ひろがるスカイプリキュア29話「ソラと忘れられたぬいぐるみ」の感想です。夏休みの怪談ということでソラが恐怖体験することから物語が始まります。ヒーローガールは、めちゃくちゃ怖がりであることを知ることができました。ひろプリの話の中で結構面白い、そして感動的な展開になっています。
ソラは突然の大雨で、空き家で雨宿りすることになりました。すると家の中から声が聞こえてきて玄関のドアが開きました。誰かがいるのかと家の中へ入ると、窓の近くにボロボロの猫のぬいぐるみがありました。ソラは手に触れると、ぬいぐるみは勝手に立ち上がり連れて行くようにと声をかけてきました。
「すみません雨宿りさせてください」
「こっち…こっちだにゃん」
「どなたですか?」
「助かります…お邪魔します…誰かいますか?ぬいぐるみ?ネコさん可愛い♡」
「連れてってにゃん」
「ぎょわぁぁぁぁ!しゃべったぁー」
ソラは驚いて逃げ出します。走り方が、きんぎょ注意報や。家に慌てて帰ってくると、ましろがタオルを差し出して、ぬいぐるみのことを指摘します。ソラはビクっと後ろを振り向くと、足元に猫のぬいぐるみが着いてきました。
「おかえり雨大丈夫だった?どうしたのその子?」
「え?うわぁぁぁぁ!にゃにゃにゃんでいるんですか?」
ソラと忘れられたぬいぐるみ
ソラはみんなに事情を説明するのだが、ツバサは信じていなかった。あげはの話によると、町はずれの洋館は空き家であることが判明する。誰も住んでいない家で声が聞こえたとなると、話したのはやはりぬいぐるみの可能性が高い。するとエルちゃんがお化け発言で、ソラは怖がる。エルちゃんお化けって言葉知ってるの。
「このぬいぐるみがソラちゃんに着いて家まで来たってことでいいのかな?」
「そうです!」
「そんなことあるわけないでしょう」
「確かに声を聞いたんです…連れてってって」
「町はずれの洋館は確か空き家だったはずだよ」
「おばけ!」
「ソラちゃん怖いの苦手なんだね…」
「あの洋館に返しに行きましょう」
ソラは洋館に返しに行こうと言い出すと、ぬいぐるみが動き出しポルターガイスト現象が発生し、本が動き出す。ぬいぐるみを囲み閉じこもってしまった。そこにエルは大丈夫と声をかけてあげました。ぬいぐるみは安心したのかエルちゃんに抱きつく。エルは誰にでも優しくすることをみんなに教えた。
「相手が誰であろうとも同じように接するって」
「未熟でした…ヒーローは困っている人には誰にでも手を差し伸べる…猫さんあなたの気持ちを考えず、帰らせようとしてしまいました…私でよければ力になります…」
ソラは自分の未熟さを認め、猫に触れて声をかけるのだが、やはり怖かった。ましろのアドバイスで、猫を綺麗に洗うことになり、ソラが怖がりながらも洗っていました。綺麗になりモフモフのぬいぐるみはエルと遊びます。と言っても自分は動かず、空中にボールを飛ばしてコントロールするという。
ヨヨに話を聞こうにも乗馬クラブに出掛けていて留守だった。みんなは洋館について調べることになりました。
「今日はエルちゃんと遊んでくれてありがとうございました…う…おやすみなさい…」
ソラはまだ怖がっているのだが、ましろはぬいぐるみは抱っこすると安心できるものだと教えます。ソラは幼少期から修行や特訓ばかりなので、ぬいぐるみを求めたことはなかったので、気持ちがわからなかった。
「ぬいぐるみって一番最初にできる友達みたいなものだよ…私も大事にしてたよ」
「待ってください…大丈夫ですか?一緒に帰りましょう」
ショッピングモールにいると猫は突然浮遊して少女を追いかけます。周囲の人に目撃され、ましろは猫型ドローンだとごまかします。猫は少女の顔を見ると急に力を失い落下しソラの手の元へ。猫は何故少女を追いかけたのだろうか?
「今日は大丈夫でしたか?おやすみなさい」
「ソラ今日はごめんにゃ」
「気にしないでください何があったのか聞いてもいいですか?」
「似てたんだにゃん…友達…嬉し時も悲しい時も、ずっと一緒だったにゃん…でも独りぼっちににゃったにゃん…寂しいにゃん」
「私が捜します必ず見つけます!それでももし会えなかったら私が猫さんとずっと一緒にいます」
「ずっとなんてないにゃん…それにこれ以上迷惑かけられないにゃん」
「見つけてくれて遊んでくれてうれしかったにゃん…ありがとうにゃん…でもやっぱりあの子のことを待つことにするさよなら…」
「待って!」
夢の中でソラは猫がどうして行動したのか?どんな気持ちでいたのかを知った。それは少女と一緒に遊んでいたのだが、洋館に置いて行かれてしまい、ずっと寂しい思いをしていたのです。あの少女を待つことにすると迷惑かけたことを謝罪し感謝の気持ちを伝え姿を消した。
朝起きると一緒に寝たはずの猫の姿はいなくなっていた。慌てて捜索を開始する。するとミノトンが勝負を仕掛けてきた。
「私約束したんです猫さんの友達を捜すって!」
「あれはプリキュア…手合わせ願おうか?」
洋館がランボーグ化にして内部に閉じ込められてしまう。スカイだけが別の空間に吸い込まれてしまった。プリズム、ウイング、バタフライは巨大なランボーに襲われる。ミックスパレットで攻撃力UPしてダメージを与えるが、更に超巨大なランボーグが出現する。
「ソラ」
「猫さんありがとうございます…もう寂しい思いはさせません!」
スカイもランボーグに襲われるが、猫が助けてくれて全員が空間から脱出することに成功する。
ランボーグは回転して瓦を飛ばしてきます。プリズムショットで相殺し、スカイがプリズムショットをサッカーボールのように蹴り直撃させる。タイタニック・レインボーで浄化に成功する。
少女と母親が引っ越し時に忘れてしまったぬいぐるみを取りにやってきた。大事な物なら手放さないと思いますが、子供なら忘れる時もある。引っ越し先が離れた場所らしくて来られなかったそうだが、母よ…もう少し早く迎えに来ても良かったのに。
「マロン…」
「マロンさん大丈夫ですよ…ずっと待ってたにゃん♪」
「マロン置いていってごめんね…これからはずっと一緒だよ」
「ありがとにゃん♪」
マロンも少女を再会し不安に思ていたが、ソラが手でマロンを動かして背中を後押しする。ソラは少女にマロンを渡し、ありがとうの言葉で泣きそうになったが、最後は笑顔でお別れするのでした。
ましろはソラの体にポンっと自分の体を寄せて、笑顔でほほ笑むと、ソラも笑顔になりました。ソラの寂しい気持ちを、ましろが察していてフォローしました。この子は本当に気配りができてすごいなと感じます。そして最後の4人の背中のイラストが最高すぎる。
「ぬいぐるみっていいですね」
EDは再びキュアサマー
次回「ひろがる海!ビーチパラダイス」
マロンちゃんの中の人が演じるぬいぐるみのエピソードと聞いて、
アニメ『ケロロ軍曹』の188話が浮かびました。
もしよければ(DVDなどでもいいので)そちらもご覧くださいませ。