ハヤテは執事を復帰するために試練を受ける。アレキサンマルコ教会でシスターからの助言を聞いて、地下迷宮の最下層にある執事メダルを入手するため、4人のパーティーを編成し執事クエストを開始する。勇者はハヤテ、ナギ、ワタル、雪路なのだがかなり欠点だらけで頼りないメンバーだった。
そして伝説にならない
ハヤテから相談を受けたヒナギクは、マラソン大会でのことを怒っていたため冷たくしてしまった。それでも気になってやってきたのだが、この場所は伊澄が除霊を依頼されていた。
ナギは暗い所が苦手なのだが霊が現れ、トラップの矢でハヤテが負傷してしまった。どうやら毒が仕込んでいたらしくタヌキの置物をナギだと思い込んでしまい、毒を浄化するためのセルセタの花を探すのだった。神父が登場しアドバイスするのだが、この男が仕掛けたトラップだった。
「私もかつてその毒にやられてね。助けてくれる仲間もおらず、困り果てたものだよ」
「その時はどうやって毒を?」
「だから私は死んだ!それ以来ここには悪霊が出るようになってね」
周囲には悪霊が集結し神父が趣味で購入したガードロボットが奥で待ち構えていた。ピンチを救いに来たのがヒナギクと伊澄だった。一撃でロボットを倒し悪霊を浄化する。ヒナギクは伊澄より木刀・正宗を預けられていた。伊澄はハヤテの毒を浄化するのだがナギには不思議な力のことを秘密にしてほしいとのこと。
「通りすがりの正義の味方。二人とも怪我はない?」
「ヒナギクお前どうしてここに?」
伊澄はハヤテに最初に出会った時にヒーローになってくれるかもと思っていたのだが、どうやらナギのヒーローになったようなので、これは伊澄はハヤテのことが好きということなのだろう。ワタルは花を発見したのだが枯れていた。ナギはリタイアしてハヤテを病院に連れて行こうと考える。
「リタイアしてハヤテを病院に連れて行く」
「リタイアしたらあいつ。もうお前の執事に復帰は」
「ハヤテが無事ならそれでいい」
「それでは僕が困ってしまいます。お嬢様以外に帰る場所がないですから。あ!ヒナギクさんどうしてここに?僕のこと心配で助けに来てくれたとか?」
「勘違いしないでくれる?私は通りかかっただけよ?私が綾崎君の心配なんてするわけないでしょ?」
ハヤテはヒナギクに話を振るのだが素直じゃない彼女は強がる。そこへシスターフォルテシアが現れるのだが、神父は偽物だと知っていた。何故なら本物は60歳を超えた婆さんだからだ。ガードロボットが複数出現しシスターの目的が判明する。
「私の目的は三千院家への復讐だぁ!」
「これも執事とらのあなの試練なのですか?」
「執事とらのあななんて当の昔になくなっていますよ」
「何故?」
「何故ってそりゃ…執事ってあんまりいないのにやっていけるか!」
大型のガードロボットが起動するのだが、ヒナギクはコンセントを抜いて電源を落とした。復讐する理由はシスターの出身がミコノス島で父がマフィアで仕事の依頼があり、三千院ナギを暗殺しようとしていたのだが、ハヤテによって倒されてしまった。(第一期最終回参照)父はマフィアはよくないと日本で板前修業を始めるのだがフグの毒に当たってしまった。
「父に誓った三千院家に復讐すると!父の仇!あなたは?」
「桂ヒナギク。白皇学院生徒会長よ」
「学生風情が」
「加勢してやろうか?」
「お姉ちゃん?馬鹿にしないでよ…お姉ちゃんの助けなんて」
「お姉ちゃん?違うな我はこの迷宮に住む亡霊だ」
シスターはハヤテに攻撃を仕掛けるがヒナギクが庇い戦闘を開始するのだが雪路が現れた。だがその様子がいつもと違う。額にMと書かれた亡霊に憑依され圧倒的な力でシスターとヒナギクを攻撃する。主を救えなかった執事の無念の集合体は100万円で雪路の身体を借りて、ガードロボットを起動させる。
「お前たちの助けなど」
「あんた悪人には向いてないぜ!悪いことをして上手くいかないのは悪人の才能がないからだろ?」
「お前なんかに私の気持ちが」
「復讐なんかより面白いビデオを俺が貸してやるからさ」
ワタルはシスターを助けて説得し最高の笑顔。これはもしかするとシスター惚れた?ナギが捕まってしまいハヤテはお嬢様を守るためイメージした力を発動する。伊澄は雪路に憑依した霊を浄化して我に戻る。ロボットを破壊すると教会も爆発で吹き飛んでしまった。クエストは無効だったがナギを守ったことを評価されて執事として復帰することができた。
次回「君は僕に似ている」
コメントを残す