東京ミュウミュウにゅ~22話「バラバラの心涙の夜」の感想です。青山と蒼の騎士は仮の姿であることを知ったキッシュは作戦を実行する。イチゴを守れなかった蒼の騎士の自我が崩壊し、救世主ディープブルーが覚醒した。空間から要塞が出現し、人類滅亡までのカウントダウンが始まった。
元々エイリアン達は地球に住んでいた祖先であり、天平地異の影響で住めなくなったため、惑星への移住をしたのだが、過酷な環境の中で何世代にも生き延びてきた。地球に戻って来たら人間が好き勝手に地球を汚していて、自分達の地球を取り戻すために行動をしていたのです。
レタスが共鳴し過去で出会ったマドレーヌやシフォンは、キッシュ達と同種族であり、エイリアン達の言葉は本当であることを知る。
バラバラの心涙の夜
白金は現場へ向かい、赤坂はみんな無事を祈りカフェで待機する。ディープブルーはいちごのことを知らず、人類を滅亡させようと作戦を開始する。要塞から攻撃が地球のコアへ到着した時、祖先がいたころの大陸が復活し、現在の大陸は崩壊することになる。タイムリミットは24時間で、急激な地殻変動が起こる。
「圭一郎ここは頼む」
「止めても無駄なんでしょうね…私はここにいますから、帰ってきたらみなさんにとっておきの紅茶をいれてあげなくては」
「青山君何かの間違いだよね?」
「いちごさんのことが分からないのですか?」
「蒼の騎士はいちごを守るためにいるんじゃないですの?」
「真の東京ゴンドアナルネッサンスは今始まるのだ」
イチゴはショックで戦意喪失、ザクロがみんなをまとめエイリアンと戦う選択をする。必殺技の一斉攻撃を行うと、イチゴがディープブルーを庇い、みんなを攻撃する。予想してない展開にキッシュとパイは驚く。
「止める…」
「でも青山さんが」
「他に手はありませんわ」
「戦うしかない…」
「戦う?みんな何言ってるの?戦うって誰と?…」
「青山君を傷つけないでぇぇぇ!うぁぁぁぁぁ!」
「あたし…いやぁぁぁぁぁぁぁ」
大切な人を傷つけようとした仲間を攻撃するという残酷な選択を選んだイチゴは、自分がやってしまったことを後悔し悲鳴をあげる。体が震えて放心状態のイチゴにディープブルーは剣を向けるとキッシュが庇う。パイとタルトがキッシュを止め、攻撃が直撃する瞬間、駆けつけた白金がアルトになりイチゴを庇いダメージを受けてしまう。
「邪魔だ」
「お待ちくださいディープブルー様!イチゴのことはこのキッシュにお任せを」
「ディープブルー様に立てつくなど正気か?」
「我に逆らうものは全て消去する」
要塞からの攻撃で地震が発生しビルが崩壊し、マグマが地上に噴き出る。東京は壊滅して全員ボロボロの状態になってしまった。白金はいちごを背負いカフェに戻ろうとする。スマホを落としてしまいみんなに貰ったカバーを見て、いちごは泣き出す。怪我を負いながらも必死にいちごを守る白金の姿が切ない。いろんな責任を全て背負わせることになってしまい、申し訳ない気持ちがあった。
「みんなに酷いことしちゃった…・青山君…」
「こんな目に遭わせるつもりじゃ…全部背負わるつもりで押したんだろ俺は!」
「我が名はディープブルー…貴様ら人類はこの星を汚し、限りなき資源を己がものとし、数多の種を根絶やしにしてきた。その罪深し歴史ももうすぐ終わる。太古の大陸が悠久の時を超えて蘇る。全てがあるべき正しい姿へと戻るのだ…」
キッシュの行動は、ディープブルーを目覚めさせた功績で不問とされ、人類へ向けてディープブルーがメッセージを放送する。
カフェに戻ってきたら崩壊していたが、圭一郎がお茶の用意をして待っていた。全員無事に帰還することができたのだが、放心状態のいちごにみんとは声をかけ手を引く。攻撃してしまったことを後悔し、手を振り払い背を向ける。
「いちご?どうしたんですの?らしくないですわよ?みんなのところへお行きなさいな」
「私達を傷つけたこと後悔してるんですの?大好きな人が突然あんな風になったら、誰だって平気ではいられない…同じことをしたかも」
「だからね…いちご…あ!」
いちごの顔を見ると絶望している表情を浮かべていた。みんとは涙を流し、いちごをビンタする。いつも元気で助けてくれたいちごを、みんとはどんな気持ちで叩いたのだろうか?立ち直ってほしい、元気でいてほしい。みんとだからこそ言える言葉だった。
「いい加減にしなさい!いちご!辛いからっていつまでも甘えている場合じゃないのが分からないんですの?私達が何とかしないと、みんな死んでしまうんですのよ?」
「みんなごめん…ごめんなさい…」
「泣いていいんですよの」
「いちごのせいじゃない」
「みんなあなたと同じ気持ちですわ…私達の心は1つなのよ…」
「ありがとう」
いちごは涙を流してみんとに抱きつく。いちごを抱きしめるみんと。みんなが抱きしめ合い心を1つにまとめる。恋人が地球を滅ぼすエイリアンのボスで、戦わないといけない残酷な運命を背負うことになった。仲間の助けもあり短時間で、いつもの自分を取り戻すなんて、いちごはかなり精神面が強い。
本当は地球はエイリアンのものだったので、自分達がしていることは間違いなのかもしれないとれたすは考える。白金が倒れてしまい応急処置で対応する。
「μプロジェクトに巻き込んだのは俺だ…俺のせいだ…だが、お前達にしかできない。偶然なんかじゃない地球がお前達5人を選んだんだ!」
「戦ってくれ…頼む!」
「あたしはミュウミュウ…この地球を助けるのは…戦うよ!地球の未来をみんなを守りたいから」
「青山君なら分かってくれるよね?あなたが大好きな地球を守るために全力で戦う!それから青山君を取り戻す!」
「エイリアンにも事情や思いがあって、分かり合えるかもしれない」
「威勢のいいことさっきまではあんなんだったくせに、いちごのくせに生意気な」
みんとはいちごほほっぺを摘まむ。マシャが東京上空でミュウアクアを感知し最後の争奪戦をかけて出動する。全員の力を合わせベリーロッドで背中に羽を生成する。もうプリキュアのような展開になってきた。
「お前達が最後の希望だ!行け東京ミュウミュウ」
次回「想いよとどけ!最後の戦い!」
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