キボウノチカラ~オトナプリキュア6話感想「ホノウノユラギ」

オトナプリキュア6話

キボウノチカラ~オトナプリキュア6話感想「ホノウノユラギ」の感想です。シャドウ出現の緊急事態に、パルミエ王国からナッツ駆けつけた。こまち、くるみ、ナッツはシャドウと交戦する中で、分断されたのぞみに、敵のベルが接触する。ココが会いに来てくれないという寂しい気持ちに付け込まれてしまう。変身しようとするとキュアモが消滅して変身不可能に追い詰められる。

絶対絶命の状況で、ココが駆けつけ、のぞみを抱きしめる。ベラは精神攻撃で二人の弱さに付け込むが、お互いに信じていた気持ちを伝え会い、のぞみはキュアドリームに変身した。合体したシャドウを浄化し、変身解除すると、のぞみは泣き出しココに抱きつく。その様子を3人が見ていた。

ホノウノユラギ

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りんは仕事が思うように進んでいなかった。社内でデザインコンペが通過せず、営業部の方に回されそうな流れだった。成果が出せない人間を、その部に置いておくわけにはいなかいし、明るい性格の持ち主であるから、営業の方が成果がでるのではないかと上司は考えていた。それでもりんはデザイン部にいたいと願う。

「これじゃ明日のコンペは難しいかな?」

「どこがダメなんですか?」

「まとまりすぎているというか…夏木さん元気で明るいし、営業結構向いているんじゃないかな?」

「デザインがしたくてここに入ったんです!デザイン部にいたいんです…」

「ずっと社内コンペ通ってないでしょ?」

「明日のコンペ頑張ります…もう一度デザイン見直してみます…」

チームプリキュア集合と召集がかかり、Timeに駆けつけると全員が揃っていた。ココとナッツに再会し、ベルという黒い天使が出現し、シャドウを生み出していることを報告する。現状でプリキュアに変身できるのは、のぞみ、かれん、くるみの3人だけ。

「のぞみたちがプリキュアになったのとこうして花が咲いた…タイムフラワーがな…」

「プリキュアと関係があるの?」

「タイムフラワーは不吉ないわくのある花だということ…パルミエ王国の伝説にはそうある…」

「プリキュアになってもなんともないし、プリキュアになる前より元気!」

「私、ベルもシャドウも止めてみせるよ!みんなが苦しんでいるのに放っておけないでしょ」

「のぞみらしいね…」

「これから夜勤だから行かないと…」

「私も仕事があって…ごめんね…」

のぞみはみんなを苦しめるシャドウとベルを止めてみせると頑張ろうとする。中学生の頃から何も変わらず真っすぐな気持ちを忘れてはいなかった。かれんは夜勤で、りんも仕事があると席を外す。

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かれんは医者でこれから夜勤の勤務になり、りんはリング~炎の指輪~デザインを仕上げようとするが、サッカーの試合に出られないかとメールが送られてきた。本当は行きたいのだがスケジュールが合わなかった。

「仕事大変そうね…」

「明日社内コンペがあって」

「明日までこれから?」

「大事なコンペだから絶対に取らないと…かれんさんこそ、これから病院って忙しですね日勤だったり夜勤だったり、大変じゃないですか?」

「日によって生活のリズムが変わるから、眠れない日もあったりするかな」

「アロマが良いですよ、リラックスできてよく眠れます」

「私はここで、じゃ頑張って!」

モヤモヤしてしまい手に着かなくなってきたので、気分転換に母に電話をする。フラワーショップ夏木では母が遅くまで仕事をしていて、妹と弟は就活が忙しかった。本当は悩みを聞いても欲しかったのだろうけど、少し話をして終わった。

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目を覚ますと8:55寝坊してしまったりんは、タクシーに乗り最短ルートで向かってもらった。コンペの説明を確認していると、停止したタクシーの窓から、道を歩く犬型のシャドウを目撃した。路地にそのまま入っていた。

「シャドウ?気のせいだよ…犬みたいなシャドウなんて…」

先輩から連絡があり、遅刻してしまっているのにシャドウに遭遇、みんなに知らせるべきか?大事なコンペがあるのに、どうしたらいいか?悩んだ末、りんが選んだ道は仕事だった。

無事コンペに参加することができたが、見て見ぬふりという言葉を言った瞬間、自分がやってしまったことを重ねて心を乱した。結局上手くいかずデザインが評価されなかった。デザインがしたくて仕事をしているのに、デザインが上手くいかないとなると、自分の全てを否定されているようなものである。

「弱い立場のジュエリー生産者に、利益がいきずらい仕組みがあります。見て見ぬふりは…!」

「フェアリートレードで、みんながハッピーがコンセプトです…情熱のリングがみんなの想いを繋げます」

「すみませんうまくプレゼンできなくて…」

「みんながハッピーっていうのは分かるけど、デザインが伴っていないというか…空回りしているわね!」

りんは帰りにシャドウを目撃した路地に行き、のぞみに連絡しようとしたが、できなかった。のぞみならすぐにでも行動して被害を防ごうとするが、りんは見なかったことにして仕事を優先させ、結局うまくいかなかった。どちらかを選ばないといけない時はあるが、その選択肢を選ばなかったことを後悔していた。

中学生の自分だったらどうしていたか?シャドウを倒すために行動したのではないだろうか?

ココ&ナッツ&くるみは、シャドウの目撃情報があった場所の捜索を行っていた。新型のシャドウが目撃されていて、捜索範囲を拡大しようとしていたら、くるみがお説教モードになり、ココはのぞみをどう思っているのか?放置しすぎていると、これまでの行動を指摘する。

「ネットの噂では多数の目撃情報があります、4本足で歩くとか」

「新しいタイプ…シャドウが力を増しているということか」

「もう少し範囲を広げてみよう」

「シャドウは私に任せてください!ココ様はのぞみの元へ行ってください!」

「今はそんな場合じゃ」

「泣いてたんですよ!久しぶりにココ様に会えて、お世話役の私が言うのも、差し出がましいですが、もう少しのぞみのことを考えてあげてください」

「考えているよ…のぞみのことはずっと…こっちの世界に何度か来ていたんだ…のぞみのことが気になって…」

「のぞみは会っていないって…」

「会ってはいない…教師になる夢に向かう彼女を見守っていた…夢を叶えて本当に嬉しかった」

「でも夢が叶ったと同時に僕らが一緒にいる未来は無くなった…僕はパルミエ王国の国王、こちらで教師の道を慢心するのぞみと一緒にいることはできない」

「だからって放っておくんですか?」

「落ち着けくるみ…今はこの町を守るのが先決だ」

「のぞみたちの町を守らなければ」

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ココは見つからないように、教師になろうとしているのぞみをずっと見守っていた。人間界にやってきて、頑張っている姿をずっと見ていた。のぞみが夢を叶えたことで目的が達成し、ココは国王であるため、一緒に行動することはできないと判断した。

きっとココはのぞみのことが好きだが、国王である立場と、お互いに好きになってしまっては、教師として頑張るのぞみの道を妨害してしまうかもしれないと思ったのかもしれない。

それでものぞみはココに会いたいと思っている。ずっと側にいて欲しいと思っているはず、住む世界が違くても、国王であっても、少しでも会ってくれたら、元気になれるはず。

社会に出たら毎日恋人と会えるかというと、社内恋愛でなければ難しいし、同棲していなければ、一緒に過ごす時間は、なかなか作れないかもしれない。職種や休日などスケジュール組むのは難しい。

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りんはかれんの自宅を訪れた。かれんはどうしてりんがやってきたのか気になっていたが、ダークナイトライトの動画を調べていた。大きな犬が出現した場所は、りんがシャドウを目撃した場所と一緒だった。

「どうしたの?」

「この前のアロマです…お休みなのにごめんなさい」

「動画調べてたの…ダークナイトライトはシャドウについて詳しすぎる」

「実は私…」

「パンパカパンってもしかして?」

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りんはシャドウを目撃したと相談しようとしたら、パンの紹介に切り替わり、咲の実家パンパカパンのチョココロネが気になると紹介していた。二人はパンパカパンに向かった。

紹介された影響で長い行列ができていた。ダークライトナイトの二人がこの場所にやってきたことから、もしかして二人がいる可能性があると接触を試みるのだが、会えなかった。

「ダークナイトライトの動画で紹介されたみたいでさ…もうずっと行列なんだよ」

「お店を紹介するってことは、ここにもダークライトナイトが来てるかもしれないでしょ?」

「来るのはこの町の人がほとんどだし、そんな人…私行かないと」

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二人は山の方へ向かうとそこには大空の樹があった、自然を壊して建設しようと計画する企業が下見に来ていたのだ。その人間達がシャドウに憑依されてしまう。かれんは、りんの様子が変であることに気が付き、仕事が上手くいかなかったことを的中させた。それだけではなく、他にも何か原因があると全て見抜いた。流石お医者さんだ。

「最近ゆっくり自然を味わってなかったから」

「で?どうして家に来たの?駄目だったのコンペ?」

「はい…」

「様子が変だと思ったから、でもそれだけ?」

「あたしシャドウを見たかもしれない…昨日会社に行く途中…見たけどあたし何もできなかった」

「見たことみんなに言わなかったのね…のぞみには言ったの?」

「コンペを大事でそっちを取ったって、言えるわけないですよ…あたしプリキュアにはなれないと思います」

「らしくないわね…なんでも全部やるっているのが、あなたの心情でしょ?」

「そう簡単にはいかないですよ…子供のことはなんでもやるって思ってたし、できてたのかもしれないけど、大人ってそんな甘くないんですよね?あたしの手にはあまるんです…」

「だったら頼れば?シャドウのこと私には話せると思って家に来たんでしょ?」

「それでいい、遠慮せずに人に頼れば…昔のりんなら、こうして私に頼ることもなかったし…こんな話もできなかった…大人も悪くないんじゃない?」

「そうかも」

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シャドウを無視して仕事を選んだと、のぞみに相談することもできず、かれんなら相談できるかもと水無月家に向かった。自分がしてしまった後悔を誰かに話したいと思ったのだ。自信喪失してしまったりんは、中学生の頃ならなんでも挑戦してクリアしてきた。しかし、大人になると全然思った通りにならず、満足していなかった。昔のりんなら、かれんに相談することはないと、大人になったことで少し考えが変わったと。これはこれでよかったのではないかと問いかける。

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犬型のシャドウに包囲され、かれんがキュアアクアに変身する。シャドウが合体し巨大な猛犬に化ける。アクアはキックを命中させるが反動を利用して吹き飛ばされてしまった。木に直撃し気絶してしまう。

「アクア…かれんさんが頼れるのは…あたししかいない!」

「プリキュアメタモルフォーゼ!情熱の赤い炎キュアルージュ」

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この状況を救えるのは自分しかいないと、りんは自身を取り戻した。そして蝶が出現しキュアモへ姿を変える。りんは大人から中学生の姿になりプリキュアに変身する。大人→子供の姿に変身するのは今回初めて描かれている。キュアルージュは側面からキックを命中させ、着地して飛び上がり、再度キックを直撃されダウンさせる。

「ルージュ!一気に決めるわよ!プリキュアサファイアアロー!」

「Yes!プリキュアファイヤーストライク!」

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ベラは力を送り込みシャドウの力増幅させケルベロス化させるが、二人の同時必殺技で浄化することに成功する。炎と水の攻撃、過去作品で一緒に戦ったことを思い出させてくれる。

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かれんは咲に大空の樹のことを聞いていた。りんの心の迷いを取り除いてくれたのはかれんであるが、この樹も何かしら影響があったのかもしれない。りんはLINEでプリキュアになったことを報告すると、みんな喜んでいた。

「なれたじゃない」

「はい」

「あの木、大空の樹っていうのね?」

「何百年も町のみんなを見守ってる樹なんだよ」

「大空の樹が、りんを素直にさせたのかもね…」

「何か私もプリキュアに変身しちゃいました!」

「ココ様ナッツ様りんがやりました!」

「りんちゃんがプリキュアならめちゃくちゃ心強いよ!やったー!」

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一方、うららはミュージカル「エンジェル」の主役を演じるのだが、滝川に注意されていた。これはこれで苦しい。りんは仕事の成果が出せず悩んでいたが、うららもあまり環境ではないようだ。

「本番まで何日か分かってる?」

「すみません…申し訳ありません…」

ドキドキプリキュア15話「大いそがし!真琴のアイドルな日々」で、まこぴーが注意されていたが、女優ね…これもきっとうららのことを思っているのだろうけど。シロップが登場するので、きっと励ましてくれるだろう。

次回「ウレイノカジツ」

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