ぶことになりました。

「小豆さんは真の変態さんを知らないと言えます」

「あなたは保健室で女子の首をクンクンしている変態を知ってる?」

「僕の考えた最高のスクール水着を渡してくる変態さんなら」

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次にやってきたのはゲーセンで、月子はポッキーのお菓子をGETする。梓はUFOキャッチャーで、亀のぬいぐるみを取ろうとするのだが20連敗する。月子は梓に亀のぬいぐるみをGETして渡す。この子かなりの腕前だ。

「どうぞ」

「ありがとう」

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梓も楽しんでくれたみたいで、月子は梓にポテトチップスを食べさせてもらう。仲良くなったようだが、横寺の一言で梓の態度が変わってしまう。過去に何か人間関係で嫌なことがあったのだろう?トイレに行って席を外し、月子も姉のことで悩みを抱えているようだ。

「女の子同士ってさすぐに姉妹や友達みたいになれるからいいよね?」

「誰が友達ですって?今は楽しく遊んでいるけど、こっちが騙されてあげてるおかげでしょ?めんどくさいし生きるのに邪魔になるだけよ」

「こういうのって友達ってことじゃないの?」

「ちょっとお手洗い行ってくる」

「追い詰めてはいけないです…人と人とがどんな関係かは、誰だって答えにくいことです…小豆さんみたいな人が本当のお姉さんだったらって…」

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そこに部長のつくしが声をかけてきた。休日に自主練習をしないで遊んでいる部員を指導しているそうだが、休みの日まで部活しなくてもいいと思う。なんと二人は姉妹で、姉に内緒で月子は横寺とデートしていることを知り怒り出す。

「お前達何をしている?」

「部長どうしてここに?」

「せっかくの休日に、自主練せずに遊び歩いている陸上部員を優しく指導している。それより変態の病で療養中なのに、何故月子といる?」

「デートです」

「どういうことだ?聞いておらん?」

「聞かれなかったですから」

「私の実の姉です」

事情を説明するにも機嫌が悪く、何を言っても信じてもらえないと思った横寺は、つくしの胸を触りパニックになった隙を狙い逃走する。捕まった部員も全員無事に逃走することができた。

「何故あいびき相手に妹を選んだ?」

「もう一人女の子がいて」

「ふたまたとはな…詳しく聞かせるがいい」

「姉さんには関係ありません」

「関係ないだと?いい覚悟だ…このうつけもの」

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梓が戻って来たのだが、二人の姿はそこにはなかった。月子は止まらない横寺の腕に噛みつき戻ることになった。そこでは梓が昔の学校生徒にからかわれて、不快な思いをしているところを目撃してしまった。

「あれ?こまめちゃんじゃん!久しぶり元気してたじゃん?」

「新しい学校で新しい友達作れたのか聞きたいじゃん?」

「ゲーセンで1人なんだからバレバレっていうか?」

「転校したのうちらのせいじゃないよね?」

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横寺が声をかけると梓は暗い表情で目が死んでいた。もしかしていじめられて転校してきた可能性が高い。友達と呼ばれ本当は嬉しかったに違いないのが、戻ると嫌いな人達が待ち構えていた。こんなことされたら人間不信になってしまう。

「ほらやっぱり友達じゃないもん…別に何も期待してなかったんだから」

「置いてったのは事情があって…」

「事情くらい誰にでもあるわ…今日のデート別の目的があったんでしょう?」

「油断させて前の学校の人に会わせるのもそう…全部ずる賢い蛇みたいに企んで、そういう事情があったのね」

「みんなみんな嘘つきばかり、どうして人を騙すのよ…もう話しかけないで…」

期待が絶望に変わり、裏切らたと思ってしまうのも無理はない。梓の過去は分からないが、説明しようにも涙を流して帰ってしまった。

次回「哀しむ前に声を出せ」

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