ハヤテのごとく2期24話感想「Distance」の感想です。ヒナギクは西沢にハヤテのことを好きになってしまったことを話そうとするのだが、勇気をくれる商店街のシンボルに行こうと誘われた。そこには大観覧車があり西沢に手を引かれるのだった。ちなみにヒナギクは高所恐怖症なのだが、これは裏切ってしまった罰であると連れられるのだった。
Distance
「すごいですよねこの大観覧車高さが100m以上もあるんです」
「確かに知らなかったわね…」
「じゃあ~ヒナさん一緒に乗りますか?あの高いところまで」
「あの…大事な話が…」
「だったら尚更二人っきりのところが話やすいですって」
「本当にすごい眺めだわこんな大パノラマ見たことないわ」
「目をつぶっていたら何も見えないのでは?」
「私剣道やってるから心の目で何もかも見えるの」
「風景くらい普通に目で見たらいいのでは?もしかして高所恐怖症?」
「そんな訳ないじゃない!子供じゃないんだから高いところなんて全然苦手じゃないんだから」
「子供は関係ないんじゃないかな?」
ふたりは観覧車に乗るのだが目を開けていないヒナギクを見て、高所恐怖症であることを知った。この負けず嫌いの性格はナギとそっくりだと思っていた。西沢が一番心が広い女の子に感じる。すると観覧車が停止してしまい閉じ込められてしまった。ヒナギクはパニックになり泣き出す。
西沢は昔に家庭教師にならったことがあり、困ったときはとりあえず歌を歌えばいいと教えられていた。その家庭教師は勉強を教えてはくれずにギターの練習ばかりしていたそうだ。ヒナギクは団子三兄弟を熱唱するのだが、西沢にからかわれる。選曲が古すぎて女子高生が歌う歌ではなかったが、CLANNADでは渚がよく歌っていた。
「あ!本当に歌っちゃうんですね?」
「それどういう意味よ?」
「こういう方が少し落ち着くかなって?そろそろ大事な話でも聞きましょうか?」
観覧車が再び動き出し、ヒナギクは西沢に大事な話をすることになった。
「ずっと謝らなくちゃいけないことがあってね」
「いつも迷惑かけてるのはこっちじゃないですか?いったい何を?」
「ハヤテ君のことよ。応援するとか言っておきながら格好の悪いこと話だけど、私はあなたを裏切ってしまった」
ヒナギクは誕生日に夜の学校で二人っきりでプレゼントを渡されたことを話した。感謝のプレゼントであり、それ以上の想いはなかったのだが、ヒナギクは自分の気持ちを西沢に伝えた。
「その時気づいたの!私はハヤテ君のことが好き。ずっと黙っててごめんなさい。けど怖くて言い出せなくて…」
「え?それだけ?」
「それだけって何?私はすごく真剣に…」
「え?好きになっちゃんたんですか?」
「ごめん私話下手だった?今のなしにしてもう一度説明を…」
あまりに深刻に話すので西沢の予想では、ヒナギクが既にハヤテと付き合っていてあんなことやこんなことをしているのではと考えていた。下田温泉の時に気が付いた。学校を辞めて再開した時は、もう会えないかもしれないと思ったから思わず告白してしまったが、今は会いたいと思えばいつでも会える。
「これからもずっと振り向いてもらえないかもしれないけど、永遠にお別れしたわけじゃないから、誰がハヤテ君を好きになったって、そのうち私が口説き落としてみせちゃおうかなって!ヒナさんは告白とかしないんですか?私に気をつかわなくていいんですよ?」
「自分から好きとか言うの負けた気がして悔しいじゃない?」
「なんですかその子供理論は?」
「自分から言うのは断固ごめんよ!」
「だったら競争かな?私がハヤテ君を口説き落とすのが先か?ハヤテ君がヒナさんに告白してくるのが先か?」
ヒナギクは西沢にハヤテのことを好きになってしまったと謝るのだが、西沢の心は広かった。自分を応援すると言いながらその人を好きになってしまったと言われたら、普通なら少し嫌な気分になるはずなのに、誰がハヤテのことを好きになってもいいと、自分が口説き落とすとかなり自信があるようです。
ハヤテは改めて咲夜が本当のお金持ちだと知るのだった。ハヤテは昔の出来事を思い出していた。ナギはまたしてもどこかへ行ってしまったらしくて捜索が始まるのだが、問題が大きくなると愛沢家の信用にも関わると咲夜の父が、ナギの好きな漫画をネズミ捕りの罠に仕掛け自分が挟まれる。伊澄がまともなことを言い出して、咲夜が驚くのだが、結局ナギに連絡を取ることができなかった。
「地道に聞き込みをして?各部屋を…」
「あの、ナギの携帯にかけてみれば?」
「伊澄さんがまともな提案を!」
咲夜はハヤテに自分の両親が心を改め一緒に暮らそうと言ってきたらどうすると質問する。ハヤテの回答は二度目はなく、行方不明の兄だけは捜索したいと告白した。兄がいることを知り咲夜は恥ずかしそうに想いを伝える。
「二人っきりやからいうけどな。実はうちお兄ちゃんってのに憧れてんねん」
咲夜はハヤテのことをずっと借金執事と呼んでいたため、ハヤテお兄ちゃんと呼ぶのはどうかと提案してきただが微妙だった。ナギは寂しがり屋でいつも一人で高い所で母との思い出を振り返っているのだ。ハヤテはナギを見つけることができた。ナギは下田温泉や咲夜の家族のことを見て、やっぱり母のことを思い出していた。
自分のことを守ってくれると言ってくれた男は姿を消し、マリアもいつかは好きな人ができて離れてしまうことになる。それはきっと遠くない。ハヤテはナギの寂しさを紛らわすために、言葉をかけようと思ったのだが何も言えなかった。そこでワタル指芸を見せると殴られてしまった。咲夜とマリアが駆けつけ、ナギはマリアに抱きつく。愛沢家では盛大に打ち上げ花火をする。
「どこかのお金持ちがお祝いでもしてるんですよ」
「誕生日にこんな花火を打ち上げるなんてお金持ちってなんでもできるんですね?」
「そうね…でもお金じゃどうにもならないこともとても多いわ…」
最後に愛歌は咳き込み意味深な発言があった。手には王玉があるのだが彼女は一体何者なのだろうか?
次回「執事とお嬢様の話ですから」
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