東京ミュウミュウにゅ~20話「キッシュと蒼の騎士」の感想です。いちごは青山を守るため、ミュウミュウに変身して自分の正体を明かしました。キッシュは蒼の騎士と交戦し重傷を負う。青山はいちごが泣いている夢を見るようになり悩まされていた。自分の意思とは関係なく、いつの間にか移動していたりしていた。
そして、青山と蒼の騎士の正体が明かされることになる。
キッシュと蒼の騎士
もえとみわの協力で、いちごは青山と一緒に下校することができた。青山はいちごを戦わせたくないと抱きしめるのだが、回復したキッシュが鴉のキメラアニマに乗っていちごをさらっていく。いつものキッシュと様子が違くて恐怖を感じる。
藍沢家では、誓治が大気浄化システムの運用を前倒しして、実行しようとしていた。前回の海洋汚染が、大気にも影響を及ぼした可能性があるかもしれないと、責任を感じていた。みんとはエイリアンが藍沢グループの環境関連事業が狙われていることを知っていて、何とか止めるようにお願いするが止められなかった。
試験運用は既に始まっていて、みんとは知らされていなかった。エイリアンの仕業であると伝えることができず困っていた。このままでは確実に大気浄化システムを利用されるに違いない。
「結局、私はまだ何の力にもされませんのね」
「こうなったのは僕の責任だから、自分で責任を取りたいんだ」
今作では、藍沢家が環境関連事業を立ち上げて、みんとが環境に興味を持っていることが多く描かれている。
パイが作戦を開始して、大気浄化システムの制御を奪う。空が暗雲に包まれ雷が発生する。同時にタルトが、大量のキメラアニマを率いてカフェミュウミュウを襲撃する。戦力は、レタス、プリン、ザクロの3人と、白金と赤坂が援護に回る。フルメンバーではない状態で、どれだけ持ちこたえることができるのだろうか?
蜘蛛のキメラアニマの粘着で、いちごは体の自由を奪われる。みんとは、カフェミュウミュウへ向かおうとするのだが、誓治の指示を受けたメイドや執事に止められてしまう。危険だから外出禁止なのはお嬢様あるあるです。
「そろそろメインディッシュをいただこうかな…あの方の復活を祝う…もうすぐ復活するんだ」
「地球が僕らの物になっても君だけは助けてあげる。好きだよいちご♡」
「私が好きなのは青山君だけだから」
「なんでいつも僕の思い通りにならないんだ!僕の物になれよアイツのことなんか忘れちまえ!」
「なんでアイツじゃなきゃダメなんだよ…こんなにいちごのことが好きなのに…」
「どうすれば僕と一緒にいてくれる?僕のこと好きになってくれの?」
キッシュはいちごのことが本当に大好きなのだが、いちごは青山のことだけを想っていた。キッシュは自分を選んでくれなかった悲しみと怒りで、いちごの首を絞める。そこに青山が登場し青い閃光に包まれ攻撃する。キメラアニマを撃退し、いちごは自由を取り戻す。
「いちごを放せ」
「嫌だと言ったら?」
「放せと言っている」
「青山君が蒼の騎士!」
「僕は?この姿はいったい…」
青山は蒼の騎士に変身してキッシュと交戦する。青山の意思がある状態で、自分が変身していることに驚いていた。白昼夢で記憶があいまいで、ずっといちごのことを守りたいと願っていた。その思いで、青山は変身していちごを守っていた。
「いつだって青山君はあたしのこと守ってくれたんだ」
「お前の存在自体が、いちごを傷つけることになるんだよ」
「お前は私が守る」
蒼の騎士の口調が変わり、青山ではなく蒼の騎士となってイチゴを守っていた。ボロボロになったマシャがやってきて、カフェが攻撃を受けていることを知る。通信途絶で、危機的状況と察しカフェへ向かう。
イチゴが到着し、全員で必殺技を発動させ、キメラアニマを全滅させるのだが、タルトは時間稼ぎの役目を終え退却する。
赤坂の調査で、東京がドームのように外から遮断されていて、中から外に出ることも、外から中に入ることもできなかった。触れたら感電。ドーム内の気温が上昇し、24時間で50度以上に達する。このままでは東京は壊滅する。
「僕がいちごを傷つけるとはどういう意味だ?」
「すぐに分かるよ」
「終わりだ」
「はははははははははは」
「何故笑う?」
「参りました流石です…今までの数々のご無礼お許しください」
「我ら、この日をどれだけ待ち望んでいたことか」
「これで我々は救われます」
「何を言っている?」
「お迎えにあがりました蒼の騎士」
キッシュは再び蒼の騎士に敗北するのだが、笑い出し、パイとタルトが登場し、蒼の騎士の前に跪く。パイが言っていたあのお方の目覚めとは、蒼の騎士のことでエイリアンを従えるボスだった。
次回「深き蒼」
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