勇者指令ダグオン30話「地球氷河期5分前」の感想です。炎はファイヤージャンボの中で昼寝をしていると、海からの連絡があった。外に出ると日本でオーロラを観測した。世界各地で異常気象が発生した。ライアンの故郷である剣星が滅ぼされた状況と同じだった。ライアンは決着をつけるためにアーク星人を捜索を開始する。
「炎!外に出て空を見ろ!」
「あの日と同じだ…あの日の朝もオーロラが広がっていた」
「あの日って?」
「俺の故郷がアーク星人に滅ぼされた日だ」
「間違いない!これはアーク星人の仕業だ」
「今度はこの地球を氷漬けにするつもりなのだ」
「僕も行くよ」
「お前は来るな!アーク星人は俺の敵だ…ここで待ってろ!」
地球氷河期5分前
オーロラの磁気嵐の影響で、都市機能は麻痺して大混乱が発生していた。そして、雪が降り出してきた。急激な気温の低下でアーク星人が行動していると知った海は、全員を呼び出して出動する。
自爆しようと考えていたライアンを必死に説得するガンキッド。この二人の絆もダグオンの見どころである。
アーク城は発光して、ライアンとガンキッドを凍結させてしまう。周辺の都市も超低温で一瞬で氷漬けになった。アーク城が惑星凍結装置であるため、30分後には地球は凍結されて滅ぼされてしまう。
「現れたなアーク星人」
「地球はもうおしまいだ…今のうちに宇宙に逃げ出すことだ」
「今こそ貴様を地獄へ送る!剣星人20億の民、そして地球人類を救うために」
「そこまで地球人を気に入ったのか?あの孤独なライアンが…」
「俺の体には反物質反応路がある…貴様を道付けにして俺は自爆する」
「愚かな…」
「止めてライアン!僕も一緒にアーク星人を倒す!死んじゃ嫌だよ」
「さらばだ剣星人!ガンドロイドを道付けにあの世へ行け!」
ダグオンが駆けつけると二人は凍結されて行動不能になっていた。装置を破壊するために全員合体して一斉攻撃を仕掛けるが、装甲が固くダメージを与えることができない。更に触手と電撃で行動不能になってしまう。
上昇した城を追うため、フアイヤーダグオンからダグファイヤーが分離して、単独で乗り込むのだが、すぐに城から追い出されてしまう。
「よくここまで来たなダグファイヤー」
「装置を止めろ」
「私は宇宙皇帝だ、全ての星を支配する権利があるのだ…下等な生き物しかいない星を滅ぼす権利もな」
「貴様」
「君達との戦いは実に楽しかった感謝しているよ」
ガンキッドは体内電池を放電してライアンを復活させた。海の提案で、エネルギーが無くなったガンキッドに、ダグビーグルのエネルギーを全て使い、無限砲で勝負をかける道を選んだ。
ファイヤーダグオンに合体して、装置に接近し無限砲を発射する。爆発の威力で吹き飛ばされてしまい、炎は気絶する。目を覚ますと、そこには装置が残っていた。地球が滅ぶまで残り5分である。ライアンは地球を守るため自爆する選択をするが、炎はファイヤージャンボを特攻させて破壊することにした。
「俺が行く!反物質反応路を開放する!」
「いや行くのは俺だ!その爆弾はアーク星人を倒すために取っておけ!」
「何をする気だ?」
「頼むぞファイヤージャンボ」
炎はギリギリで脱出し、ファイヤージャンボは装置に激突し爆散する。装置は落下して海に沈んでいった。ファイヤージャンボと共に。人類最大の危機は救われたが、炎は愛機を失い、何も語らずその場を去った。
無限砲で破壊することができなかったのに、ファイヤージャンボの特攻で破壊できるのは何故だ?物理攻撃が有効だったのか?炎はとっさの判断で特攻を選んだが、どんな気持ちで操縦したのだろうか?とても悲しい選択をした。
次回「剛力!パワーダグオン」
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