キボウノチカラ~オトナプリキュア1話感想「ミライノカタチ」

オトナプリキュア1話

キボウノチカラ~オトナプリキュア1話「ミライノカタチ」の感想です。プリキュア5GoGoの最終回から数年が経過して、夢原のぞみ達は子供から大人になりました。夢は学校の先生になると言っていましたが、先生になり夢を叶えることはできたのだろうか?

オトナプリキュア23ということで、今後24などシリーズの続編があることが予想される。そして、スプラッシュスターの咲と舞も作品に登場することが発表されている。

キャラクター/声優

夢原のぞみ 三瓶由布子
夏木りん 竹内順子
春日野うらら 伊瀬茉莉也
秋元こまち 永野愛
水無月かれん 前田愛
美々野くるみ 仙台エリ
日向咲 樹元オリエ
美翔舞 榎本温子
星野健太 竹内順子
太田優子(星野優子) 城雅子
ベル 日笠陽子
シャドウ 下崎紘史
片桐るみ 集貝はな

 

オトナプリキュア1話オトナプリキュア1話

「私達は未来に向かって進んでいる…目の前にある道を歩いたり走ったり、立ち止まったり引きかえしたり、時に迷いながらも道を選んで進んでいく、なりたい自分になれるように、よりよい未来を目指して、未来は1つじゃなくて、どの道を選ぶかで行き先が変わる」

「私にもいろんな道があったと思うけど、この道だって決めたのは私が中学生だった時、みんなと出会って、プリキュアになって夢を見つけて、今の私がいる」

のぞみのナレーションからOPが始まり、当時のキャラクターが大人になって描かれている。咲はパン屋さん、舞は…?のぞみは教師、リンはデザイナー、うららは女優、こまちは小説家、かれんは医者、くるみは…?

ブンビーさんは、変わらず笑顔で楽しそうに仕事をしている(*’▽’)ナイトメア、エターナル、クライアス社のブラック企業からどこに転職したんでしょうか?

ミライノカタチ

オトナプリキュア1話オトナプリキュア1話

プレジール学園の教師になったのぞみは、5年1組の授業で生徒たちに勉強を教えていた。地球温暖化をテーマとして、どのようなことが発生しているか?アイスという単語を混ぜて楽しく説明している。食いしん坊なところは変わっていない様子。

「地球温暖化とは、世界の年平均気温が上がり続けることです!それについてどんなことが起こってるか知ってますか?」

「シロクマが減ってます」

「そうですね!海の上で狩りをして暮らすホッキョクグマは、氷が解けると生活の場を失い、絶滅が危ぶまれています」

「夏がすごく酷くなって熱中症になります」

「先生もアイスを食べながら溶けちゃいそうになります♪」

「猛烈な台風やハリケーンが発生したり、雨の降らない干ばつや熱波なども観測されています」

「このまま温暖化が進めば野生動物だけでなく、私たち人間も地球に住めなくなるかもしれません…続きは次の授業で」

オトナプリキュア1話オトナプリキュア1話

地球温暖化により気候変動で、健康のリスク、食料や水の不足、生態系への影響、自然災害が発生している。授業が終わると生徒達に囲まれコンビニの新作スイーツや話題の配信チャンネルを教えられた。

おい!Σ(゚Д゚)この配信チャンネルのサムネイル画像は、SSの満と薫じゃないかyoutubeやってるの!

「のぞみ先生コンビニの新作プリン食べた?」

「食べた食べた!」

「ダークライトナイトがこの町のこと紹介してたけど知ってる?」

「何それ?」

「最近話題の配信チャンネルだよ!めっちゃ面白いから見てよ」

「チェックしてみるね」

オトナプリキュア1話オトナプリキュア1話

みんながクラブ活動に行くのだが、片桐るみの様子がおかしいことに気が付いた。話を聞いてみると父の仕事が上手くいかないため田舎に引っ越すことが決まった。つまり転校することになってしまい、新しい学校にはダンス部がないため、ダンスを続けることができなくて悲しんでいた。

「ダンス踊れる人、本当に尊敬するよ…るみちゃんは踊らないの?夢はダンスの全国大会で優勝することだよね?」

「私もう踊れないんです…転校するんです…お父さんの仕事が上手くいかなくて、田舎のお婆ちゃんの実家に引っ越すことになったんです…転校先にはダンス部がないから…もういいです…」

「夢諦めちゃうの?叶えたい夢があるってすごいことなんだよ!」

「やりたいことを全力でやってる人は輝いてる★希望を捨てずやり続ければきっと夢は叶う!私はそう思う…」

「先生が力になるから一緒に頑張ろう!」

るみの夢は全国大会で優勝することなのだが、それも叶えることができないと落ち込んでしまう。のぞみは、るみの夢を応援するため励ます。自分の夢を叶えるために頑張って努力したこと、みんなと一緒に頑張ってきたことを思い出していた。

「生徒の夢を応援?」

「我が校のダンス部を盛りあげるためにも、その夢を学校を上げて応援するのはいかがでしょうか?」

「指導員の方も、片桐さんの実力熱意を褒めてます!」

「特定の生徒を特別扱いしろというのですか?」

「やる気や才能がある生徒を応戦し、支えたいんです。本校は私立の高校だし、奨学金を出してはどうでしょうか?」

「夢原先生のおっしゃりたいことは分かりました…特例の制度を作るには時間がかかります…」

「保護者からは転校の書類が提出されています…両親の気持ちを尊重すべきでしょう?」

「生徒の気持ちも尊重されるべきです」

「では君が生徒の学費を払うと言うんですか?」

「それは…」

「無理でしょう…理想を追い求めるのもいいですが、君も子供じゃないんだから現実を見なさい」

校長にお願いをするのだが、断られてしまった。奨学金など口では簡単に言えるが、実際はどうなのかということ。夢を叶えることができず挫折してしまったら、借金として社会人になってから重くのしかかるものである。夢を叶えたとしても、支払いは必ず襲ってくる。

仮にのぞみが学費を支払うのかと言われてしまうと、出してあげるとは簡単に言えない。両親からの転校手続きが行われ、どうにかしてあげたい気持ちがあったのだが、現実問題どうすることもできなかった。

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町には負の感情が溢れていた。食べ放題で残したり、コンビニの袋が風で飛ばされてしまい放置したり、トイレの電気をつけっぱなしで消し忘れたり、現実の世界で起こるような日常が描かれてあった。モラルとマナー、ゴミ問題、家庭のちょっとした言い争い。そして、会社の経営状態などリアルだ。

「もう一度検討を…お願います」

「できればこちらも御社の製品を使いたいんですよ…でも価格が」

「コストはかかっていますが、その分、丈夫で長く使えるんですよ」

「安くないと買ってもらえないんですよ…また機会があればお願いしますので…」

性能のいい製品を使えばコストがかかる。丈夫なので長く使用できるのがメリットだが、製品が安くないと消費者は手を出さない。服の契約が上手くいかなくて苦悩する男がいた。製品の入った段ボールを蹴り飛ばし、勢いで空瓶に直撃し、川に流れてしまった。

おい!ゴミを川に捨てるなよ。そして自信を持っていた自社の製品を蹴るなどありえん。

これがオトナプリキュアか…リアルすぎる。

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町中のスマホの電源が、一斉にOFFになってしまう現象が発生した。りんは雑誌の心理テストで「今の自分に不満」と出ていた。元気あるのぞみの声が聞こえてきた。あいかわらずドジなところがあり、転倒しそうになり支えてもらった。

「りんちゃん遅くなってごめんm(__)m」

「危ない」

「ナイスキャッチ」

「大人なんだから落ち着いて歩きな」

「学校では大人な先生やってるから」

「私の前でも大人な先生やってほしいんですけど…」

「お腹空いたよ」

「いつものところでいい」

のぞみも連絡しようと思ったがスマホが使えなかった。りんは再びスマホを見ると電源がONになっていた。二人はいつものお店に向かうことにした。

「時間は止められない…戻せない…止められない…戻せない…でも」

これは新しい敵なのだろうか?時を止めることも戻すこともできない。もしかして時間に関係する敵なのだろうか?

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cafe&berの店「Time」に到着した二人だが、店員を見てびっくりしましたねΣ(゚Д゚)あ!お前ら結婚してたの!と思った人はたくさんいるだろう。SSの健太と優子が夫婦となっていて赤ちゃんまでいました。しかも夫婦でお店の経営ってすごいな(*’▽’)

「こんばんは!」

「らっしゃい」

「じゃなくていらっしゃいませ!うちは居酒屋じゃないんだから、お好きな席へどうぞ!」

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のぞみは生徒のことで悩んでいることを相談する。りんはデザイナーのイラストを提出したのだが、社内で選ばれるかどうかは分からなかった。最近上手くいってないようで、りんは落ち込んでいた。するとのぞみは大きな声で注文する。

「頑張ってもそれが報われるとは限らないんだよね…」

「すみません!美味しいものください」

「何その注文」

「おいしいもの食べてチャージして一緒に頑張ろうよ…ね♪」

「任せな生きのいい地元のネタが入ってんだ!カツオ、アジ、キスにカンパチ、スズキ全部乗せた船盛でどうだい?」

「シーフード盛り合わせ」

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優子が健太に好意を持っていたのはSSでやっていたが、ここまでの展開になるとは。のぞみの注文にすぐに返答した健太、そして優子のツッコミは相変わらずのようだ。海の食材の盛り合わせを注文しました。

健太とりんちゃんの声優さんが一緒なのは、プリキュアファンなら知ってると思いますが、一人二役に注目。

ここで前半が終了となるが、アイキャッチのBGMが当時のと一緒で、あの頃を思い出させる。

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のぞみは、るみの力になりたいとネットで就学支援制度や失業制度を調べていた。受験して学校を選んでくれたはずだから、解決方法を提案すればきっと思い直してくれると考えていた。るみの家に行くと思っていたよりも深刻な状況だった。

「離婚することになった…妻は離婚届を出しに行った…これで家族は解散だ…ははは…」

「待ってください!るみちゃんの夢はどうするんですか?ダンスが好きな夢を叶えるためにうちの学校を選んでくれたんですよね?」

「じゃあ…あんた俺の会社を助けてくれるのか?借金を返してくれるのか?取引先を探してくれるのか?」

「お父さん…」

「できないくせに偉そうなことを言うな…ほっといてくれ!俺は独りでいい…俺に関わるな出ていけ!」

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うわぁぁぁ( ゚Д゚)父親の会社の経営がダメになり、借金を抱えて、夫婦仲が悪化し、離婚して子供が転校するって最悪だ

現実にありそうなことだけど、リアルすぎて怖い(;´Д`)これがオトナプリキュアか…

借金作ったのは、自分の経営方針が悪かったためであり、取引先を探すのは自分の仕事であるのに、のぞみに八つ当たりするとは、父親として人間として最低だわ。るみは父が酷い言葉を言うので止めに入る。子供にまで辛い思いをさせるとはマダオだ。

借金だらけで、離婚ともなったら、誰も助けてくれないだろうしな。生活が荒れ放題だわ。ここから一気に人生急降下(>_<)

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「ごめんねお父さんが酷いこと言って」

「ごめんるみちゃん…力になるって言ったのに何もできなかった…」

「先生…私ダンス続ける!学校にダンス部がないなら私が作るよ!」

「教えてくれたでしょ?希望を捨てずに頑張り続ければ、きっと夢は叶うって」

「ありがとうのぞみ先生♡」

「また会おう…それまでもっともっと頑張っていい先生になる」

「もういい先生だと思うけど?」

「もっともっとも~っとだよ!」

「その時、私有名なダンサーになってるかも」

「また未来で会おう…約束」

のぞみは涙を流して、自分の力では、るみを助けることができなかったと悔やむ。教えてもらったことをしっかりと胸に刻み、次の学校でダンス部を作って頑張ると思いを伝える。二人は再び会うことを約束するのだった。

るみちゃん…いい子や(´;ω;`)

これが現実だよね…思った通りにはならないことの方が多い。自分が望んでも求めても届かない、これがしたい、あれがしたいと言っても、金がかかる。望んだ通りに進むことができればいいのだが…

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りんのデザインは、社内で選ばれなくて落ち込んでいた。サッカーでも失敗してしまった。再びのぞみと待ち合わせしていると、元気なのぞみがやってきました。この様子で、のぞみはダメだったのを隠すために、無理やり元気にしていると知っていた。

プリキュアの時は不可能はなくて、なんでもできる、なんでもなれると思っていた。しかし、頑張ったが何も変えることができないという現実を知り、プリキュアだったら救えたのかもしれないと話す。

「サッカーの練習?ジュエリーデザイナー兼サッカー選手ってカッコよすぎるよ!」

「ダメだったんだ…生徒さんのこと…落ち込んでいる時こそ明るく振る舞うからさ」

「りんちゃんには敵わないな…頑張ったんだけど何も変えられなかった」

「プリキュアだった時ってできないことなんてないと思っていた…頑張ればどんなことだってできるし、不可能はない…そう信じてたな…」

「プリキュアなら、るみちゃんのことなんとかできたのかな?」

「プリキュアに変身する時の…まだ持ってる?」

「キュアモ…宝箱に入れておいたはずだったんだけど無くなって」

「引き出しの奥に閉まっておいたのにいつの間にか無くなってた」

「あたしたちはもう変身できないってことだよ…大人になったからなのか別の理由なのか」

「プリキュアメタモルフォーゼ!」

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変身アイテムであるキュアモが知らない間に消滅してしまった。原因は不明だが、大人になったからなのだろうか?それとも心に変化があったせいか?のぞみはみんなの前で変身台詞を叫んだ!

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「すみません!いきなりどうしたの?酔ってるの?」

「のぞみさん?お久しぶりです」

「もしかして?うらら?」

「こまち?」

「かれん?」

「嘘なんで?」

「さっきのフレーズあれを聞いて素通りはできないでしょ」

「言葉が出ないわ」

「話したいことがいっぱいありすぎて」

「よーしみんなで飲むぞ!けって~い♪」

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慌てて止めるりんだが、うらら、こまち、かれんが声をかけてきた。偶然にも付近にいたとは驚きΣ(゚Д゚)いやこれは必然なのだろうか?あのBGM懐かしい。のぞみの決定も本当に久しぶりです(/・ω・)/

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Timeでは、くるみが寄って健太に愚痴を言っていた。絶対仕事できるミルクは、上司が相手でもバンバン指摘するに違いない。口調が強いため健太もタジタジ。そこにのぞみ達が合流する。

ミルクってパルミエ王国に戻らず、こっちの世界で生活してたのか。ココとナッツのお世話はどうしたんだろうか?

SSでは健太、優子は咲と舞の同級生だが、のぞみ達とは学校が違うため関りを持っていない。のぞみはミルクと言いそうなった。

「どうして仕事の改善点を教えてあげたのに嫌そうな顔をするのかしら?うちの上司は頭が固いんだから!店長そう思わない?」

「会社って色々大変そうですね…」

「いらっしゃいませ」

「こんばんは人数が多いんですけど…ミル…くるみ!」

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「みなさんお知り合いなんですか?」

「私達、元プリ…プリティだった若い頃の知り合いで」

「こんなふうに全員がばったり会うなんて」

「卒業してからほとんど会ってなかったのに」

「偶然じゃないわ…あまりにも出来すぎている…出会いは偶然じゃなくて必然、意味があるものよ…何か私が集まらないことが起こってるのかも?」

マダオの背後から怪物が現れ、驚いて気絶する。町では次々と謎の怪物が出現していた。変身アイテムがない状態ではプリキュアになることができない。新たな敵の出現にどうやって立ち向かうのか?

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この敵の正体は不明だが、人間の負の感情を元に生成されているのかもしれない。人間の心が生み出した存在。ココとナッツが、パルミエ王国から人間界にやってきてアドバイスしてくれるのだろうか?のぞみたちは再び変身することができるのだろうか?

それとも自分たちの力だけで、困難を乗り越えて行くのだろうか?

次回「ケツイノスガタ」

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