勇者警察ジェイデッカー24話「ぼくの妖精」の感想です。放送日1994年7月9日。妖精と書いてフェアリー呼びます。ブレイブポリスは違法なバイオ研究が行われていた場所を捜索中に、仕掛けられた爆弾によって危うく命を落としかけた。人工生命体の研究を行っていた真藤博士を追ってドリルボーイは妖精と遭遇する。
ドリルボーイと妖精
妖精の研究をしていたが、人型の生命は禁じられているが成功し一緒に逃亡している可能性が高い。冴島は勇太に内容を説明していると机にあったプリンをドリルボーイがこっそり隠すのだった。そこで問題が発生する。
「僕のプリンがない!」
「それなら掃除のおばちゃんが持って行っちゃったよ。」
「そんな後で食べようと思ってたのに!」
「今は捜査会議中だぞ!」
「早いところプリンをオチビさんに返すんだな!」
「このままでは会議が進まない。」
「ったくしょうがねーガキだなお前は?」
「わかったわかりました。どうせ僕は子供だよ。」
「そうそう。とっても迷惑な子供だね。」
「くっそ~僕今日限りでブレイブポリスなんて辞めてやる!」
ダンプソンとパワージョーに注意されるとバレてしまい、マクレーン、ガンマックス、デッカードにまで責められて飛び出してしまう。ひとりでサッカーをしていると森で妖精を発見する。ボスに連絡をしようとしたが怒っていたので連絡をしないことにした。妖精は強い光を放って威嚇してきたが、ドリルボーイは優しく対応してプリンを渡す。
ドリルボーイは自己紹介するが妖精には名前がなく、「フェアリーだからフェイってのはどう?」と名前がフェイにに決まった。お互いにひとりぼっちだと知りフェイを倉庫に残してドリルボーイは事件を調べる。
デッカールームに戻るとデッカードは謝る。妖精のことを話すと「違法に作られた生命体は、法に定められた処置を施す」の言葉で怒り出す。焦ったドリルボーイはフェイの元へ戻るがいなくなっていた。どうやら花を渡したかったみたいで探していました。
アドルフ真藤
妖精に発信器を付けていて後を追っていて、助手が妖精で商売しようと話すと真藤は怒り銃を撃つ。負傷した助手は病院に運ばれて冴島に全てを話す。「妖精は私だけのものだ。他人の手に渡るくらいならこの手で殺す。」
デッカードと勇太はドリルボーイを発見し説得するが、法で定められた処置を誤解して殺す気だと思い込んで銃を向ける。そのまま変形して逃走するのでした。「うるさい!」と勇太に反抗するのがロボットではなく人間らしいですね。
ドリルボーイは魔藤の乗るジャイロボットに撃たれて墜落してしまう。ジャイロボットって穴目がジャイアンのロボットみたいな名前で笑った。勇太はドリルボーイに通信を入れる。
「僕たち妖精を殺したりしない保護するって約束するよ!」
ドリルボーイの涙
機関砲の集中砲火を浴びてドリルボーイは装甲が剥がれて穴だらけになる。フェイが外へ飛び出し発光し目くらましをする。動けなくなったドリルボーイを引っ張ろうとしているうちにビームの直撃を受けてしまう。
「フェイお腹空いちゃったろ?プリンあげるよあのプリンを、今度食べきれないくらいでっかいやつをあげるよだから・・・」
フェイは死亡してしまい、ドリルボーイはジャイロボに立ち向かうがビームで撃たれてしまう。逃走しようとする真藤をジェイデッカーが追おうとするとビルドタイガーが止めた。
「ここは我々に任せてもらいます。」
「奴はドリルボーイの仇だからな!」
「よし行くぞ!」
勇太はドリルボーイの損傷を見てガンマックスに連れて帰るように指示を出すが、「僕なら大丈夫、だから僕も連れて行ってよ!僕戦いたいんだ!」勇太は気持ちを受け入れてジェイデッカーに運ばせる。ジャイロボットはビルドタイガーを圧倒するパワーを持ち見かけによらず強い。
「みんな僕を合体させて!」
「何?」
「その身体でか?」
「馬鹿なことを言うな!」
「僕にも戦わせてよ!」
「お願いみんな!ブレイブアップ!」勇太の一番カッコイイ合体命令のシーンこのカットが使われたのはこれが最初で最後だった。
「馬鹿めそんな死にぞこないと合体してどうするつもりだ?」
「フェイの仇だぁー!」
スーパービルドタイガー必殺技のドリルパンチでジャイロボットを貫通して撃破する。マイトカイザーのドリルクラッシャーと同じくらいの威力と思われる。この技も今回使用されるのが最初で最後の技だった。
ドリルボーイはフェイが他の妖精と一緒に飛ぶ幻覚を見た。デッカードは迎えにきて「行こう!みんなが向こうで待ってるぞ!」と連れて帰るのだった。
今回の話でフェイを担当した声優は新世紀エヴァンゲリオンの惣流・アスカ・ラングレーの宮村優子さんである。後にレジーナ・アルジーンとしてデュークと共に登場する。彼女にとって勇者警察ジェイデッカーがアニメ声優のデビュー作品である。
次回「七人の刑事」
バイオテクノロジーで生まれた妖精、フェイ。ブレイブポリスの、ドリルボーイとの出逢いとの別れ。フェイの死によって、ドリルボーイの怒りに油を注いだ結果になりました。敵を倒しましたが、フェイは二度と戻ることはありませんでしょう。ドリルボーイには、あまりにも辛いでしょうが。ドリルボーイには、ハイテク犯罪を減らす事が目的なのでありましょう。