CLANNAD AFTER STORY1話「夏の終わりのサヨナラ」の感想です。古河家に住ませてもらっている岡崎は公園でぼーっとして昔の夢を思い出していた。「このホームランを早苗お前に捧げるぜ!」秋生は野球をしてフルスイングでボールを打つと窓ガラスを割ってしまう。
季節は夏、古河家の朝食時に秋生が野球の試合をすることになっていた。隣街の商店街チームと戦うため人数を集めいないといけない。元甲子園球児を導入したため連戦連敗が続いて何とか勝利しないといけない。学園祭の時に演劇部のチームワークを見て秋生の心に火を灯した。
「おい野球やるぞ!」
「やれば?」
「やればじゃねー?今度の日曜また試合があるからお前が人数集めろって言ってんだよ」
夏の終わりのサヨナラ
高校2学期が始まったのだがそろそろ進路を決めないといけない、でも岡崎はまだ決まっていなかった。みんなに声をかけて杏、ことみ、春原が選手として参加することになった。渚と椋は応援で智代を引き込もうとする。
「この春原陽平をスカウトするとは、渚ちゃんの親父さん結構見る目あるじゃん」
「お前の天才的な運動神経を見込んだらしい」
「才能ってのは隠してでも吹きこぼれてしまうものなんだね」
「相変わらず扱いやすくて助かるぜ」
「こんなところに呼び出して何の用だ?」
「春原がお前にエッチなことをしたいそうだ智代の運動神経は今さら測るまでじゃなかったか」
「僕は測定器ですか?」
岡崎の言葉に反応した智代は春原に蹴りを浴びせ壁にめり込ませる。智代は美佐江さんも参加させよと寮に向かって歩いていると、芳野祐介が電柱に上り作業をしていた。芳野コールすると怒られてしまい、説得を試みるあっさり了承してくれた。岡崎の嘘だとも知らずに同情に弱いらしい。
「無理だ日曜は仕事がある。悪く思わないでくれ」
「待ってくれ春原はさ…あんたに憧れてるんだよ。実家は東北だし卒業したら二度とこの街に来ることもないだろう。だからこの街の思い出にさ、憧れの芳野さんと最後の思い出を作りたいとそう思ってるんだ」
春原が誘うと一瞬で断られてしまい、今度は智代が美佐江のことを目標にしていてライバルでもありたい、スポーツを通して学ぶことが多い説得をするのだった。最後のメンバーは春原の妹の芽衣に決まった。
野球試合
メンバーが揃い美佐江と芳野は高校の同級生で伊吹が教師をしていた。芳野と伊吹は夫婦である。チーム名は古河ベイカーズ秋生の高速球を受け止めるのは春原だが、かなり痛いらしいが三者凡退。1番バッターが春原なのだがバントでアウトになるが、杏、美佐江が元甲子園球児からヒットを連発する、秋生は勝負されずフォアボールで満塁の状況。智代が岡崎に教えてもらい満塁ホームランで4点を稼ぐ。秋生にバッターの手から滑ったバットが命中し負傷してしまう。そこでピッチャーが交代する。
「負けられねえんだよ!この街の威信に懸けても、ピッチャー交代、古河渚」
中途半端に運動神経の良い人が投げるより山並みボールしか打てない方がいいと判断した。三振は取れないが守備が強く智代のボールには衝撃波が追加されアウトにすることができた。ことみが計算しヒットを打ち1塁に出るが春原が失敗してダブルプレーになりチャンスを潰してしまう。
「1球目に内角低めにくる確率62%バットの長さ800㎜ボールの大きさ70㎜。私の両腕の長さと肩の可動範囲。それにボールの速さを計算すれば必ず打てるの」
「次は僕だ。汚名万来のチャンス」
「あんたバカ?ことみがヒット打ってるのに台無しにしちゃって」
「春原最低」
「カッコ悪い」
「まさしく汚名万雷だ」
続いて古河ベイカーズがノーアウト1塁3塁に追い込まれる。ライトに打たれてことみがキャッチするがタッチアップで1点取られてしまった。ここから逆転し杏と美佐江がヒットで1塁3塁のチャンスを作るが渚でアウトになる。智代はホームランではなく女の子らしいヒットを打とうとしてアウトになってしまう。その後ゲームは続き芽衣がヒットを打ち岡崎がバントで2塁に送る。そしてなんの活躍もできなかった芳野がツーストライクまで追い込まれて覚醒する。
「子供たちのためにも必ず打つ!これが俺からの贈り物だ!子供たちよこれが俺からできる唯一の贈り物だ。思い出という名の形のない贈り物だ。俺には金もない。形のある物なんて買い与えてやれない…それでも」
せっかくヒットを打ったのだが、1塁ベースから離れてベンチにいるみんなに台詞を言いながら迫りアウトになってしまう。そして7回表に逆転されてしまった。春原がキャッチャーフライを落とし逆転のランナーを出してしまい、怠慢プレーと暴投があったためだ。芽衣が芳野を応援しヒット打った瞬間の喜び方がめちゃくちゃかわいい。
美佐江がアウトになり渚がヒットで1塁に出るが智代のライナーが取られてしまう。ツーアウトまで追い込まれて再び芳野が本領を発揮する。もしろんヒットを打った後にタイムを取り、再び長い台詞を伝え芽衣が続きツーアウト満塁の状況で岡崎が打席に入る。
「今の俺は笑えているか?」
「嫌笑ってないですけど?」
「悪いな俺で無様な俺でこんな思い出で、しかし最後には笑うこれが俺からの贈り物だぁ!子供たちよおっとタイム。これが俺にできる贈り物だ。思い出という名の形のない贈り物。俺には金もない。形のある物なんて買い与えてやれない…それでも形はなくても思い出はいつまで経っても残り続ける。俺はそう信じている…」
「おい小僧!ツーアウト満塁だすきずはできねえ。後はお前に任せる」
「岡崎さんファイトですよ」
「渚にフォームを踏ませてあげなさい」
「岡崎君頑張ってください」
「岡崎ならきっと打てる」
「朋也君頑張って」
「この街に勝利を」
みんなに応援されながら岡崎はヒットを打ち勝利を収めた。古河家に全員が集合し祝杯を挙げた。岡崎は父親と喧嘩してから腕が肩から上に上がらないのだが渚を笑顔にするためにヒットを打つことができた。春原は渚の母である早苗をお姉さんだと勘違いしていた。
次回「いつわりの愛をさがして」
万雷→×
万来→◯
修正しました。