ハヤテのごとく2期17話「桜の下で」の感想です。無事に下田温泉にやってきたのだが、効能が全くなくナギはハヤテに全裸を見られてしまうのだった。母の夢を見て面影をハヤテに重ねているのか?魅力的な女性になりたいと星に願っていると、謎の宇宙生物マヤがナギの元に落下してきた。
桜の下で
「お嬢様どうしました?」
「なんでもないから入ってくるな!お前いったい何者なのだ?どこから降ってきた?」
「ありがとう」
マヤは5万年に1度の温泉調査にやってきたのだが、過労で操作を間違い船から排出されてしまった。落下した可能性の場所を捜索するのだが発見できなかった。効能は宇宙船の影響に及ぶものだった。マヤは宇宙船とはぐれてしまいナギの協力してもらい宇宙船を探すことになった。目的は宇宙のテクノロジーで悩殺ボディになれると考えていた。
ヒナギクは温泉で西沢にハヤテのことを好きになってしまったことを正直に話そうと考えていたのだが、上手くまとめられなかった。のぼせそうになり出ようとすると西沢が現れた。事情を説明しようとするのだが西沢が体と髪を触ってきた。西沢は体を洗って湯から出るのだが、ヒナギクはそのままのぼせて気を失ってしまい西沢に発見される。
「まさかこんなところでヒナさんに会うとは思わなかったですね。」
「確かに会って話をしなくてはと思っていたけれどこんな早く。会ったからには事情を」
「肌綺麗だなと思って、髪もサラサラどうやってお手入れしてるのかな?」
「いや特に何も」
温泉からヒナギクを連れ出して全身をタオルで拭いて膝枕してうちわで仰いであげていた。自分の体の隅々まで見られたことを知り恥ずかしがる。本当の想いを伝えようと勇気を出すのだが、女の子相手にときめいてしまった。結局、脱衣所で温泉客がガヤガヤ騒いでいるため話すことができなかった。
「本当に綺麗な肌ですね。タオルで拭いた時興奮しちゃいました。」
「もうお嫁に行けない…」
「私がもらっちゃおうかな?」
「ハヤテ君はどうするのよ?」
「あの!西沢さん!」
「歩って呼んでくれるんじゃなかったのかな?」
「歩大事な話があるんだけど」
「今ここじゃないとダメかな?」
ナギとマヤは鷺ノ宮家でUFOを発見したのだが、偶然にもハヤテが鷺ノ宮家に入っていくのを目撃してしまった。マヤは帰ろうとするのだがナギが引き止め、少し付き合うようにと捕まえる。伊澄のために生き血を渡そうとやってきたのだが、伊澄は時期に力が戻ると断った。
「お戻りください」
「何故力が使えなくなったんですかね?何か理由があるとか?」
「とても立ち入れる雰囲気じゃありません!では僕はこの辺で…」
「諦めんなこのボケ!そんな簡単に諦めて手に入る物があるか!」
「こんなことをして私が喜ぶとか思ったんですか?」
ハヤテは伊澄に聞いてはいけないことを聞いてしまった。伊澄は8年前初めてできた友達のことを語る。パーティーで出会った少女はお日様みたいな笑顔だったが、その年の3月に笑わなくなってしまった。もう一度笑ってもらおうと力を使ったのだが失敗してしまい、逆に怖がらせてしまい泣かせてしまった。
空気が悪くなりハヤテは帰ろうとした瞬間。銀華が鉄球をぶつけて流血状態にさせる。ハヤテを突き出すと伊澄は銀華に冷たい言葉で突き放す。伊澄は手当をするため救急箱を用意していると、ひな祭りの時の変態男が現れた。ハヤテの声を聞いてナギは扉を開けて目撃してしまった。
「やっと二人っきりになれたな!」
「ひな祭りの時の変態!」
「お前こんな所でこんな奴とあいびきだなんて、要するに私の裸を見て何も思わないのはそういうことだったんだな?」
「そういうことってどういうことです?お嬢様の裸を見て何も思わないのは、まだ子供だからという正常な反応で」
「誰がちっちゃな子供だ馬鹿!」
ナギは怒ってUFOに乗り込もうとするのだがマヤに止められて、更に銀華が乱入し自分が拾ってきたUFOだとマヤを鎖で引っ張り投げ飛ばしてしまう。突然UFOが発進してしまい宇宙へ飛び立ってしまった。このままではナギは地球へ戻ってこれなくなってしまう。ハヤテはナギを失うわけにはいなかいと必死になりマヤに対応できるか聞いていると、伊澄がハヤテに頬にキスをする。伊澄の体が発光し力を取り戻した。
「お嬢様を助ける方法は?大事な人なんです!失うわけにはいなかい人なんです!」
「ハヤテ様はナギのヒーローだからナギのところに送ってあげますちょっと痛いですけど」
どんな所へもワープバットで打ち上げられたハヤテはUFOに追いつく。ナギはハヤテと喧嘩したままお別れするのが悲しくて泣いていた。母と喧嘩してそのまま亡くなってしまったため謝ることができなかった。同じことを繰り返したくなかった。ハヤテは無事に到着しナギを抱きしめる。地球へ帰還するため操縦席に向かうと、そこには酔っぱらった雪路が操作していた。
「これでマヤも安心して行けるよ…ありがとう!」
「呼べば本当にどんな所へも来てくれるのね。あの子はワガママで寂しがり屋で泣き虫だけど、見守ることしかできないけど、ナギのことよろしくお願いね…」
「お嬢様!」
マヤはUFOを操作してハヤテとナギは地球へ帰還するのだが、光に包まれ誰かにナギをお願いされた夢を見る。目を覚ますとYUKARIKO SANZENINと書かれた墓の前だった。本日は紫子の命日であり夫婦の思い出の場所だったのだ。既に父親は亡くなっていて、病気が治ったらこの場所に旅行に行こうと約束していたのだが、病状が悪化し行けなくなって喧嘩した。そのまま亡くなってしまったのだ。仲直りできなかったことを後悔していた。
暗い話になっていると咲夜がツッコミする。誰かに呼ばれてメンバーが集合したのだが、お花見モードに突入。伊澄はナギが昔に描いた宇宙船のイラストがあったそれはまさにあのUFOだった。マヤの正体はナギのことを想って現れた紫子だったのかもしれない。
「会いたかったのだろう…きっと私が今どんな人達と一緒にいるのか…私はさ馬鹿みたいに金があって、買えない物はほとんどないって思ってるんだ。だけど母はもう戻って来ないって分かってるから…あなたが亡くなって8年、私に好きな人ができました。ケンカすることも多いですが、なんとか楽しく過ごしています。しばらくはそちらに行けそうもないので見守って下さい…これからもずっと…」
「母よ紹介が遅れた。彼が綾崎ハヤテ…この三千院ナギの新しい執事だ」
東京に帰る時にハヤテは紫子の墓の前で話していた。ナギはハヤテの優しい想いを知り、母に紹介するのだった。最後になりますが、マヤの声優を担当したのは田村ゆかりさんでした。
次回「ホワイトデーの懲りない人々」
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