ドキドキプリキュア47話「キュアハートの決意!まもりたい約束!」の感想です。キングジコチューとレジーナ、ジコチュートリオ軍団がトランプ王国から人間界に侵攻する。TV中継され海から出現した巨大生物をプリキュアは全員で阻止しようと立ち向かう。ベールはプリキュアを倒すことを確認するがレジーナは迷っていた。
「これより人間界を攻略する。歯向かう者は全員消し去れ!」
「邪魔なプリキュア共を始末してくれましょう…よろしいですかレジーナ様」
「行きなさい!」
「素直じゃねーな」
「何のこと?パパのために生きるって決めたのよ」
「お前のプシュケー萎れててみっともないぜ」
プリキュアVSジコチュー
必殺技でジコチューを浄化しながらキングジコチューのところへ向かうのだが、トリオが立ちふさがる。ソードとロゼッタが道を切り開きハート、ダイヤモンド、エースを先に行かせる。ベールはソードに気を取られているとロゼッタリフレクションの直撃で吹き飛ばされビルにめり込む。
「ここは私に任せて先へ進んで」
「ひとりではありません。私達の想いはひとつ行ってください」
「お前達の腐れ縁も今日が最後、お前ひとりで俺を相手にギャー!」
ベールは人間界がトランプ王国のように滅ぶのは時間の問題だと考えていた。他人を犠牲にしても自分だけは助かりたいという気持ちが人間には必ずあり、トランプ王国も実際はこれでほとんどの人間がジコチューになってしまった。ダイヤモンドは必殺技でジコチューを浄化していると、イーラがジコチューを1体浄化した。
以前にもイーラはダイヤモンドを助けたことがあったのだが、知らないふりをしている。きっと記憶喪失になって一緒に過ごしたことが恥ずかしいのだろう。倒すと言いながら時間稼いでキングジコチューのところへ行かせないようにと考えているに違いない。
「プリキュアを倒すのはこの俺だ」
「前にもこんなことあったわね」
「覚えてねーなキングジコチュー様が復活した今、お前達に勝ち目はねーぞ?」
「そう?残念…厳しいけど諦めるわけにはいかないわね」
「お前だけはここで俺が倒してやるキュアダイヤモンド」
「あなたに私は倒せないわよ!ダイヤモンドは傷つかないのよ!」
ロゼッタはマーモに追い込まれるがロゼッタウォールを両手に装備し巨大化させ反撃に出る。嫌味を言いながらマーモも手加減しているように見えるのだが、ロゼッタは困難な状況でも笑顔だった。
「この状況で何ができるって言うのよ」
「みんなで頑張ればきっと道が開ける。そんな気がするんです!それが私達のカッチカチの絆なんです!それに今日の私はガッチガチなんです!」
ベールに攻撃を仕掛けるソードだが回避されダメージを与えられなかった。それでも攻撃を手を緩めずベールと互角の戦闘を繰り広げる。
「どうしたキュアソード…そんなんじゃこの俺は斬るれんぞ?」
「私が切るのはあなたじゃない!断ち切るのは弱さ!切り開くは未来!心を繋ぐ勇気の刃それが王女様からもらった名前キュアソードよ!」
ハートとエースはキングジコチューとレジーナの元にたどり着いた。あの時の約束を守るためハートは説得を試みるが聞く耳持たず吹き飛ばされて踏みつけられる。それでも必死に持ちこたえて押し返した。
「マナあなたはどうして私はあなたの顔なんて見たくないのに」
「約束だから落ち着いたらお父さんに会いに行こうって言ったじゃない」
「キングジコチューさん!あたしの話を聞いてください!」
「やかましいわぁぁぁぁぁぁぁ私の前から消えろぉぉぉぉ」
「あたし諦めないよ!みんなの笑顔を守りたいだけなんです」
「少しは…人の話を聞きなさい」
「そんなちっぽけな力で何を守れる?」
「この世界も…トランプ王国もレジーナも…あなたの笑顔も守って見せる!」
街はパニックになっていて逃げ惑う人が大勢いた。大貝町はトランプ王国とは違い、マナが育てた生徒たちが助け合っていた。その中で動けない人がいると助けを求める声を聞いて数人が救助に向かう。その行動を見て人々はお互いに支え合った。エルちゃんが茉莉さんの手を亜久里の代わりに引いている姿が。
キュアハートの決意!まもりたい約束!
キングジコチューの砲撃をロゼッタリフレクションで防ごうとするが、強力すぎてクローバータワーに直撃し倒壊する。全員で説得しようと試みるのだが、レジーナはハートに攻撃を仕掛ける。連続でダメージを与え続け、槍と足技の衝撃波、ダークネスフィンガーでダウンさせるが、それでもやり返さないハートに怒る。
「レジーナとは戦わないよ友達だから、約束は守らなきゃ」
「そんな約束もう意味なんてない、あたし達はもう友達なんかじゃ」
「もう苦しまないで、泣いてたよね?あれはうれし涙なんかじゃない!行き場を失くした悲しい涙に見えたよ?」
「あんたなんか家族じゃない他人のくせに」
「好きだからあたしレジーナが好きだからそれだけじゃダメかな?好きになりたい分かり合いたい。もう一度話そう。あたしとあなたとあなたのパパと…」
「レジーナを惑わすな!」
「ダメェェェェェェェ!」
ハートはレジーナを抱きしめ再び説得することに成功するのだが、激怒したキングジコチューはビームを発射する。レジーナは砲撃を相殺するのだった。ミラクルドラゴングレイブは闇から光に変化していた。パパもマナも好きだと想いを伝え、イーラがレジーナの心を覗くと萎れていたプシュケーはピンク色になっていた。
「まさかまたお前の心に愛が芽生えてしまったというのか?」
「愛は最初からあたしの中にあったんだよ?パパのことが大好きなんだもん!でもマナのことも好きどっちかなんて選べないくらいマナが好きなの!」
キングジコチューは自分だけを見ていればいいという考えを伝えるが、六花はマナが真琴と仲良くしている時にヤキモチ妬いていたことを思い出し理解していた。ありすもマナのことが好きでみんなが好きになり、真琴も王女様だけを見ていたが、今は周りのことが良く見えるようになった。そして亜久里は愛の戦士として成すべきことはキングジコチューを倒すことではなく、父を救うことだったと気がついた。
「好きな誰かを独り占めするよりも、好きな人が好きな人を自分も好きになって輪が広がっていく方がいいじゃない?」
「あなたを倒すことではなく愛することだとようやく気づきました。なぜならあなたは私にとってお父様だから!」
「なんだこれは?胸に湧き上がるこの思いは?」
「思い出してくれたキングジコチューさん…それが愛だよ!」
エースの言葉にキングジコチューの心が乱れ愛の鼓動が響いた。動きが鈍ったことで王様の心は完全に支配されていないことを知り救出しようと考える。
次回「ドキドキ全開!プリキュアVSキングジコチュー」
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